南山大学合格おめでとう!

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教室長ブログ

これが昨年度の受験生最後の合格体験談となります。

(あれ?随分と少ないな・・・)と思われたかもしれませんが、昨年度については『最後の最後まで、全身全霊頑張った』と思われる受験生に合格体験談をお願いしました。


もちろん、山口の目が節穴で、『本当はめちゃくちゃ頑張っていたのに、見落としていた』可能性も無きにしもあらずなのですが、それほど的外れでもないと思っています。


本気で頑張るっていうのは、本当に行きたい大学のために、自分の誘惑を全て断ち切って、毎日のように自習室に通うことです(これは山口の価値観ですし、うちには遠方から通っている塾生も多数いますので、通いたくても通えない中高生がいることは重々承知しております)。


中高生のみなさん、みなさんが本気で行きたい大学があるのであれば、その大学のためにすべてを捧げてください。

その覚悟が無いのであれば、うちに通っても時間とお金がもったいないだけです。



そして今回紹介させていただきます卒塾生・・・、実は数少ない『山口の力不足で第一志望に合格させてあげられなかった受験生』です。



彼女は残念ながら第一志望には合格できなかったのですが、山口からお願いをして合格体験談を書いていただきました。


【1】合格した高校、もしくは大学を教えてください。

南山大学、愛知大学



【2】受講した教科と担当講師は?

英語:山口先生

数学:石川先生

古典:高須先生


【3】受験勉強で一番つらかったことは?
勉強とは少し離れてしまうかもしれませんが、周りのクラスメイトなどの成績の話が聞こえてくることがとても嫌で、それと自分を比べてしまうことが辛かったです。

学校に通っていたら避けられないことなので、どうしようもなかったです。


【4】受験勉強で一番頑張ったことは?

英単語の暗記です。

時間がとてもかかることだったので、スキマ時間を見つけては繰り返し繰り返し覚えました。

覚えたと思っていた単語でも、英文を読んでいたらパッと思い出せない、ということがあるので、復習も定期的にしなければなりませんでした。


(★もうこの【4】については恒例といいますか、全員が同じことを書いています。

高校生のみなさんはもちろんですが、保護者様もぜひご共有ください。

大学受験は文系理系を問わず、すべて英語で決まります。

その英語を左右するのが『英単語の暗記』と『公立中学校で学んだ英語を捨てること』。


そしてこの2点こそが膨大な時間と労力を要するのです。

正直、高校1年生の4月から取り組まなければなりません。

大学受験の英語学習に必要な合計は『2,000時間』。

高校1年生の4月から大学入学共通テストまでに残された日数が『1,000日』。


これは英語だけで、毎日2時間取り組んで何とかなる数字です。)




【5】共テのリーディングの大問5番がめちゃくちゃ長かったことです。

(★個人的に塾生のみなさんにお伝えしておりますが、共通テストの英語に関して言えば、時間が無ければ大問5は捨ててください。

大問5は難易度と配点が釣り合っておらず、タイパ・コスパ共に最悪です。

大問5に割く時間を大問6に振った方がマシなくらいです。

もちろん、解く余裕がある受験生諸君は、捨て問を作らずに全問100%で取り組んでください。

山口が『大問5を捨てた方がよい』と言っているのは、飽くまでも『時間内に解答できない受験生』が対象です。)


【6】担当講師とFIXにメッセージをお願いします。

山口先生:勉強面以外でもたくさんサポートしてくださって、ありがとうございました。

とても心強かったです。

石川先生:どの分野でも、公式がどうできているか、とか土台の理屈から教えてくださってありがとうございました。

一番嫌いだった確率が得意になって、とても嬉しかったです。

高須先生:全然基礎も鳴っていなかったのに、最初から丁寧に教えてくださってありがとうございました。


【7】後輩たちにアドバイスをお願いします。

やる気がないときは英単語の暗記、古単語の暗記、歴史の教科書を読む、など簡単なことでもいいので、とにかく勉強していない時間を減らすとよいと思います!

あと試験会場は寒いだけではなくて暑いときもあるので暑いときの対応策も用意しておくととても安心できると思います。

(★これはとてもかわいそうでした・・・。

一昨年度までは、西尾高校の共通テスト受験会場は愛知教育大学だったのですが、昨年度から急遽某大学に変更。

こちらの大学、おそらく共通テスト会場に選ばれたのが初めてだったのかどうかは分かりませんが、とにかく『受験当日、めちゃくちゃ暑かった!』とのこと。


寒いよりも暑い方が、脳って動かなくなるんですよね・・・。


おそらく大学側も良かれと思って、受験生のみなさんが寒い思いをしないように対策してくれたのだと思われますが、それがあだとなってしまいました。


(いやいや、暑かったんなら服を脱げばいいじゃん)と思われるかもしれませんが、女の子はそうもいきません。

それに真冬なのでヒートテックを着込んでいる可能性もあるため、『脱げばいい』とはならないんですね。


ですので受験生諸君は、着込んだりホッカイロなどを活用して、自由に体温調節できるようにしておいてください。

彼女は英語の偏差値が70を超えるほど英語が得意だったのですが、この教室の暑さのせいで、途中から頭がぼーっとしてしまったのだそうです。)




【最後に山口から】

山口個人は高校受験にせよ大学受験にせよ、『合格するか否かはすべて受験生本人の責任』と考えております。

しかしながらごく稀に、(山口の力不足で合格させてあげられなかった・・・)と思ってしまう受験生に出会います。

それがこちらの彼女でした。


何せ彼女は、某難関国公立大学を目指していて、共通テスト模試も記述模試もA判定だったのです。

入塾当時はD判定やE判定だったのですが、とにかくコツコツと努力を積み重ねることができる塾生で、少しずつ少しずつ偏差値が上がっていき、11月と12月の模試ではついに念願のA判定を取れるようになっていました(※もちろん、山口のブログ『成績優秀者発表』にも登場しております)。



彼女自身、試験が終わった直後は号泣してしまい、『先生たちが一生懸命指導してくださったのに、結果を出せなくて申し訳ないです』と繰り返していました。



でもですね、第一志望に合格させてあげられなかったのに、こんなことを言うのは厚顔無恥かもしれませんが、彼女は大学受験こそ失敗したものの、この先の人生は素晴らしいものになると自信を持って言えます。



自分の大きな目標のために、涙が出るほど頑張れたんです。


本気で頑張ってないと涙なんて出てこないんですよね。


『まあワンチャン行けたらいいな』くらいの志の受験生は、当然その程度の努力しかしていませんし、第一志望に落ちたところで大してショックは受けません。



彼女は今南山大学に通い始めたわけですが、名門とされる南山大学にも色んな学生がいます。

①彼女のように、最後の最後まで難関国公立を目指して、惜しくも夢破れた学生

②南山大学を第一志望に一生懸命頑張った受験生

③(南山行きたいけど・・・ワンチャン合格したらラッキー!)で本当に南山に合格した受験生

④大して努力もせず、私立の推薦枠で南山に合格した受験生


もちろん彼女は①のグループに属しますので、当然彼女の周りには①や②のお友達や先輩が集まってきます。


南山に限らずすべての大学に共通することなのですが、適当に大学に通って・・・何なら単位もろくに取れずに留年したり、それどころか中途退学する学生がたくさんいたりします。


ちなみに余談ですが、山口の大学では入学して1週間で自主退学した同級生がいました。

理由は『思っていた大学生活と全然違った』



・・・。


あのね・・・たった一週間で何が分かるんや?

しかもその入学金と授業料、おまんが稼いで払ったわけじゃなかろーもん?



当然のことながら、そういうやる気が無い学生には、同じようにヤル気のない学生が集まってきます。



そんなわけで、この高校生活において、何か自分の目標のために、涙が出るほど頑張れた彼女は、この先の人生でもまた全力で取り組めると確信しているんです。


大学生活、就職活動、結婚や子育て・・・。




どんな荒波にも立ち向かえるだろうし、そういう仲間や恋人、結婚相手に出会えるだろう。


言うまでもなく、何の努力もしない人間には、そういうお友達しかできないだろうし、そういう相手としか結婚できないだろう。


そんなわけで、何だか山口の言い訳がましく聞こえてしまうかもしれませんが、彼女なら大丈夫。


自信を持ってそう言えます。


でも本当に・・・本当に第一志望に合格させてあげられなくて申し訳ないです。


彼女は模試などでも結果を出してくれていましたし、最後の最後まで質問に来てくれていたので、なおのことそう思います。



でもですね、後輩にあたる受験生のみなさん、A判定が出ていても、本当にベストな努力を積み上げていても、それでも敗れてしまうことがあるんです。


でもそれは受験に限ったことではありませんよね?


日本中に野球が強い高校があるわけですが、夏の甲子園で優勝できるのはたったの1校だけ。


みなさんの第一志望にも枠があって、君たちがどれほどの努力を積み上げたとしても、合格最低点に1点でも足りなければ落ちます。


だから君の予想を超える努力を積み上げてください。



というわけで・・・今年度最後の合格体験談の報告を終わらせていただきます。

昨年度の合格実績につきましては、近いうちにまとめて報告させていただきます。











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