完全1対1のデメリットについて

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雑談

なんだ山口は調子のいいことばかり言って!

 

マイナスな要素はないのか!

 

・・・と思われている保護者様や中高生諸君もいらっしゃるかと思いますので、きちんとデメリットについてもお話していきます。

 

 

まず、基本的に『お月謝が高い』です。

もうこれが一番のデメリットではないでしょうか??

 

それはもう当たり前の話で、例えば一人の先生が1時間指導するとしても、『完全1対1』ならば当然一人の生徒からのみお月謝をいただくことになります。

 

しかしながら、集団授業であれば、その同じ1時間で30人の生徒から、1対3にしても3人の生徒さんからお月謝をいただくことになるので、当然1対1よりは安いお月謝で済むわけです。

 

 

それを踏まえてですが、塾を選択する上で『何を基準にするのか?』が重要になってきます。

 

例えば『わたしは同じ月謝でも、マンツーマンよりも1対3や集団授業を選びます!』というのであれば、この議論は必要ありません。

 

しかしおそらくは、『1対3』や『集団授業』を選択する理由は、お月謝であるか、ネームバリューであることがほとんどだと思います。

 

 

そしてここから先は一般論ではなく、山口の経験則に基づく話だと思って聞いてください。

 

遠い昔にも書いたことがあるのですが、山口は学生時代、某有名な『1対3』の学習塾でアルバイトをしていたことがありました。

 

もちろん、西尾市内ではないのでご安心ください。

 

その塾の教室長は、まだ指導経験の浅い山口にこう言ってきました。

 

『今日からこの中学2年生のA君と、高校1年生のBさん、高校3年生のC君を90分指導してね。』

 

 

さ~大変です!

大学1年生で、指導経験がない山口です。

しかもこの3名、

 

A君・・・集中力がなく、5教科全てニガテ。というより、そもそも勉強が大嫌い

Bさん・・・真面目な性格で英語がニガテ。内気なので積極的な質問はできない

Cさん・・・ものすごく質問してくれる。ニガテ教科は数学。超進学校に通っている。

 

 

 

・・・。

 

この3人を同時に90分で指導することは、現実的に可能だと思いますか??

 

しかも山口、とてもとても数学がニガテ・・・(というよりも嫌い)なのです。

志望校を関関同立にしぼったのもそれが理由ですから。

 

なので教室長に直訴しました。

高校3年生の数Ⅲなんて指導できない・・・というよりもそもそも数ⅠAすら怪しいんです!・・・と。

 

そしたら驚愕の答えが返ってきました。

『いや、チャート解かせといてさ、答え見ながら解説すりゃいいんだよ。90分の内の30分だけなんだから、何とか乗り切れ!』

 

おそろしい・・・。

 

なんて恐ろしい塾なんだ!(※何度も言いますが、西尾市内ではありませんのでご安心を。)

 

しかもこれでご家庭からお月謝をいただくなんて・・・。

 

 

これ、お家には『90分指導』と説明するわけですが、実際には一人当たりの指導は『30分指導+60分演習』なんです。

 

なんていうと山口が悪口を言っているように聞こえるかもしれませんが、そうではなくて、『自分の弱点をしっかりと把握できていて、30分フルに質問ができ、それを活かして60分誰の手も借りずに演習に集中できる』中高生なら何の問題もありません。

 

でもですね・・・、この60分という時間は先生は他の中高生を指導しているので、完全に一人です。

 

集中力がない子にはまず何にもなりません。

 

 

ですからもしも1対3の塾に通うのであれば、『どんな先生が指導してくれるのか?』『指導時間以外のフォローはどこまでやってくれるのか?』を、しっかりと責任者と確認しておく必要があります。

 

間違っても、『数学がニガテな学生の山口先生が、高校3年生の数学を教えている』なんてことは、間違ってもあってはいけません!

 

そりゃあ『月謝が安い』のは当たり前なんです。

 

あとは指導がお月謝に見合っていればいいと思います。

 

 

すなわち、ほとんどの場合においては、『マンツーマンよりも1対3を選ぶ理由はお月謝』ということになります。

 

 

で、肝心の当塾のお月謝ですが、これはコースや学年、志望校と偏差値の乖離により変動しますので、『これ!』というのは書けませんが、『町の個人塾以上 大手学習塾未満』とお伝えしておきます。

 

大手よりは確実に安いですが、町の個人塾を想像していると高く感じると思います。

 

 

次。

 

 

 

【マンツーマンによるデメリット その2】

少し手前味噌になりますが、この1年間で当塾の体験授業を受けに来た中高生は31名、その中で体験授業を受けた29名が入塾を決めてくれました(1名はこちらからお断りさせていただきました)。

 

当たり前の話ですが、体験授業も完全1対1で、ほとんどの場合が山口が担当しますので、自分で言うのもなんですが『分かりやすい』のです。

いや、でもこれは普通のことで、『完全1対1の授業を受けたけど分かりにくかった』なんてことがあっては大問題なのです。

 

もう入る理由はないですね。

 

ただ、一定数ですが、(よし!今までは集団授業で分かりにくかったけど、これからはマンツーマン指導で分かりやすいから、努力しなくても成績が上がるぞ!)と錯覚してしまう中高生がいます。

 

ただ断言します。

 

もしそう思っているのであれば、絶対にうちには入らない方がいいです。

 

100%成績は上がりませんから。

 

 

言うまでもありませんが、その場の授業で100%理解しても、数か月後、1年後、2年後の受験本番で一人で解けなければ、何の意味もありません。

 

(FIXの先生の授業はめっちゃ分かりやすかったけど、結局成績は変わらなかったし、受験も失敗したな~・・・。)てな感じで終わってしまいます。

 

絶対にそうさせないために、当塾では入塾時に細かいカリキュラムを作成し、宿題や課題も毎回必要な量を出していき、家で集中して勉強できないのであれば、必ず毎日自習に来てもらいます。

 

 

 

 

 

 

当然ですが、頑張ることができていなければ厳しい指導をさせていただきますし、どうしても改善されなかった場合は退塾してもらうことすらあります。

 

 

でもですね・・・昨日も申し上げましたが、私たちは『理解できていない』ことに対して叱ることは絶対にありません。

むしろマンツーマン指導で理解できていないのだとすれば、それは子供たちではなく、私たちの責任でしょう(もちろん、生徒本人が全力で取り組むということが大前提ですが。)

 

私たちが叱るときは、『できること』『やると決めたことをやらなかったとき』くらいのものです。

 

 

完全1対1の盲点を上げるとすればここですね。

 

分かりやすいから油断してしまう、集団塾に比べるとガツガツしてはいないので、マイペースに学習を進めてしまいがちになるといった点が挙げられます。

 

その穴を埋めるべく、当塾では『個別のカリキュラムを作成』『自習室の完備と質問対応』『塾生の気が緩んだときは厳しい指導』を徹底しております。

 

 

どんな塾でもいいところがあれば、必ずデメリットが存在します。

それは当塾とて例外ではありません。

 

そのデメリットに真摯に向き合い、対策を徹底していくことが塾に求められる姿勢だと私は考えます。

 

・・・などと偉そうに言っていますが、当塾のような町の個人塾は、一番に結果が求められてしまいます。

 

結果が出なければ、(やっぱり町の個人塾だから限界があるよね。)と思われておしまいです。

 

結果がすべてではありませんが、頑張っている中高生にとって、やはり結果は大切なのです。

 

そこに向けて塾生はもちろんのこと、私たちも全力で塾生達の背中を押していく塾でありたいと願います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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