もう少し英作文のお話を

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教室長ブログ

昨日はかなり冗長な話をしてしまったので、今回は簡潔に。


大学入試の英作文をマスターするために、『短い英文をいくつも暗記する(ただしきちんと理解した上で)』『単語やイディオムのストックを増やす』『きちんと文法も理解する』、みたいな話でしたが・・・。



改めて見ると、(何を当たり前のことを・・・)と思うような内容ですね。



そして中高生のみなさんは、いきなりネイティブ級の難文を書こうと思う必要はありません。


その時自分が持っている語彙力、文法、表現力を駆使して、誰が見ても分かるような素直な英文を書けばそれでいいんです。




とはいえ、それは英語に対する鍛錬を怠ってもいい、というわけではありません。



例えば次の画像は名古屋大学の自由英作文なのですが、これが簡単に見えるでしょうか?





・・・めちゃくちゃ難しくないですか?

もちろん、無尽蔵に時間が与えられていればそれなりの文章は書けるかもしれませんが、恐らく入試本番で許された時間は15分程度。


個人的には相当厳しいと感じます。


次も同じく名古屋大学からの出題。



いわゆる『錯視』というやつですが、これを英語で説明しなさいと言っているのです。


正直日本語で説明するのも大変だと思うんですね。



私は冒頭、『その時自分が持っている英語力と語彙力で書けばよい』とは言いましたが、そうはいっても『I think 』『We should』『SV~ because SV…』みたいな文章を連発されると、それはそれで読み手の印象はあまりよくないだろうと思うんです。




だから少しずつ、少しずつで良いので、みなさんは自分の武器を増やしていってください。


言うまでもなく、だから英語という教科には膨大な時間が必要になるんです。



1年やそこらでこの名古屋大学の英作文で満点の解答が作れるのであれば、その人は類稀な英語力と日本語力を持った人なのだと思います。



しかしながら、私を含みほとんどのみなさんは凡人なのですから、愚直なまでに小さな努力を積み上げてください。







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