学歴は本当に必要なのか??(完全に雑談です)

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さて、先日もお伝えしました通り、当塾の塾生が慶應高校に合格したわけですが、こういった最難関校の学歴は本当に必要なのかどうか、世の常としていつも議論の的になります。

 

結論から言えば必要ありませんが、あって損することは絶対にありません。

 

 

論より証拠、こんなデータがあります。

 

この手のデータはネット上に溢れかえっていますので、もし興味がありましたら検索してみてください。

 

ちなみにですが、個人的には『旧帝大や早慶に入れば、その後も安泰』と言いたいわけではありません。

これまでに見てきた旧帝大や早慶のような最難関校に合格する中高生は、最難関校に受かるに相応しい努力を積み重ねられる人間だから、その後の人生でも成功するのだと思っています。

 

合格したから言えるのかもしれませんが、今回慶應高校に合格した塾生がもし仮に受験に失敗していたとしても、『君なら大丈夫だよ。』と伝えていたと思います。

 

この3年間、中学生にして、しかも公立中学校に通いながらというハンデを乗り越えて、並々ならぬ努力を積み重ねてきた彼ならば、たとえ今回失敗したとしても、3年後でも5年後でも、それこそ10年後でも20年後でもいくらでも挽回できると考えているからです。

 

少し話がそれましたので、本題に戻ります。

よくこういった関東圏の有名私立で話題に出るのが『学費』です。

しかしながら調べてみれば分かりますが、実のところ慶應大学の医学部を除けば、実は年間の授業料は東海圏の私立大学とそれほど変わりません。

 

大きく違うのは物価が高いために、生活費はどうしてもかかってしまいます。

また、難関私立の高校や大学は、塾や予備校にかかる学費も割高にはなってしまいます。

それくらい特殊な対策が必要になりますので、この点はやむを得ない点です。

 

しかしながらこのエビデンスが示す通り、ここでかかる経費は後の人生でおつりが出るくらいでお子様に返ってきます。

 

 

そしてもう一点。

今は昔と違い、採用の基準に学歴を反映させてはいけないとはなってはいますが、実際のところ学歴フィルターは存在します。

 

今期で当塾を引退するI倉先生(名古屋大学工学部)と、当ブログで時折登場していた宇宙飛行士の卵のYくん(同じく名古屋大学工学部航空工学科)、2人とも見事東証一部の中でもトップクラスの企業の内定を勝ち取ったのですが、彼らから聞いた就職活動は厳しい現実を教えてくれました。

 

まず2月にOBの説明会に行き3月に一次面接、この時点では様々な大学生や院生がいたらしいのですが、二次面接では早々に絞り込まれます。

もうこの時点で東大、京大、阪大、名大、早慶しか残っていなかったそうです。

もちろん、関東圏に本社を置く企業ですので、東海エリアや関西エリアではまた違った事情になるかもしれません。

 

ただ知っておきたいのは、学歴フィルターはありませんなんて言っていても、それは建前でしかない可能性があるということです。

判断するのは学生側ではなく、飽くまでも企業側なのですから、履歴書の学歴欄で判断されても仕方がないということです。

 

もちろん、それを跳ね返すくらいの実績を大学の4年間、あるいは院を含めて6年間で作ることができていれば問題ないのでしょうが、社会経験がない大学生がそれを作るのはかなり困難であると思われます。

 

そうなると人事側にとって、判断の材料として使い勝手が良いのが学歴なのです。

手っ取り早く(あ、この学生は目標のために一生懸命頑張ってきたんだな。)と判断できますから。

 

 

言わずもがな、学歴でその人の価値が決まるわけではありません。

ただし長い人生のことを考えたとき、特に学歴が重視される日本に置いて、少しでも良い大学に入っておくことは、お子様にとって大きな武器になることは間違いありません。

 

でも、もちろん社会経験がない中学生や高校生が、そのことを自発的に理解できる可能性はあまりありません。

だからこそ、目指すか目指さないかはさておき、お父様やお母様からそういった学校があること、もし興味があるのであれば、そのために必要になることをお伝えしていただきたいと切に願います。

 

その上でお子さんが特に興味を示さなければ、それはそれでいいと思うのです。

学歴はあった方がいいとは思いますが、無くても本人の努力次第でいくらでも道は切り開けますから。

 

ただ大人になって最難関校の存在を知り、(自分も目指しておけばよかった・・・)という風に後悔するのはもったいないですし、取り返しがつかないですよね。

 

知っていて目指さないのと、知らずに目指さないのでは大きな違いがありますから。

もちろんそれは、旧帝大や早慶などの最難関に限った話ではありません。

 

国内には他にも素晴らしい大学や高校がたくさんありますから。

いや、国内とは言わず、グローバル化が進む昨今においては、これからさきは海外の高校や大学に進むお子様ももっと増えるかもしれません。

 

しかしながら先ほどもお伝えしました通り、社会経験がまったくない子供たちは、そういった可能性に気づけない可能性もあります。

 

今回慶應高校に合格した塾生のお父様お母様も、中学生に入る前からその可能性についてお伝えしていたのでした。

『頑張る気があるのであれば、全力で応援する!』という意志も一緒に。

 

 

もちろん指導させていただく側の私たちもそうなのですが、ぜひぜひお父様お母様の方からも、無限に広がる可能性についてお子様にお伝えいただけたらと切に願います。

 

その上で違う道を選ぶのであれば、それはそれできっと正解なのです。

 

 

 

 

 

 

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