読書の大切さ(※とある中学生の女の子のお話)

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雑談

すみません、ほんのちょっとだけ自慢話のようになってしまうかもしれません。

しかし最初にちゃんと言っておきますが、今のところ『山口の力は0%』ということだけは念を押しておきます。


先月末にとある中学生の女の子が入塾してきました。


ですので、まだ入塾後3週間程度、授業も3回しかやっていないのですが・・・。



とにかく英語力がものすごい。


もちろん西中での順位も上なのですが、その成績では見えないほどのものすごい力を持っています。



もしもご本人の許可がいただけたら、彼女の和訳をご紹介させていただきます。


授業を3回しかやっていないのですから、今の彼女の英語力は入塾前から備わっていたもの、ということになります。


山口の力ではありません。



彼女の英語力にももちろん驚きなのですが、特筆すべき点は日本語の文章の方です。


山口の課題は結構厳しく、中学生であってもいきなり大学入試の英文を初見で挑戦してもらうことがあります(※もちろん、相手の反応を見ながらです)。



当然、公立中学校の英語の授業しか受けていないわけですから、いきなりそんな課題を渡されてもできなくて当然です(※なぜこのような無茶ぶりをするのか、についてはきちんと理由があるのですが、それについてはまたの機会でお話させていただきます)。




仮に英語が理解できたとしても、英文そのものがものすごく長いので、訳している途中で情報が整理できなくなり、日本語が無茶苦茶になることも珍しくありません(というよりもほとんどがそうなります)。

ところが彼女は、英文法そのものの理解はもちろんですが、とにかく日本語にまとめるのが上手い。



前回ご紹介した中学2年生の男の子もそうなのですが、共通しているのはとにかく2人とも『本を読んでいる』ということ。


なるほど納得ですね。


常々申し上げておりますが、素晴らしい文章を書くためには、当然先人たちが書いてきた素晴らしい文章をできるだけ多く目にして、自分の中に取り込んでいく必要があります。



例えば見たことがない野球を、教えられずにいきなりできないのと同じで、読んだことが無い文章をいきなり書けるわけがありません。


そのためにはできるだけ多くの本をたくさん読んで、自分の頭の中にどんどんため込んでいく必要があります。


はっきりと申し上げておきますが、本を読んでいない人間が文章を読解することはできませんし、もちろん文章など書けるはずがありません。


読書の習慣ばかりは学校や塾ではどうにもできません。



読書は家でやるもの。


過ごす時間が圧倒的に長いお家の環境が重要となります。



さてそんな彼女ですが、まだ中学生ですので高校生の模試を受けていないのですが・・・。


偏差値で言うとすでに65はあるはずです。


今から5か月後に受験するであろう模試で偏差値が65を切っていたら、それは彼女の責任ではありません。


ただただ、山口の指導力不足ということになります。


何せ中学生なのに、高校生と同じ課題や宿題を100%に近いクオリティでやってきます。


正直本当に頑張りすぎるくらい頑張っているので、『もっと手を抜いてもいいからね!』と声をかけているくらいです(この山口が)。




やっぱり自慢みたいになってしまいましたが、山口が本当に自慢したいのは、こういう一生懸命頑張る中高生のみなさんに選ばれているということ。



昨今『やる気がない子も大歓迎!』みたいな学習塾も多いですが、正直うちではお断りです。


居丈高に見えてしまうかもしれませんがそうではなくて、『やる気だけはゼロから生み出すことはできない』と考えているからです。


もちろん塾なので、そりゃあやる気が出るような働きかけはします。


しかし多少なりとも頑張る気があってくれればいいのですが、まったくないやる気を掘り起こすことなどできないのです。


それだけならまだいいのですが、勉強を頑張る気が無い中高生がいることで、うちで今一生懸命頑張ってくれている他の塾生に迷惑が掛かってしまう可能性もありますので・・・。



今現在、勉強ができるかできないかの話ではありません。


できなくてもいいんです。


でもやる気だけは持ってほしいです。




そんなわけであまり無責任なことは言えませんが、今回ご紹介した彼女、1年後には偏差値75くらいまで上がっている自信があります。



小学生・中学生の保護者様、とにかく本を読ませてあげてください。


読書は習慣です。


もちろん願わくば、お子様の前だけでも構いませんので、一緒に本を読んであげてください。



高校生諸君、君たちは受験まで2年3年しか残された時間が無いのだから、自分の意志で本を読みなさい。



うちの石川先生や黒野先生のように、文系科目が多少ニガテでも、理数系科目で満点取れます、っていうならやらなくてもいい。

ただ誤解のないようにお伝えしておくけど、石川先生も黒野先生も、数学で満点しか取ったことがないという理系モンスター篠原先生も本は読んでいる。





彼らは『理数系科目に比べたら、文系科目はニガテです』っていうだけで、普通に読解力はめちゃくちゃ高い。


そうじゃなきゃあんな大変な理数系科目の文章題を理解して解けるわけがない。


だからやっぱり本は読んだ方がいい。



君が手にしているスマホを本に変えるだけや。


その程度の努力や覚悟ができないのであれば、難関大なんて目指さない方がいい。


スマホを持ったままでも合格できるくらいの大学を目指すべきだとおじさんは思うで。









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