刈谷高校学年14位おめでとう!(…とはいっても、彼にとっては不本意な結果なのかもしれませんが)

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教室長ブログ


山口の記憶が正しければ、ほぼ刈高で5位以内しか見たことがありませんでしたので、この結果は彼にとっては不本意なのでしょう。



ただ、当塾としては、『刈谷高校学年14位』ってとんでもない広告宣伝ですので、三顧の礼で頼み込んで、掲載の許可を頂戴いたしました。



不本意って言っても・・・『数学学年1位』『物理学年6位』ってものすごいんですけどね。



ただ彼の名誉のために言っておきますが、彼の英語は本当にヤバいです(語彙力少なめですみません)。




もうものすごいの一言。



理系であるにも関わらず、英語については常に刈高でもトップクラス。



刈高でトップクラスということは、全国でもトップクラスということですね。





今日は某難関大の過去問を解いて来てもらったのですが・・・。


(英作文問題)

『人間、損得勘定で動くとろくなことがない。あとで見返りがあるだろうと便宜を図っても、恩恵を受けた方はコロッと忘れているものだ。その一方で、善意で助けた相手がずっと感謝していて、こちらが本当に困ったときに恩を報いてくれることもある。「情けは人のためならず」というが、まさに人の世の心理を突いたことばである。』

↓↓↓(彼が書いた英作文はこちら)

(※ちなみにネイティブチェックも入れておりますが、最近では文法的に修正するところはあまりありません。ケアレスミスはありますが・・・)



どうしよう・・・また今回もすごい解答持ってきたやん・・・。




例えば第一問にはこんな英文和訳問題があります。


『The more ‘stuff’ we have to think about and focus on, the less time we are able to devote to each particular thing. People are quick to blame the internet for this reduced attention span, but while social media certainly plays its part, it is not entirely to blame.』

いわゆる『The 比較級構文』ですので、この大学にしては割と与し易い英文ではるのですが、それにしても彼が書いた和訳文がものすごい!


(彼の和訳文)

『私たちが考え、集中しなければならない「もの」が増えれば増えるほど、その分それぞれの特定の物事に費やすことができる時間は少なくなる。人々は即座に、この注意間隔が短くなっていることの原因がインターネットにあると考えてしまう。しかし、ソーシャルメディアはその一部を確実にになってはいるものの、完全に元凶であるというわけではない。』


いや、凄いでしょ?うちの塾生。


ま~自分の中では本当に100点の解答ですね。


直すところがない。


強いて言えば、最後の『元凶であるというわけではない』、は言い過ぎかな?という気もしますが、言っている内容はその通りなので、おそらくこの大学の採点者ならば、きちんと評価してくれると思います。




それにしても、やめてやー!



全然直すところがないと、山口が一生懸命準備したものも一瞬で霧散してしまいます(苦笑



でも鳥肌が立つほど嬉しい瞬間でもありますね。



他人事のような物言いかもしれませんが、(こういう受験生が超難関大に合格していくんだな~・・・)としみじみ思います。



山口のような凡人は、毎週毎週『もう山口先生の英語の授業は必要ありません』と言われるのではないかと戦々恐々であります。




さて、そんな彼に、山口が出している一週間の宿題を一部だけ紹介させていただきます。




(※本当に一部です。ここに第一志望の過去問であったり、それとは別に英作文課題を出しております)




(※彼は理系です)


もちろん、『いや、そもそもかなりできるんでしょ?』と思われる方もいるでしょうし、実際のところ、ものすごいエンジンを積んでいると思います。


ですがもちろん、そのエンジンも一朝一夕に出来上がったわけではなく、膨大な時間をかけて、言うまでもなく、彼自身が一生懸命努力し続けたからこそ、今の彼があります。



だからみなさん、まずはシンプルに『量を積み上げること』。



質ももちろん重要ですが、量ありきの質です。



あの篠原先生だって、『岡崎高校の課題にはついていくのが精いっぱいだった』って言ってますもん。



だからまずは、みなさんの持てる全てを勉強に注いでみてください。



もちろん言うまでもなく、『みなさんの第一志望のために』です。


別に目標もなくて、人に言われてやる程度の勉強ならやらなくてもいいです。




もちろん彼は、今でこそ部活動は引退しましたが、体育会系の部活に所属しながら、刈谷高校の課題もこなしながら、そして、人並みに趣味にも時間を割いて、これだけの学習を積み上げているんです。


さらに言えば、篠原先生の授業も受けてますからね。






しかしながらそれにしても・・・。



てーへんだ!てーへんだ!!



毎回彼の授業準備に、ものすごい時間と労力を割くのですが、授業は一瞬で終わってしまいます!





(たった一つの文章に、1時間以上時間をかけて構造分析をする超凡人の山口)


あ、そうそう。



私元々は現代文専門なのですが、授業で現代文を取り扱うことはありません。



英語の文構造にきちんと向き合い、一生懸命日本語に置き換える練習をしていれば、自然と現代文の力は上がっていきます。


(※もちろん、基本となる読書は絶対に必要ですが)




そんなわけで、毎日楽しくみなさんと勉強させていただいております。



ふー、それにしても・・・。



本当に英語でやることが無くなったら、あとは都築先生と篠原先生にお願いしよう。



そんな彼の授業ですが、もう受験レベルでは特にやることがないので(※あったとしても、彼1人で解決できますので)、科学の原文であったり、200年前の文学であったり、哲学の偉人の文献などを漁ってきて、毎日毎日あれこれ準備しています。



一生懸命頑張りますので、どうぞこれからも宜しくお願いします!



そして塾生のみなさん!



大きな目標のために、一生懸命頑張りましょう!



もちろん、君だけに頑張らせたりはしません。


うちの最高の先生たちがついてますので、安心してくださいね!






【最後に】

先日、高校2年生の女の子から『山口先生はどんな参考書を使っているんですか?』という質問をいただきました。


このすごい日本語和訳を書いてくれた女の子ですね。




いや~・・・それにしてもうちの塾生の記述力は本当にすごいわ(自画自賛)



違う違う!


そうですね、一応参考までに、知的好奇心旺盛な塾生のみなさんのために、不肖山口こんなものを読んでいます。




正直、大学受験レベルならば、こんな本を読める必要は一切ありません。


しかしながら、これが読めるなら大学受験で困ることは一切ないでしょう。


そんなわけで、毎日ひぃひぃ言いながら、とんでもない難文を原書で読んで、あ~でもない、こ~でもないと分析しております。





もちろん、受験生であるみなさんは、山口のような暇人とは違い、本当に大変なんです。


毎日英語や日本史だけと四苦八苦していればよい私とは違い、みなさんは6教科8科目、しかも共通テスト対策、私立対策、本命の国公立対策までやらなければなりません。



時間などいくらあっても足りないのです。



だから『睡眠の7時間はしっかりと確保』して、自分のやりたいことにどれくらいの時間が割けるのか、自分でしっかりと見極めて、あとはしっかりと自分のための学習に力を注いでください。



もちろん、青春は存分に謳歌してほしい。



しかしみなさんの青春は、第一志望の大学に受かってからでも、いや、みなさんが一生懸命頑張って合格した大学でも、存分に謳歌できます。


未来あるみなさんを全力で応援いたします。



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