最初にお伝えしておきますが、本当にただの雑談です!有益な情報はほとんどありませんので、予めご了承くださいませ。
夜は一気に冷え込むようになりました。
もう毎年恒例のことですが、この時期になると受験を猛烈に意識しだして、当の受験生達よりも勝手に緊張感を持っちゃったりしています。
T先生も毎年毎年胃が痛くなると言っていました(笑)。
中学3年生諸君にはこれからも口やかましくああだこうだと言うでしょうが、高3年生のみなさんには特に言うことはありません。
ここまで一生懸命頑張ってきたみなさんですし、頑張っているみなさんにさらに頑張れなどと不毛で野暮なことは言いません。
山口なんかに言われずとも、これからも変わらず頑張るでしょう。
また高3年生の保護者様。
どんと構えていてください。
お子様と同様に、もちろんお父様もお母様も不安で不安で仕方ないと思いますが、周りのネガティブな空気はそのままお子様に伝播してしまいます。
誰に何を言われなくても、本人たちが一番自分が何をやるべきか理解していますし、そして一番不安な思いでいます。
どうか励ましてあげてください。
嘘でもいいです。
『大丈夫だよ!だからあと少し、一緒に頑張ろうね!』と伝えてあげてください。
大丈夫ですから!
【ここからは本当に不毛な雑談です】
山口ですが過去の苦い経験から、車を買う時は絶対にトヨタのディーラーからと決めております。
民間の仲介業者と比較すれば、最初の費用は割高ですが、アフターサービスは完璧ですし、故障もまったくしないので、丸めてみると全ての面において満足度が高いです。
さて苦い経験とは。
山口は大学生の頃、とにかくバンド活動に夢中でした。
全くそうは見えないと言われるのですが担当パートはギターでして、とんでもない量の機材を持って移動する必要があったため、塾講師とピザ屋のアルバイトを掛け持ちして、何とか80万円お金を貯めたのでした。
そこでたくさんの機材を運べるよう、ハイラックスサーフという車を買うことにしたのですが…、トヨタのディーラーに行ってみたところとにかく高い!
ずばり予算の倍くらいだったので、すぐに諦めました。
そこで下宿先の近くにあった、個人経営の仲介業者さんを訪ねたところ、なんとお目当ての車を予算内で売ってくれるとのことでした。
やった!これは超ラッキー!と思い、何も考えることなくそこで車を買うことにしたのですが・・・。
今でも一言一句覚えています。
契約書にサインをし、ハンコを押した瞬間に『山口さん、こんなことは言いたくないんだけど、今ハンコを押したから契約が成立したんだよね。この後で契約をキャンセルすると違約金10万円発生するんだ。僕は山口さんからそんな形で10万円もらいたくないから、この車は絶対に買ってね。』
ヤクザやん・・・。
いや、もちろん世間知らずな山口が一番悪いんです。
無知は罪なりと言いますから。
まあ車は安く譲ってもらえたし、全然問題ないけどと思ったのもつかの間、その車は多数の整備不良が見つかったのでした。
『部品が揃ったら連絡する。』の一点張りだったのですが、みなさんの大方の予想通り、彼から電話がかかってくることはありませんでした。
それでもだましだましその車に乗り続けていた3ヵ月後、大事件が起きます。
なんと走行中に車内に白煙が!
見る見るうちに社内は煙だらけになり、エンジンもストップ。
結果から申し上げますと、エンジンが相当ダメージを受けていたようで、とても売り物になるような状態ではなかったのだそうです(トヨタ梅田店スタッフ談)。
当初の整備不良も含め、何と修理代に100万円オーバー!
もう涙が出ました…。
もちろん、何度も言いますが世間知らずな山口が一番悪いんです。
おかげでいい勉強をさせていただきました。
以来車を買う時はトヨタのディーラーオンリーです。
もちろん、民間の業者様でも、真摯にご対応してくれる方はいらっしゃるでしょうし、車はトヨタだけではないでしょうが、よほどのことがない限りはこのままトヨタのディーラーにお世話になると思います。
【その一方で、ギターに限っては個人の職人さんからしか買いません】
ちなみに山口、実は今でも毎日3時間はギターを弾いています。
今ではすっかり趣味になってしまいましたが、もうギターを弾くことが楽しくて楽しくて仕方ないですね。
そんなわけで、今年もめちゃくちゃ頑張ったし、自分へのご褒美ということで意中の工房にギター制作の依頼をしたところ・・・。
『今は依頼が殺到しておりまして、最低でも1年、場合によってはお受付いたしかねます。』との解答が!
ちなみにこんな感じのを作ってもらおうと勝手にドキドキわくわくしておりました。
というわけで、現在はあてもなく工房の職人さんの連絡待ちです。
『え!そんなの楽器屋さんで買えばいいじゃん!』と思われそうですが、山口は絶対に楽器屋さんではギターを買いません。
先の車の例とは逆になりますが、大手のギターメーカーや楽器屋さんを信用していないのです。
もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、”Gibson”というとても有名なギターメーカーがありました。
『ありました』と過去形なのは、倒産してしまったからなんですね。
理由は”Gibson”という企業が大きくなりすぎて、大量生産に走ってギターそのもののクオリティを大きく下げてしまったからです。
クオリティに比例して価格も下がったのなら、まあ納得なのですが、ギブソンは価格を据え置いたんですね。
当然多くのギタープレイヤーの非難にさらされて、倒産に追い込まれたのでした(※実際にはそれに加えて、事業の多角化がうまくいかなかったというのもあります。いずれにしても、規模を拡大したため、本業であるギター製作のクオリティを下げてしまったという点において、倒産の理由は共通していると言えるでしょう)。
そんなわけで、ことギターに関しては、どれだけお金がかかろうとも1対1で木材の選定から製作してくれる、信頼できる職人さんにお任せしております。
ちなみにこれは今山口がメインで使用しているギターです。
トム・アンダーソンという方にお願いして、これも1年ほど時間をかけて作っていただきました。
そんなわけで、今回もいつになるかは分かりませんが、職人さんの手が空くまで待ちます。
ただ、もちろん大手でも真摯にギター製作に取り組んでいるメーカーはありますし、もしギターの目利きができるのであれば、たくさんのギターの中から最高の一本を探せばよいのです。
結局のところ、山口はギターそのものに関する知識は疎いため、『餅は餅屋』ということで、ギター本体についてはお金や時間がかかっても信頼できるプロにお任せしたいと考えております。
【塾選びも同じです】
というわけで、こじつけですがここから塾の話に入っていきます。
『自分で言うな!』とツッコミを頂戴しそうですが、山口は当塾のことを勝手に、ギターで例えたところの個人の工房だと思っています。
塾と一言に言っても、誰もが知るようなバンバンCMを打ちまくっている大手学習塾や予備校もあれば、当塾のように知名度ゼロに近い個人塾もあります。
そしてその、誰もが知るような大手学習塾や予備校に籍を置いていた私から言わせていただくと、『大手が無条件に素晴らしい』というわけではありません(※後述しますが、もちろん素晴らしい側面もあります)。
まず、誰もが知る大手企業という時点で、規模がかなり大きいです。
生徒が数万人単位ならば、集団塾なら数百名、1対1や少人数制ならば、数千人規模の講師が必要となります。
分母が増えるということは、いい講師もいれば、そうじゃない講師が占める割合も増える可能性があるということです。
ちなみに幸いにも、山口が勤務していた前職の塾は、優秀な講師がたくさん在籍しておりました。
ただし他のエリアの教室を見てみると、『社会人講師0名、学生講師も偏差値が50くらいの大学生のみ』などという教室もたくさんありました。
こればかりは運です。
先のギターメーカー”Gibson”の例ではありませんが、会社の規模が大きくなれば数にウェイトが置かれることになり、たいていの場合は質を犠牲にすることになります。
飲食店にしても、『ミシュラン三ツ星レストランのシェフ』が作る料理はオンリーワンで美味しいのでしょうが、そのシェフがレストランを全国チェーンにしたならば、かなりクオリティを落とさなければなりません。
言い方を悪くすれば、『アルバイト3日目の高校生でも作れて、全国どこでも同じ料理ができあがるオペレーション』を作り直す必要があります。
もちろんそれが悪いというわけではなく、食べる側が満足するのであればそれでいいんです。
ものすごく高い料金を払ってまで、美味しい料理は食べなくてもいいと思う人だってたくさんいるわけですし。
それに山口の前職のように、大手大企業でも場所によっては大当たりのこともあるわけです。
当時はこのブログでもちょいちょい登場する東大卒スーパー講師S原先生や、現在当塾の責任者であり英語担当の都築先生を筆頭に、社会人講師や学生講師も名大生がゴロゴロいたという、今では考えられないようなすごい教室でした。
幸いにも、超営業体質の社風に反して、山口の直属の上司や周囲の同僚も、教育に対して真摯な社員がとても多かったです。
というわけで、本日のブログは本当にただの雑談でした(笑)。
塾を選ぶ際に、大手であることはもちろん大切な判断材料になるのですが、『大手だから安心!』ではなく、実際に大切なお子様が指導を受ける教室は、どんな責任者がいて、肝心要の指導はどんな講師が担当するのかまで、保護者様が確認する必要があります。
そして逆にだからと言って、もちろん山口が言うことを鵜呑みにして、当塾が無条件に素晴らしいと思う必要もありません。
当塾でもデメリットはありますし、そのことは包み隠さずにお話しますが、疑問に思うことやご要望は、遠慮なくどんどんぶつけてほしいと思っています。
さて、ここから先は、受験生にとっては本当にあっという間です。
気付いたら年末年始になっていて、気付いたら大学入学共通テストが終わっていて、あれよあれよと私立と国立二次試験に突入です。
ここまでこの長いブログを読んでくれた塾生は1人もいないと思いますが、一応もう一度言っておきますね。
君たちなら大丈夫!
本当にあと少しです。
悔いのないよう最後まで頑張りましょう!