入塾に関するお話です

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教室長ブログ

今年から新たに基準を設けましたが、改めてご確認いただきたく少しだけお話させていただきます。



【高校生の新規入塾には以下の条件が伴います】

※入塾時期に関する条件

①刈谷高校や岡崎高校など、偏差値が70を超えている高校

・・・高校2年生の12月

②西尾高校や刈谷北高校・岡崎北高校など偏差値60~65の間の高校

・・・高校2年生の9月

③その他の高校(偏差値40~60)

・・・高校2年生の7月まで



時期に関する制限を設けているのは、幣ブログでも再三お伝えしておりますが『単純に大学受験に間に合わないから』です。


『大学受験に必要とされる学習時間は最低でも4,200時間以上』

①②③は主に偏差値で分けさせていただきましたが、どちらかというと『課題の質と量』の方に焦点があたっています。



例えばですが、東海高校や旭丘高校のように、『生徒の自主性に任せるから課題はほとんど出さない』という方針の高校であれば、また話は変わってきますので、飽くまでも上記の条件は目安となります。






※学習習慣や姿勢に関する条件


ここは漠然としておりますが、例えば学習習慣がほとんどない、また、学習に対する意欲がない中高生はお断りしております。



日頃の学習習慣がない中高生に学習習慣をつけてもらうのは相当骨が折れます。


それは本来、塾の領域ではありません。


学習塾は飽くまでも、第一志望の高校や大学に合格するためのカリキュラムを作成し、それに準ずる指導をする空間です。


厳しいお話ですが、『日々の学習習慣を身に付ける、自分の意志で、主体的に目標に向かって頑張る』、これは躾の範疇となりますので、ご家庭にて備えていただきたく存じます。



もちろん、当塾の方針として、『毎日学習しなければこなせない量の課題』は絶対に出します。



常日頃申し上げておりますが、まだ社会経験も積んでいない、受験そのものを体験したことがない中高生は、受験に対してどれくらいの学習量が必要になるのか、分かっていないことが多いからです。


だからこそ当塾は、『その日の指導だけではなく、次の指導までの時間』も重視しております。



そこが他塾と決定的に違うところです。



とはいえ、いくら課題が出ても、受験生のみなさんがその課題に真剣に向き合わないのであれば意味がありません。




そしてさらに厳しいことを申し上げますと、ひとりでもやる気のない塾生が教室にいると、他の中高生の士気に影響を及ぼしてしまいます。





当塾は日本一の塾だと自負しておりますし、塾生のみなさんも日本一だと思っています。


私は現時点での学力を問うているわけではありません。


『大きな目標のために、本気で頑張る姿勢を見せてほしい』、そう願っています。



私は仮に偏差値が50を下回っていても、『本気で東大に行きたいんです!』という受験生を馬鹿にはしません。



全力で応援します。


しかしそれが言葉だけで、蓋を開けたら怠惰な中高生だったら、やめてもらいます。



当塾には本当に色んな中高生が集まっています。


学校も、成績も、性格も、目指している学校も、住んでいる地域もすべて異なります。



共通しているのは『みんな自分の目標に向かって、一生懸命頑張っている』という点です。



そして当塾は『一切の私語厳禁』ですので、塾生同士がこの教室で会話を交わすことはありません。



しかしそれでも、うちの塾生たちは『この空間で一生懸命頑張る』という点で意識を共有しています。



『あの子が頑張っているから自分も頑張る!』、ありがたいことに塾生のみなさんがそういう空気を作り出してくれています。



私達はあるかどうかも分からない『ヤ〇気スイッチ』を押すことはできません。


1を10にすることはできるかもしれませんが、0を1にすることは相当に難しいと感じています。



ですので、『ヤル気を何とか出してほしい!』というご要望につきましては、おそらく他塾の方が応えてくれるのではないかと思います。



分かりやすい例が『読書』です。



私は読書はすべての学びの基本と考えており、すべての中高生に読書を勧めますが、後天的に本を読むようになる中高生はほとんどいません。



いや、ほとんどではありません。


私が見る限り『ゼロ』です。



もちろん、みなさん最初は本を読んでくれるんです。



しかし残念ながら、それが続くのは1ヵ月程度。



読書習慣のない中高生が、半年、1年と読書が続いた例を私は知りません。



当塾にいる定期的な読書習慣がある塾生は、小さい頃からすでに読書習慣が身についていた中高生、つまり、保護者様がきちんとした躾をして下さった結果、本を読むようになったのです。




話は少しそれますが、中学2年生の頃に、英語と数学のテストで2回ずつ0点を取ったことがある山口が、今それなりの学力を身に付けることができたのは、すべて読書によるものです。



『本を読み、文章を書く』


これがすべての学びの基本です。



今思うような結果が出ていない、そんな中高生こそ本を読んでください。


みなさんはきっと、目に見える学習と違って、『文字を読むことでいったいどんな効果が出るんだろう?』と思っているから読書習慣が身につかないのだと思います。



だけどね、そんなの君のスマホタイムを1時間削れば捻出できるはず。



それさえしたくない、というのであればそれはみなさんの自由なのですが、学力向上に伴う責任は一切負いかねます。




そして話を戻しますが、読書の習慣と学習習慣というのは非常に似ていて、後から身に付けるのは相当に難しいです。




誠に申し上げにくいのですが、当塾では、『勉強のヤル気を出してほしい』『学習習慣を身に付けてほしい』というご要望にはお応えできない可能性が高いです。



もちろん、うちはどこの塾よりもそこにこだわりますし、厳しくお声がけさせていただきますが、おそらくはお子さんにとっても辛いだけです。



『やりたくないものを無理やりやらされる』、勉強に限ったことではありませんが、これほど辛いことはないと思います。




私も何の興味もない『中国語や韓国語を勉強しなさい!』と言われても、三日と続かない自信があります。



私が英語を頑張れる理由は、ただ単に『英語という言語に興味があるから』、ただそれだけです。




常々申し上げておりますが、勉強は苦行ではありません。


学びたいから一生懸命向き合うものであり、やりたくないのであれば頑張る必要はありません。





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