完全1対1の弱点をお伝えします
こんにちは!
昨日担当の西尾東高校生の塾生が、『明日から学校なんで本当に憂鬱です・・・。』と言っていました。
そうか・・・。
この歳なのですっかり忘れてたけど、学校て嫌なものだったな~。
勝手に都合がいいように脳内でいいイメージに変換して、『学校は楽しい!可能ならまた行きたい!』なんて思ってましたが、よく考えると自分も学校大嫌いでした(大学はめちゃくちゃ楽しかったですけどね!)
まあでもお父さんお母さんや、周りの大人に頻繁に言われていると思いますが、学校に行けている時が一番楽しいです。
社会に出ると色々なしがらみがあって、中高生や大学時代のような・・・(※以下長いので割愛させていただきます)。
さて、本題に入らせていただきます。
いつもいつも『集団授業』や『1対2~3の少人数形式』の良いところ、悪いところばかり話して、自分たちの『完全1対1』についてはそこまで触れていなかったので、今回は『完全1対1のマンツーマン指導』の弱点についてお話します。
おかげさまで山口の夏期講習、非常に好評をいただきすぐに満席になりました。
嬉しいことに理由は『とても分かりやすいから。』ということでしたが、正直言うと山口の授業で分かりやすいのであれば、精鋭ぞろいの当塾、他の先生でも分かりやすいと思います。
何よりも完全1対1で、生徒一人1人に合わせてカリキュラムを組み、進捗に合わせて細かく修正していくので、分かりにくいはずがないのです。
もし完全1対1で生徒が『分かりにくい・・・。』という感想を持ったのであれば、厳しい話講師失格です。
ただ、じゃあ至れり尽くせりで『○○先生の授業分かりやすい!これで完全に理解できたぞ!』というところがゴールなのかというと、まったくもってそんなことはありません。
正直言うと、ある単元を完全に習得することを10とするならば、完全に理解するという段階はせいぜい2くらいのものです。
スタート地点に立ったかな??くらいのものです。
当然当塾では、その日に完全に理解できたものを定着させるために、演習と次の指導までの宿題の課題を、生徒一人1人に合わせて出させていただいております。
マンツーマン指導で100%理解しても(厳しい言い方をすれば理解したつもりになっていても)、3日後にすっかり忘れていたら・・・もっと言えば受験当日に忘れてしまっていたら、まったくもって何の意味もありません。
(あぁ・・・あの時山口先生とやった問題が出てるけど・・・分からん!)
なんてことになったら、塾生諸君にも、お父さんお母さんにも会わせる顔がありません・・・。
人間の記憶力なんて、まったくもってあてにならないのです。
せいぜいこんなものです。
なんと三日後どころか、学んだ直後の20分後には半分近く忘れてしまうことが分かりますね
何も復習をしなければ、一週間後には80%近く忘れてしまうのです。
その代わりに、ここで残った20%は永久に忘れません。
ここで大切なのは、とにかく復習をすること!
まあこれはマンツーマンだとか集団だとかはまったく関係ありませんが・・・。
100%で理解したとしても、その後に短期・中長期・長期に分けた復習をしなければ、片っ端から忘れてしまうのです。
マンツーマンで弱点があるとすればここです。
なまじ1対1の指導なので、当然分かりやすく、受講した中高生が分かった気になってしまい、その後の復習を怠るくらいなら、たとえ分かりにくかったとしても、集団授業などで危機感をあおってもらった方がよっぽどいいです。
もちろんそうならないように、当塾では講師全員が細かくカリキュラムを組み、計画的に指導を進めていきますが、指導の時間よりも、圧倒的に生徒が一人で頑張る時間の方が長いのです。
当塾で一番指導が多い塾生でも週3回。
ほとんどの塾生が週1回なのです。
その週1回の指導の時間が2時間と考えると、当たり前ですが残りの6日間は、塾生が一人で頑張らなければなりません。
だからこそ、当塾では自習室を完全開放し、常時質問対応を受け付けております。
理解するための2時間も大切ですが、それを本当に自分の力にするための20時間は、比較にならないほどにもっと大切です。
そんなわけで、日々の学習がきちんと確保されないのであれば、どんなにマンツーマンの指導が分かりやすくても、成績は上がりません。
・・・でもよく考えたら、『完全1対1』の弱点というか、集団だろうが少人数個別だろうが、映像授業だろうが全てに共通することですね。
『分かった!(気になった)』は百害あって一利なしです。
一度理解したこと、また忘れてしまったことをもう一度やり直すことは大変な苦痛を伴いますが、それこそがみなさんの血となり肉となります。
な~に大丈夫です。
もうアラ〇◌ーの山口、5分前のことも忘れてしまうほど脳のシナプスが破壊されておりますが、それでも英検1級にチャレンジしょうと目論んでおります。
もう単語なんか片っ端から抜け落ちますよ・・・。
だけど1回書いて覚えなければ10回でも20回でも書けばいいし、100回音読すればさすがに覚えます。
時間を測ってみれば分かりますが、10回単語書くのも100回音読するのも、正直大して時間はかかりません。
しんどい思いをしてください。
しんどい思いをしなくてもできてしまうお友達もいるでしょうが、山口のようにしんどい思いをしないと定着しない中高生もたくさんいるんです。
でもこれは100%お約束をしますが、当塾で100%理解した後、当塾講師が用意した課題をしっかりとクリアし、頑張って自習にも通って分からないことは質問してくれれば、絶対に成績は上がります。
・・・。
とは言ってもそれこそが大変なんですけどね。
でも他でもない、自分自身の目標達成のために、きついことを頑張ってくださいね!