少し早いですが、夏期の面談をスタートいたします

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高校生のみなさんへ

高校3年生は締め切ったのに・・・と思われそうですが、元々は現塾生を最優先するために新規の入塾を締め切らせていただく運びとなりましたので、この点ご了承いただけたらと存じます。

 

さて、いつもでしたら『授業は最小限に、後は自学演習で』というのがモットーの当塾ですが、今期の高校3年生には少し夏期講習のお話をさせていただくと思います。

 

 

もちろん、やるかやらないかは自由意志ですので、私たちから押し売りのような提案をすることは一切ありません。

講習がなければないで、それでできることを全力で取り組んでいくだけです。

 

講習のメインとなるのは、もちろん受験の要となる英語や数学はもちろんですが、普段おろそかにしがちである古文や漢文も対象となります。

最も得点にブレがでやすい現代文は、得点源とするには危険ですので、確実に取れる古文や漢文で8割取れるようにしておきたいところです。

 

漢文はおよそ50時間程度(授業10時間+演習40時間ほど)、古文は100時間程度(授業20時間+演習80時間)ほどもあれば、センター試験くらいなら充分8割強まで持っていくことが可能です。

 

しかしです。

 

合わせて150時間、夏休みが40日であることを考えると、1日あたりに必要な時間が3.75時間。

正直これはあまり良策とはいえません。

 

高校3年生の夏休みに、古文と漢文に毎日3.75時間割くくらいなら、他にやることはたくさんあります。

国公立文計は言わずもがな、理系の生徒はせいぜい1時間程度にとどめたいものです。

 

 

ですからそれを今からやってほしいのです。

自分でできることはいくらでもあります。

 

『古文の単語を覚える』『漢文の句法を覚える』、などという暗記物はいつでも一人でもできることです。

また、学校の授業などでも充分に補えるはずです。

 

 

例年ですと難関校を目指している塾生、または大幅な先取り指導が可能な塾生の例を除けば、『講習はやってもやらなくてもいいですよ。』のスタンスでしたが、残念ながら今年はそうはならなさそうです。

 

あまりにも学習量が足りなさすぎます。

 

その足りない学習を無理やり講習で埋めるというのは、正直なところ本意ではありません。

また、『講習を受けるから自習や演習の時間は減らしてもいいや。』くらいに考えているのであれば、夏期講習なんて受けない方がいいです。

 

お金がもったいないですからね。

 

今年のゴールデンウィークは昼開校にして様子を見ていたのですが、残念ながら教室を埋め尽くしていたのは、中学生と高校1,2年生でした。

 

 

厳しいことを言いますが、春休みでもゴールデンウィークでも、みなさんが学習の貯金をするチャンスはいくらでもあったのです。

春休みとゴールデンウィークを足して、およそ20日とすると、1日10時間勉強していれば、合計200時間勉強できていたのです。

 

200時間といえば、今回紹介した『古文と漢文』の受験対策なんて余裕で終わっていましたし、ネクステだって2~3周はできたはずなのです。

 

数学でも、『数ⅠA』を一通り復習する、くらいはできたはずですし、日本史や世界史を少し先どることだってできたでしょう。

 

 

残念ながらそのツケはこれから君たちに降りかかってきます。

 

もちろん、『いや、部活が忙しかったんです。』なんて言い分もあるのでしょうが、そんなことは全国の受験生全員が同じ条件で頑張っているのです。

 

君だけじゃない、甘ったれてはいけない。

 

 

そんなわけで、今年は早々に高校3年生の入塾を締め切らせていただきましたが、それは全て今この教室に通っている現塾生のため。

 

そりゃあ正直、塾としてはたくさん入塾していただいて、たくさんお月謝いただけた方がいいんでしょうが、私たちの最優先事項はそこではありません。

 

『今通ってくれている現塾生を最優先し、みなに第一志望に合格してもらう。』

 

そこに尽きるのです。

 

 

幸いにも去年は、受験生全員が最高の結果を出してくれましが、本当に今年は厳しいです。

 

私たちも全力でサポートしますが、肝心のみなさん自身が本気で取り組まないと、全ては『絵に描いた餅』です。

カリキュラムシートなんていくら作っても、何にもなりません。

 

やる気なんてものは、みなさんの内からしか出てきませんので、学校の先生、ご両親、お友達や先輩、そして私たちの働きかけなんてものが及ぼす影響は、残念ながらたかが知れています。

 

センター試験まであとたったの『230日』。

 

230日だよ!!

8か月切ってますからね!

 

願わくば講習などに頼ることなく、みなさんの内に秘めた力で最高の結果をつかみ取ってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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