西尾が大好き山口!!

カテゴリー :

教室長ブログ

さて、連日西尾市内の公立高校に厳しい意見を発信し続けている山口なのですが、誤解のないようお伝えしておきますと、私山口、『誰よりも西尾市が大好き』なのです。



確か公立高校の教師の任期が最大でも6年。




ということはよほどのことが無い限り、今西尾高校や西尾東高校にいる先生方はほとんどが在籍6年未満(2018年以降)ということになります。



西尾に初めて来たのが2007年、そして2010年に西尾市の大手学習塾に籍を置き、西尾に惚れ込んで永住を決めた山口が、西尾愛で負けるわけがないのです。


地元九州なのに、西尾に家まで立てちゃいましたからね。



情熱と覚悟が違う、少なくともそう思っています。





そしてここからは先は、もうかれこれ10回以上書いてきた内容ですので、既視感を感じられたらそのままスマホの画面を閉じていただいても大丈夫です。





【2010~2015年くらいまでの西尾高校、西尾東高校はものすごかった!】

もうすごかったんです。

さらに言えばですが、2010年以前はもっとすごかったみたいですね。


つまり、今30代40代…、70代80代の頃の西尾高校はめちゃくちゃ学力が高かったようです(※西尾東高校は確か1976年にできた高校ですので、初年度の卒業生でも66歳ということになります)。





ともあれ、山口が西尾に来た頃の西尾高校はこんな感じです。


・名古屋大学30名前後合格

・東大や京大、医学部などの合格者もちらほら

・地方国公立や南山などの難関大も150名強合格


・・・と書くと、(あれ?今もそれに近いくらいの実績はあるんじゃないの?)と思われるかもしれませんが、全然違います。



当時の西尾高校は成績下位の高校生でも相当偏差値が高く、学年全体のレベルが非常に高かったのです。



ところが今は極端な二極化が進んでしまいました。


今はおそらく、学年200番よりも下位の西高生は偏差値50を切ります(学年にもよりますが)。



つまり、本当に厳しいことを申し上げてしまうと、学年200番以降の西高生は、偏差値50前後、あるいは50未満の高校に通っている高校生と変わらないということです。



その理由はいくつかあると思いますが、一番大きいのは、『先生が代ってしまい、西尾高校の校風も大きく変わってしまった』ということが挙げられます。



今の西高生から、『学校の課題が厳しいです』なんて声を一度も聞いたことが無いですからね。




これはかつて西尾高校に通っていたお父様お母様世代からすると信じられないことだと思います。



山口が西尾にやってきた2010年、西高生は全員一心不乱に勉強してたんです。



とにかく課題が終わらない。


偏差値が60を超える西高生でもこなせないほどの課題が出ていたのです。


そう、これはもうお気づきの方もいらっしゃるかと思われますが、『当時の西尾高校は、今の刈谷高校や岡崎高校と同じような教育方針だった』んです。



少なくとも英語については、当時の西尾高校は”cuttting edge”というとても難しい教材を使用しておりました。



この”cutting edge”、刈高生や岡高生は全員知っています。




刈高生や岡高生は、高校3年生になるとこの難易度MAXの教材で、難関大に立ち向かっていけるだけの英語力を身に付けていくのです(※なお、今年の刈谷高校は高校2年生の冬からcutting edgeが支給されるそうです)。



もちろん、少子高齢化であったり、スマホの普及であったり、高校生の学力を下げた要因はいくつもあるでしょう。



しかしそれらの要因は、刈高生にも岡高生にも共通しています。


そう考えるとやはり、『西尾高校の環境が変化してしまった(もちろん悪い意味で)』と考えるのが自然です。






西尾東高校の凋落ぶりはさらに顕著です。


かつての西尾東高校は、

・名古屋大学、名古屋工業大学、名古屋市立大学に複数名合格

・地方国公立合格者も多数

・南山大学合格者は毎年100名越え


これがたった10年ほど前の西尾東高校です。



正直、たったの数年でこれほど変わってしまうものなのかと驚いております。





【しつこいようですが、山口は西尾が、そして西高や東高が大好きなのです】

だからこそ悔しいんです。


西高も東高も少し前までは授業のレベルも非常に高く、先生方もたくさん課題を出してくれていたんです。


もちろん、課題をたくさん出せばいい、というものではありません。



しかし年頃の高校生で、彼らや彼女たちは大学受験にどれほどの学習の質と量が必要なのか分からない。



そりゃあ課題が出なければ、勉強なんてやりません。


それは刈高生や岡高生でも同じです。





開成や灘などが『まったく課題が出ない』というのはいいんです。


彼らはもうすでに、小学校の時点で大学受験に匹敵するような修羅場をくぐってきているので、誰かに言われなくても自分の意志で勉強を頑張れます。



刈谷高校や岡崎高校の先生方は、それを骨身に沁みて知っているからこそ、狭き門をくぐり抜けてきた刈高生や岡高生にですら、大変な難易度で、ものすごい量の課題を出しているのです。



それでももしかしたら、『いや、でも今でも西高から名古屋大学みたいな難関大に何人も合格してるじゃん』、という意見もあるかもしれません。




でもその上位陣は、一部の例外を除けばほとんどが、東進やサナルのような学習塾に通っています(もちろん、当塾にも通ってくれています)。



少なくとも英語に関しては、西高の授業も東高の授業も、難関大の水準には達していないのですから、それ以外に説明がつきません(※もちろん本当にごく一部、自学自習のみで難関大に合格する受験生もいますが)。




そしてこれもしつこいほどに申し上げておりますが、まだ社会経験のない15~18歳の高校生が、自分の力だけでそこに気付くことは難しいです。


だからこそ大人の私たちが対応しなければなりません。



これが私の勇み足なら何の問題もないんです。


『なんか山口っていう町の小さな塾の講師がワーワー言ってるけど、西高も東高もちゃんとやってくれてるじゃん』、なら全然OKですよね。




しかしですね、しつこいほどに申し上げておりますが、私はここ数年間、西高生や東高生の口から『課題がきついんです・・・』とか『授業が難しいんです・・・』などという声を誰からも聞いたことがないんです。


そう、例外なくひとりもです。




果たしてこれが高校生のみなさんにとってプラスなのか、マイナスなのか、そこには大いに一考の余地があると個人的には思います。












Monthly Archives

月別記事