大目標、中目標、小目標を立てること!

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教室長ブログ

先日、新人講師の貴哉先生の授業が聞こえてきました。


どうやら授業に入る前に、最終的な目標と、『今の時点で、自分の力でどこまで頑張れそうか?』を確認しているようでした。


さらに、各生徒のお家が、塾からどれくらい離れているのかを確認して、1週間の内、大体どれくらい自習に来られそうなのかまで確認してメモを取っているようでした。


さすが西尾高校学年320位から名古屋市立大学に合格した貴哉先生らしい、素晴らしい指導だと思います。


ただ勉強を教えるだけなら、まあ割と誰でもできるわけで、さらに言えば、週1回の授業などよりも、中高生のみなさんが過ごす『授業以外の日々』の方がはるかに重要です。




そりゃあ完全1対1なのですから、授業そのものが分かりやすいのは当たり前。


だけどたかだか週1回の授業で満足して、残りの6日間をサボってしまうようなら、みなさんの目標は達成できるどころか、成績はさらに下がってしまうかもしれません。





【大目標・中目標・小目標】

この際はっきりいってしまいますと、大目標と中目標はどうでもいいです。


受験においての大目標とは、もちろん『第一志望の大学に合格』。


しかしそんなの当たり前のことですし、ほとんどの受験生にとっては、数か月先のことなんでピンと来なかったりします。


したがって、もちろん大目標は設定するのですが、日々の生活の中ではほとんど意味を成しません。



中目標は、3ヵ月先、半年先の模試でA判定やB判定を出すこと、偏差値を10、15上げること、などでしょうか?


さらに言えば、


『7月までに英語と数学の目処をつける』

『夏休み期間中に、古文や漢文、選択社会や理科など、普段手が回らないものを終わらせる』

『9月・10月 共通テスト対策と並行しながら国公立二次対策にも手をつける(※ちなみに個人的には、これは遅すぎると考えています。)』


一般論で言えばこんなところでしょうが、おそらくこれもピンと来ない受験生が多いのではないでしょうか?



まあそんなの当たり前ですし、こんな漠然とした目標を立てても、みなさんの日々の学習には大して影響しません。








【だから小目標の方が大切】

先日のブログでも紹介しましたが、当塾の塾生で刈谷高校学年3位の塾生が『春休みの10日間で77時間勉強した』とお話しました。


これがまさに小目標です。


そして、第一志望に合格できない受験生のほとんどが、この小目標をおろそかにしています。



『今日一日くらい休んでもいいや』と勝手に目標を下方修正して、平気で自習に来ないんです。




はっきりと申し上げますが、今の時点で第一志望D判定、E判定ならば、『第一志望の合格通知を確認するその日まで、一日も欠かさず平日4時間、休日12時間の学習を続けなければならない』と心得てください。



一日でも休んだら、もう絶望的だと思った方がいい(※しつこいようですが、今D判定・E判定の高校3年生です)。



理由を説明します。



【高校3年に必要な学習時間は2200時間ほど









【だから小目標の方が大切】

先日のブログでも紹介しましたが、当塾の塾生で刈谷高校学年3位の塾生が『春休みの10日間で77時間勉強した』とお話しました。


これがまさに小目標です。


そして、第一志望に合格できない受験生のほとんどが、この小目標をおろそかにしています。



『今日一日くらい休んでもいいや』と勝手に目標を下方修正して、平気で自習に来ないんです。




はっきりと申し上げますが、今の時点で第一志望D判定、E判定ならば、『第一志望の合格通知を確認するその日まで、一日も欠かさず平日4時間、休日12時間の学習を続けなければならない』と心得てください。



一日でも休んだら、もう絶望的だと思った方がいい(※しつこいようですが、今D判定・E判定の高校3年生です)。



理由を説明します。








【高校3年に必要な学習時間は2200時間ほど】


(※なお、この数字は今の時点でA判定、B判定を出している受験生の話です)


ちなみに高校1年生と2年生は、年間1,000時間の学習が必要です。

結局のところ、今D判定、E判定ということは、1年生、2年生の頃の学習が足りなかったということです。



まあその話はさておき。



高校3年生は4月から1年間の間に、何とかして2,200時間の学習を担保しなければなりません。



そうなると2,200(時間)÷365(日)=約6時間


ということで『毎日6時間くらい勉強すればOK』ということになります。


ところがです。


当り前の話ですが、大学入学共通テストは『1月の半ば』。


ちなみに現時点では残り『275日』となっております。



4月の頭からと考えると、共通テストまで残された日数は『約290日ほど』です。



この290日のうち、平日と休日(※長期休み含む)の内訳は大体こんな感じです。


平日150日

休日140日



ここに、山口が普段からギャーギャー言っている『平日4時間 休日12時間(文系)』をあてはめると・・・。



150(平日)×4=600(時間)

140(休日)×12=1680(時間)


二つを足して2,280時間


これだけやれば、何とか2,200時間以上の学習が可能ということになります。




お分かりいただけたでしょうか?


仮にもしも、みなさんが平日と休日を5日ずつ休んだとすると、もうそれだけで2,200時間は切ってしまいます。



そして独断と偏見で申し訳ありませんが、一日サボれる人間は、3日でも10日でも平気でサボります。



サボってきたからこそ、今D判定、E判定なんです。


だから君たちは、今日この日から一日たりとも休んじゃいけない。



そもそも、『毎日30㎞走って、腕立て伏せと腹筋、スクワットを各1000回ずつやりなさい!』と言われているわけではない。



君たちが自分の意志で、『○○大学に行きたい!』と思っていて、そのための勉強を頑張りましょう!というだけの話。



自分はいかに当塾の塾生であっても、身の丈にあっていない目標ばかり立てて、実際には勉強を頑張らない人間は、第一志望に受かるわけがないと思っているし、非塾生であっても、本当に一生懸命頑張った受験生が合格するべきだと思っている。



うちはお月謝をかき集めたいわけではないので、やる気がない中高生からお金をいただこうなんてサラサラ思っていない。



そこで当塾の高校3年生諸君、改めて念を押すけど、『君たちは1日でも勉強をサボったら、第一志望はまず合格できない』と思ってほしい。


これは曲がりなりにもベテラン塾講師である自分が、過去の経験則と照らし合わせてそう言っている。



だから日々の小目標を大切にしてほしい。


もしも平日の学習時間が1時間ショートしたら、その日数をメモしておいて、週末に加算しなければならない。


その日々の小目標の積み上げが中目標、大目標へとつながっていく。


分不相応な『大目標』ばかり掲げていても、それは『10年後に火星に行きたいです!』と言っているようなもので、何の生産性もない。



君たちがまずやらなければならないのは、『何が何でも毎日勉強すること!』・・・って当たり前の話やん。


今それを頑張った受験生だけが、本当にハードな夏休みを乗り切る事ができる。


最後にもう一度、貴哉先生の合格体験談と、彼が日々つづっていたノートのごく一部を紹介しておくので、ぜひ参考にしてほしい。



西尾高校で学年320位ということは、偏差値は40前後だったということ。


そこから大学入学共通テストで800点を取り、第一志望の名古屋市立大学はもちろんのこと、関関同立を含む難関大すべてに合格した先輩の手記から、砂塵ほどでもよいので掬い取って君の糧にしてほしい。








『今日は気分が乗らないから自習には行かない』じゃないんだて。


君たちは気分で受験しないだろう?


気分が乗ろうが乗るまいが、仮にその日得られるものが何もなかったとしても、自習室に来て一生懸命机に向かうこと。





大学は君の『僕なりに(わたしなりに)頑張りました!』なんて一切見てはくれない。


合格最低点に1点でも足りなければ不合格。


そして自分の目標のためにすら頑張れないような学生に来てほしいなんてサラサラ思っていない。



難関大学が求めているのは、彼のように目標のために、自主的に主体的に頑張ることができる努力の人。



だってこれは君が始めた戦いだろ?


自分の目標のためにすら頑張れないのであれば、『お金さえ払ってくれたら誰でも合格させますよ!』的な大学に行きなさい。



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