受験生の悩み

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教室長ブログ

先日メールにてご相談いただきました。

もうかなり長い付き合いとなりました塾生で、元々は英語がめちゃくちゃニガテだった中学生の男の子。

今では本人の努力もあって、公立高校入試の過去問では常時80~90%強得点できるようになりました。

 

 

ただメールでは、数学の難問に手こずってしまい辛い思いをしてしまっているとのこと。

・・・あれ?確か数学はかなり得意で、ここ最近のテストの結果もそんなに悪くなかったはずなんだけどな・・・と思いながら彼に声をかけてみたところ・・・。

 

 

めちゃくちゃ難しい!

 

 

いや、学校配布の『数学の友』に掲載されている問題なので、割とバランスのいい問題のはずなのに、なんでこんなに難しいんだ!?と思ってネットで調べてみたら・・・。

 

 

埼玉県の問題で、なんと正答率が0.4%とのこと。

・・・てことは学年250人の学校だったら、全体で1人しか解けない問題ということになるやないかーい!

 

そんな問題・・・せめて学校の先生から、『この問題は250人に1人しか解けていない問題だから、できたら本当にすごいぞ!』くらいの一言が欲しかったな~と思ったり、思わなかったり、ラジバンダリ。

 

 

 

さて、こういう問題に苦しむ塾生を見る度に、塾で働く人間の悲しい性で(あぁ・・・これは捨て問だな~)と思ってしまいます。

愛知県の公立高校入試における数学は、『8割が基礎問題、残り2割が超難問(関数絡みか空間図形)』とパターンが決まっておりますので、僕らからすると実に対策は取りやすいのですが、その言葉のかけ方は本当に毎年悩みます。

 

何せその難問さえ捨てて、残りの基礎問題に試験時間の45分をしっかりと使えば、8割、悪くとも7割は取れるのですから・・・。

 

 

そうなると、今学校で学習している『空間図形』系の学習はやらなくてもいいとなってしまうのですが、それは最後の最後まで言わないことにしています。

やはり学習する姿勢として、『困難なものから逃げてもいい』という姿勢を、中学生の段階では作ってはいけないと思います(難関国私立は除きます)。

 

 

だから冒頭で紹介した塾生が、『難問ができなくて苦しんでいる』というのは、かわいそうではありますが、ぜひ最後の最後まで頑張って挑戦してほしいなと思っています(心配しなくても、彼なら他の基礎問題で合格点を取れると信じていますので)。

 

 

そんなわけで、捨て問や重箱の隅問題というのは確かに存在します。

そしてそれを見極めて捨てる能力も、とても大切な能力だと思います。

テスト本番で合格点が取れるような対策も、塾が計画立ててやります。

 

 

中高生諸君はぜひぜひ、最後の最後まで理解しようと頑張ってくださいね!

たくさん書きたいことはあったのですが、これから授業に入りますのでまた後日!

 

 

 

 

 

 

 

 

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