中学生の心の叫び
先日近所のスーパーに買い物に行ったところ・・・。
あ、こう見えて意外にも毎日自炊をしている山口です。
いや~結構年齢も重ねてきましたし、体に悪いものを食べると体調を崩してしまいますからね!
前職では同僚や上司と暇さえあれば深夜にラーメンを食べに行ったものですが・・・。
I used to have Ramen with my colleague midnight , but now I don’t.
今では自炊でしっかり野菜を食べるようになったので、ここ5年ほどは体調を崩しておりません。
すいません、全然関係ない話をしてしまいました。
話を戻しまして・・・。
その行きつけのスーパーの入り口に、七夕の短冊が飾り付けられていたのですが、その中にこんなものがありました。
なんと・・・なんとほほえましいというか涙ぐましいというか・・・。
本当にこの子の心の叫びなんだと思います。
こういうことを思っている中学生(特に男の子)はたくさんいると思うのですが、その前によ~く考えてみてほしい。
『内申点制度なんてなくなれ~!』と思っているということは、きっと勉強はあまり好きではないでしょうし、もしかしたらニガテなのかもしれませんね。
でも今の内申点て、勉強がニガテな中学生に有利にできていることを知っておいた方がいいです。
去年のことですが当塾の塾生で、『テストの成績が学年で50番前後の塾生と、学年で200番くらいの塾生の内申点がまったく同じ』という現象が起きていました。
点数にすると、5教科400点前後の子と、200点も行かない子の内申が同じということです。
昔はですね・・・、『上位4%の成績の生徒が内申点5』『上位7%の成績の生徒が内申点4』・・・といった具合に、テストの点数のみで内申点が決められていました。
相対評価というものですね。
分かりやすく言えば、どれだけ提出物を出してなくても、授業中居眠りしまくっていても、テストで結果さえ出せば『内申点5』がもらえていたのです(そんな生徒はテストで100点取れないと思いますが・・・)。
逆に言えば、どれだけ真面目に頑張っていて、提出物や課題をしっかりと出していても、テストの結果が悪ければ『内申点は1や2』になってしまっていたということです。
もしも今、勉強がニガテでなかなかいい点数が取れていないとしたら・・・、どちらがいいですか??
正直山口は不公平だなとは思いますが、今の内申点制度は勉強がニガテな中学生でも、いくらでも挽回ができるようにできているのです。
だから正直、勉強が嫌いでやりたくないのであれば、頑張って提出物や課題に真剣に取り組んで、いい内申点をもらえるくらいの努力はしなければなりません。
もしも今の内申点制度がなくなってしまったら・・・全国の中学生諸君は大学受験と同じで、最後のテスト一発勝負で合格点を取らなければならないということになります。
テストで1点でも足りなければ、『残念でしたが第2、第3志望の高校に行ってくださいね。』ということです。
だから勉強がニガテで大嫌いな中学生にとって、内申点はすごい味方なのです。
逆に毎回テストでいい結果出しているのに、先生の印象が悪いという理由だけで低い内申点をつけられてしまうのって、不公平だと思いませんか??
毎年毎年、必ずそういう生徒と出会うので、本当にかわいそうだなと思います。
中学3年生ともなると、内申点はそんなに劇的に変わることはないので、もし志望校のボーダーに達していなければ、当日点で5点、10点ボーダーに加算して計画を立てていく必要があります。
逆に言えば、普段の授業態度や課題などに真剣に取り組んで、それが先生に認められれば、ボーダーを下回っても合格する可能性があるということです。
そんなわけで、(内申点が大嫌いな気持ちはよく分かりますが・・・)、頑張って少しでも内申点が上がるように努力してくださいね!