『学校のカリキュラムはアテにできない』

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雑談

・・・って和田秀樹先生が言ってます。

山口の発言ではないですよ!

というわけで、今日はズルをして、ただただひたすら、和田秀樹先生のご著書から引用した文をひたすら高速タイピングしていこうかと思います。

昨日BOOKOFFでゲットした本なんですけどね。

それにしても既視感というか、まあ塾や予備校に携わる人間は、みんな同じようなことを考えているんだな~としみじみ実感しました。

特に三河地方の、いわゆる進学校と呼ばれている公立高校に通う高校1,2年生と保護者様に読んでほしいですね。

【学校の勉強を頑張れば、本当に志望校に合格できるのか?】

「今までサボってきたけど、これからは頑張る!」

「まずは学校の勉強を頑張って成績を上げる!」

頑張るのは結構だ。

ただ、学校の成績を上げることを目標にしても、残念ながら君たちの目標である志望校突破、それも難関大学に受かるという”離れワザ”を演じるのは相当難しい。

冷静に考えてみてほしい。

シビアな話だが、君が通っている高校から東大や国公立医学部、あるいは早稲田や慶應などの難関私立大学に何人受かっているか。

さらに考えてみてほしい。

「今年は東大に現役で5人合格した」という公立高校もあるだろう。

東大に現役で5人受かる高校なら、そこそこの進学校と言ってもいい。

では、その受かった5人は、はたして学年の成績で上から5番目までの生徒か。

そうとは限らないのが受験のおもしろいところだ。

進学校と呼ばれる高校には、学校の”成績序列”やもしの”偏差値序列”を飛び越えて東大や京大などの超難関大学に逆転で合格する連中が必ずいる。

彼らがなぜ逆転合格できたのか。

はっきり言おう。

学校のカリキュラムや教師の言う通りではなく、自分なりに工夫して受験勉強を進めていたからだ。

こういう話をすると、『息子が学校の勉強をおろそかにして困る』とか『内職を勧めるようなことは書かないでくれ』などと、昔は読者の親や高校の教師からクレームの手紙がよくきたものだ。

しかし、最近はその手のクレームが極端に減ってきた。

情報が発達したおかげで、さすがに学校のやり方にしたがっているだけではダメだという現実を、親も、そして教師ですら認めざるを得なくなっているからだ。

【学校のカリキュラムはアテにできない】

実は、『学校をアテにできない』ということは、中高一貫の名門校に通う生徒や親のほうがよく分かっている。

その証拠に、灘も含めて開成、麻布、桜蔭のように都会にある私立名門校の生徒の8~9割は、高2や高3になると塾や予備校に通い始める。

なかには、中学1年から6年間、ずっと塾に通い続ける人もいる。

東大や国公立医学部など難関大学の、合格者ランキングトップ10の常連校である首都圏の私立名門校では、今や塾通いは”常識”となっている。

灘や開成のような超進学校ですらそうなのだ。

そんな現実を前に、実績と呼べるほどの結果を出していない高校の教師が『学校の言うとおりに勉強すればどこでも受かる!』と叫んでみても、その声は虚しく響くばかりだ。

この本を手にした君たちも、うすうす気づいているに違いない。〈和田秀樹著『和田式高2からの受験術』より抜粋〉

【最後に】

もう時間がありませんので本日はこの辺で!

いや、もうなんか既視感たっぷりでしたけど、山口が普段言っていることをさらに歯に衣着せずに、ストレートに言っていただいた感じですね。

ただ、山口の発言も含めてですが、信じるか信じないかはご本人次第です。

(いや!うちの先生は『うちの授業さえ受けていれば、塾になんて通う必要はない!』と言ってたし、それを最後まで信じる!)というのももちろんありだと思います。

ただ日ごろから申し上げていますが、

・その学校の実績以上の大学に受かる可能性は極めて低い

・超難関進学校の生徒ほど、塾や予備校に通っている

というのが現実です。

開成、灘、麻布、などの生徒たちが、学校でトップクラスの教師たちから、最高のカリキュラムで授業を受けつつ、なおかつプラスアルファで学習塾に通っているのです。

もうはっきりと言ってしまいますが、公立高校の授業だけで太刀打ちできるわけがありません。

さらに言えば、その公立高校から難関大に合格している生徒も、何かしら塾に通っている場合がほとんど。

もちろん、100%とは言いません。

山口の知人のS原先生や針本君などは、塾などには一切通うことなく、小学校⇒中学校⇒高校とすべて公立の学校で、しかも現役で東大に合格しているのですから、もちろんそういう人もいるにはいます。

でも多分、数千分の1くらいの確率だと思うんですよね。

そして言うまでもありませんが、この2人は小学校の頃からぶっちぎりの成績、中学校の頃には二人とも高校の勉強をしていたということを付け足しておきます。

自分がその数千分の1に該当すると信じることができるのであれば、また塾などは必要ないと言えるでしょう。

そして、これもしつこくしつこく申し上げておりますが、『偏差値ギャップが5離れている、もしくはC判定未満ならそれは君にとっては難関校』ということです。

偏差値70の受験生が東大を狙うのと何ら変わりありません。

高校のカリキュラムを信じるのは自由ですが、1年・2年経って、(あれ…?このままじゃまずいんじゃない??)と気づいたときにはもう手遅れであることも多々あるのです。

そりゃあ当塾でも、『偏差値ギャップ20からの大逆転』『模試が全てE判定だったのに、本番で逆転合格』なんて卒塾生も何人かいましたが、でもそれは彼らがとんでもない質と量の努力を怠らなかったから、なんですよね。

『一発大逆転の合格メソッド!』なんて都合のいいカリキュラムがあったわけではありません。

とまあ、普段山口が言っているような文言も、著名な先生の文章になると、急に客観性を帯びて感じられたのではないかと思います。

もう一度念を押します。

(信じるか信じないかは個人の主観に任せるとして)『公立高校のカリキュラムだけでは難関大学に合格することは難しい』。

というわけで、本日はこの辺で!

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