え・・・うそでしょ??(とっても感動した話)
いや~びっくりたまげました。
先日のブログで、『ぜひこの英文を高校2,3年生に訳してみてほしい』とお願いをしたわけですが、まさか翌日に書いてきてくれる塾生がいるなんて。
(山口が一生懸命書いてみた英文)
Literary education is not like a simple ornament. Food is to the body what our knowledge we’ve assimilated is to our mind, that is, how and how many books we have read develop our mental. In this sense, our life is all about literary education.
(ちなみにですが、自分で書いておきながらこんなことを言うのも大変恐縮ではございますが、おそらく偏差値が70を超えていないと(特に第2文)、この英文は訳せないと思っています)
分かります分かります。
『難関大の英文ならまだしも、なんで西尾市在住50歳の山口が書いた英文を訳さなかんのや!』、そのお気持ち、ごもっともです。
でもですね、うちの塾生がものすごい和訳持って来てくれたんですよ。
ちなみに前日のブログでもお伝えいたしましたが、元々の日本語の文章は存在しているのですが、今回あえて紹介せず。
山口が必死に書いてみた英文から、第三者の視点でどこまで忠実に日本語が再現されるのか?、それを知りたかったのです。
そんなわけで、山口の英文を、高校2年生の女の子がゼロから訳し出してくれた文章がこちらです。

『文学的教養は、単なる飾りのようなものではない。食べ物が体にとって不可欠であるように、私たちが読書を通して見に付けた知識は心にとって不可欠なものである。つまり、どのような本をどれだけ読んできたかが私たちの精神を育てるのだ。この意味で、私たちの人生は文学的教養そのものだと言える。』
これ・・・めっちゃ嬉しいですね!
山口が(こんな風に訳してくれたら嬉しいな。)を100%再現してくれた和訳なんです。
山口にとっては、第三者がこのように訳してくれたことで、『自分が書いた英文は正しかった』と証明してもらえましたので。
ちなみに元々存在する問題文と、佐々木高政先生の模範解答英文はこちらです。

『文学的教養は単なる飾り物ではない。食物が肉体を養うように心を養うものである。この意味でほんとうの人間生活に欠くことのできないものである。』
もうほぼ一緒ですよね?
彼女の和訳が少し長くなっているのは、山口が蛇足で英文を足したことが原因です。
ちなみに佐々木先生の模範解答の英文がこちら。
You do not read literature, do you, merely to show off your fine culture. Just as your body gets all it needs from the food you take, so does your mind from the literary works you read. In that sense they are an absolute ‘must’, if you are to live a full life.
(★この問題や参考書自体が70年前のものですので、この英文も和訳も、おそらくネットではヒットしません。)
山口の英文はこちら。
Literary education is not like a simple ornament. Food is to the body what our knowledge we’ve assimilated is to our mind, that is, how and how many books we have read develop our mental. In this sense, our life is all about literary education.
当り前の話ですが、佐々木先生と山口が書いた二つの英文、まったく違うんですよね。
同じ日本語の文章を読んで英語に書き換えるとまったく違う英文が生まれる。
だけど彼女が訳してくれた日本語の和訳はそんなに違いが無い。
言語って本当におもしろいな~とつくづく思いました。
そんなわけで今回この和訳に果敢に挑戦してくれた高校2年生、少し前のブログでも紹介してくれた、光ケ丘で英語トップの女の子です。


彼女が和訳してくれたのですから、山口の英文は正しかったのだと自信を持って言えますね。
果敢に挑戦してくれて本当にありがとうございました。
もう自分感動して手が震えちゃいましたもん。
『えー!おいらが思ってたのよりもすごい和訳が返ってきたー!!』というのが率直な意見でした。
そんな彼女ですが、無責任を承知で言わせていただくならば、来年は早慶上智のどこかに合格します(※ご本人の意向もあり、詳細は言えませんが)。
記念にいただきましたので、うちに持って帰って大切に保管させていただきますね。
本当にありがとうございました。

彼女が書いてくれた文章、問題文の日本語よりも素敵ですやん・・・。
今年最後の日に、本当に感動させていただきました。