当塾の高校3年生、記述模試(英語)の平均偏差値が58オーバー!

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教室長ブログ

・・・とその前に、今年の春に入塾してくれた鶴中の2年生の男の子から嬉しい報告が!



もしかしたら数学が100点かもしれない!とのこと!



いや~ぜひぜひ当塾の過去のブログを見ていただきたいのですが、こちらの塾生なんと、『たったの2か月で学年140番台から一気に20番台まで大幅UP!』したんです。


多分当塾歴代最高の上がり幅だと思いますね。


これだけ一気に上がってしまうと、次のテストは下がりがちなのですが、もしかしたら前回よりもさらに上がってしまうのでしょうか!?



いや、でもいいんです。



数学満点じゃなくてもいいですし、前回よりも順位が下がっちゃっても全然OK!



仮に成績が下がったとしても、(悔しいな~・・・なんで成績下がっちゃったんだろう??)と思いながら次回に活かしていくことが大切ですからね!



敗れて知ることもたくさんあると思います。



そんなわけで鶴中の中間テストは明日もありますので、いつも通り頑張ってくださいね!



そういえば前回の期末テストで、『今回悔しい思いをしたから、次回は絶対に学年1位を取ります!』と宣言していた男の子がいましたが、どういう結果が待っているのか・・・。



でもいいんですよ、学年1位じゃなくても。


どんな結果が返ってきても、変わることなくできることを積み上げていくだけですからね!





【ついに当塾の高校3年生、記述模試の平均偏差値が58になりました!】


いや、君たち凄すぎるやろ?



ありがたいことに長いこと英語や現代文の指導をさせていただいておりますが、今年の3年生はものすごい・・・。



そんなわけで、正直塾としてはそんなに指導することは無くなってきましたね(ありがたいことに)。



いや、もちろん学ぶべきことはまだまだ山ほど残っているんです。


先日紹介させていただきました、『刈谷高校学年3位』の男の子にしたって、英語に関して言えば学年48位ですし、もちろん記述で満点を取っているわけではありません。



彼にしたって、まだまだやるべきことは山積みなのです。



とはいえ、そのやるべきことというのはほとんどが

『簡単な英文法や英単語、構文の再確認』なわけです。



『指導することはそんなに残っていない』というのは飽くまでも大学受験レベルでの話ですし、彼自身、受験が終わって大学に進学してからも・・・それこそ社会に出ても学びの途は続いていきます。




とはいえ・・・お月謝をいただいて大切なご子息を預からせていただいている以上、そのお金に見合った指導をしなければなりません。



『基本の確認が大切だよ~』と声をかけるだけなら、お月謝をいただくわけにはいきませんので!




とはいえ・・・過去問や市販の問題集では手に負えないんだよな~・・・と思いつつインターネットを漁っていたら、とんでもないものが発掘されました






おぉう・・・。


なんじゃこりゃー!



何でも第二次世界大戦直後、GHQが『(アメリカに都合の良い)日本国憲法を作るぞー!』と思ったのかどうかは定かではありませんが、とにかく新しい日本国憲法を作っていく上で、マッカーサー元帥・部下のヒューストンさん・白洲次郎さん(すごい実業家、ケンブリッジ大学卒)の間で取り交わされた書簡らしいです。



蛍光ペンが引かれた箇所を抜き出したのがこちらです。



【2】 It remains to be seen whether he and his colleagues have the moral courage faithfully and aggressively to sponsor the reforms concerning which they thus have no quarrel ― whether they themselves are destined now to champion these rights and liberties which they agree with the Supreme Commander must be bestowed upon the people if, upon the disastrous errors of the past, is to be erected a new and enlightened Japan charted to the path of peace and dedicated to upholding the rights of man in the fraternity of nations ― or whether they must yield to others who do possess those necessary qualities of leadership.

・remain to be p.p.・・・『まだ~されていないままである』

・sponsor A…『Aを支援する、後押しする』

・champion A…『A(権利・主張・人)などを擁護する、守る』

・enlightened…『(形)見識ある、悟りを開いた、(文明などが)進んだ』

・bestow 物 on人 ・・・『物(名誉など)を人に授ける』

・chart A・・・『Aを図に示す、Aの計画を立てる』

・uphold A・・・『A(法・制度・決定など)を支持する、守る』




ダッシュなどの挿入はあるものの、なんとこれがひとつの文章になっており、『接続詞の中に、さらに関係代名詞や接続詞、関係副詞が入り組んでいる』という超絶難文になってます(※正直山口が今まで見てきた英文の中で、断トツの難しさでした)。



しかもこの書簡が、日本人である白洲さんにあてられたものというのが恐ろしい・・・。



不肖山口、この英文を理解し、さらに文書にまとめるのに3時間もかかってしまいました!(でもそれに見合うだけのリターンはあったと思います)








山口の試訳を以下に紹介させていただきます。


【2】 It remains to be seen whether he and his colleagues have the moral courage faithfully and aggressively to sponsor the reforms concerning which they thus have no quarrel ― whether they themselves are destined now to champion these rights and liberties which they agree with the Supreme Commander must be bestowed upon the people if, upon the disastrous errors of the past, is to be erected a new and enlightened Japan charted to the path of peace and dedicated to upholding the rights of man in the fraternity of nations ― or whether they must yield to others who do possess those necessary qualities of leadership.

『(そういったわけで)彼や彼の同僚が、忠実かつ積極的にこの改革を後押ししていくだけの道義的な勇気を持ち合わせているかどうかは未だに分からないままですが、改革そのものについては彼ら(日本人)は何の異論もありません。さらには、彼ら自身がこれらの権利と自由を守るべく定められた人たちなのかどうかも不明です。“これらの権利と自由”という表現をしましたが、具体的に説明しますと、過去の破滅的な失敗の上に、平和への方針を打ち立てた、国家間レベルの同盟において、人権を擁護することに全身全霊を傾けた、新しい開かれた日本を築き上げるためには、日本国民に与えられて然るべき、そんな当然の権利と自由ということになります。そして、その点については彼らもマッカーサー司令官に賛成しております。さらにそれだけではなく、彼らがリーダーシップを取る上で、必要不可欠な資質を持った他の人(他の国??)に従わなければならないのかどうか、これについても依然として不明なままです。』






正直、あまりにも難しすぎたため、途中で文章を切ってしまいましたし、英文には無いような副詞節(文章を分かりやすく修飾するカタマリ)も付け足しております。



どんなに難関とされる大学でもこれほどの難文が出ることはないでしょう。



でもですね、こういう難しい課題に全力で取り組むことが楽しいじゃないですか!



そしてその大きな壁を乗り越えることができたら・・・もっともっと楽しいですよね!!!



残念ながら勉強の楽しさとは、スマホやゲームの楽しさとはまったく異なるものです。



しかしこれだけは言えます。


スマホやゲームの楽しさは一過性でその場限りのものですが、学んだ知識は自分の中に永久に残っていきますし、その達成感・充実感も比べ物になりません。



何よりも、経済的な側面も含め、間違いなくみなさんの人生は幸せなものになっていきます。



でももちろん、『楽して偏差値が簡単に上がる』、なんてことは言いません。



残念ながらごく一部の超人を除けば、難関大に合格していく受験生はかなり早い段階で学習塾に通い、長い時間をかけてやるべきことを積み上げています。



それだけの努力を積み上げてきた受験生達がA判定を独占していて、高校3年生からちょっと本気になったくらいで、彼らや彼女たちの2年、3年を取り返せるわけがありません。



みなさんが山口と同じように、『自分は凡人だ!だけどいい大学に行きたい!』と思っているのであれば、1日でも早くスタートしてください。


と、いうわけで!



確かに今年の3年生、模試の結果がものすごいのですが、もちろん現時点では中間地点。



今以上にガンガン追い込んでいきますし、もちろん今年も『大学受験、第一志望合格率100%!』を目指していきます。



いや、これが本当に難しい・・・。



世間一般での『大学受験、第一志望合格率は15%前後』と言われていますからね。




『5人中4人が第一志望に合格する』と言われている愛知県の公立高校入試とは桁が違います。



今高校1年生、2年生のみなさん。


すぐに認識を変えてください。



これは当塾の塾生ならみんな知っていることですが、みなさんが中学校で学んだ英語では、大学受験に太刀打ちすることは絶対にできません。




そして言うまでもありませんが、今回の山口が訳した日本語が正しいのかどうかはさておき、同じレベルで和訳し日本語の文章を書くためには、当然膨大な量の本を読み、英語以前に日本語に強くなることがマストです。




中高生のみなさん、みなさんが思っている以上にたくさん本を読んでください。


そしてお父様お母様も、積極的に読書を薦めていただけると嬉しいです。


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