当塾がこれほどまでに厳しい理由

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教室長ブログ

本日、本当に断腸の思いでしたが一人の高校3年生の男の子を帰宅させました。




理由は居眠りしていた・・・というよりは正確に言うとうつらうつら船を漕いでいたからでした。




ですので、いわゆる机に突っ伏して寝ていたわけではありません(当塾にそんな中高生はひとりもいません。そんな生徒は即退塾です)。




そして彼の名誉のために一言添えるならば、彼はうちの塾でも一番の頑張り屋で、一番成績が伸びた塾生でもあります。



受験を控えたこの時期に、帰宅させるというのはいささか厳しすぎる対応だったのかもしれません。



ですが今一度、塾生のみなさんに『なぜ当塾がこのような厳しいルールを設けているのか』、考えてみてほしいのです。




うちの主な厳しいルールは以下の通りです。

①スマホの使用は一切禁止(※保護者様との連絡でも)

②一切の私語禁止(※それが学習の内容であったとしても)

③居眠り禁止(※たとえ寝ていなくても、周りに寝ているように見えたなら居眠りと判断)

④40分以上の離席禁止



これだけではありませんが、主なルールはこんなところです。





このルールが何のために存在しているのかというと、一番は『一生懸命頑張っている他の塾生の学習を妨げないため』です。



自分の横に座っている中高生が、スマホを触っていたり、ぺちゃくちゃしゃべっていたり、だらしなく居眠りしていたら・・・それだけで勉強には集中できないはずです。



そういう弛緩した空気はすぐに伝播するので、最悪教室全体がそういう空気になってしまいます(※私はこれまでに、そういう塾をいくつか見ております。もちろん西尾市内にもあります。)





もちろん、スマホを触っていい塾もあれば、居眠りOKな塾もあります。



ただ、『当塾はそういう塾ではない』というだけです。




受験というのは個人戦でもあり、団体戦でもあります。







当塾の場合、この厳しいルールを理解していただいた上で、それでも大きな夢や目標のために頑張るという決断をしてくれた中高生にだけご入塾いただいております。




そして当塾は、高校も中学もほとんどバラバラで、市外や県外から通ってくれている塾生もいますので、ほとんどの場合は顔見知りではありません。



それでもこの教室にいる塾生全員が、言葉は交わさなくても非常に高いレべルで意識を共有してくれています。



その一助となっているのが当塾の厳しいルールであり、みながそれを遵守してくれているからこそ、他塾にはない一体感と緊張感を維持することができています。




とはいえ、もう一度彼の名誉のためにフォローさせていただくならば、今日も一番早く自習に来てくれていました。



いつも一番に教室に来て、一番最後まで頑張ってくれる西高生です。




そんな彼だからこそ、『即帰宅』を伝えるのは、私としても本当に辛かったです。





ここは色んな中高生が集まる公立の学校ではありません。


体験授業の時点で、素行が悪かったり、勉強を頑張る意志がないと判断した生徒にはご入塾をお断りしています(それが今ここで頑張ってくれている塾生のみなさんを守ることだと考えています)。





今どきそんな厳しい塾は珍しい・・・というか、多分他にはないと思います。


・・・。


でもですよ?


よ~く考えてほしいのですが、


『スマホを触らない』
『私語をしない』
『居眠りをしない』

勉強を頑張る場所なんだからそんなの当たり前やん!


厳しくないですって!


そんなの当たり前!





【そんなわけでついに20㎞完走できました】

開校以来、8年ほど『毎日ダラダラ10㎞ジョギング』を継続していた山口ですが、つい3か月ほど前、それがまったくの無駄であったことに気付き一念発起しました。



①月・水・金は5~8km全力ラン!

②火・木・土は自転車で10㎞以上全力で走る!

③日曜日は毎日10㎞以上全力ラン、ただし毎週1kmずつ走る距離を伸ばす


これを全てタイムを測りながらやっているのですが・・・。



ま~これが本当にきつい!


ただダラダラ”自分なりのペースで走る”のはめちゃくちゃ楽なんです。



ところがタイムを測りながらの全力疾走となると本当にきつい・・・。


そして先日ついに、20㎞完走することができました!




やりました・・・。


いや、本当に足が折れるかと思いました。

現役中高生のみなさんからすると、『おっそ!!』って感じかもしれませんが、アラフィフの山口からするとこれは相当頑張ってるんです(※ちなみに体力年齢は35歳と出ました)。




もしかしたらこれを見ているみなさんは、(山口って走るの好きなんだな~)と思われるかもしれませんがとんでもない!


嫌です!


50歳にもなって、全力で長距離なんて走りたくないです!



でもですね、何かを頑張っていない人間が、中高生のみなさんに『頑張れ!』なんて言えないと思うんですよね。


・・・と少なくとも自分は思っています。


そんなわけで、自分がいつかこの仕事を終えるその日まで、このランニングはずーっと続けていきますし、もちろんタイムも伸ばしていきます。



しかし20㎞は本当にきつい・・・。


ちなみに西尾駅から刈谷駅までの道路距離が16㎞らしいですね。



もちろん、最終的には去年の目標であった『トライアスロン』、もしくは『フルマラソン』に挑戦します!



そしてしつこいようですが、大学受験はマラソンと同じです。


走る距離は全員42.195㎞。


ただしマラソンと違うのは、『いつからでもスタートできる!』ということです。


篠原先生みたいに、小学校1年生からコツコツと勉強を頑張って、塾にも通わずストレートで東大に受かる受験生もいれば、中学受験を経験して、10歳から難関大対策をやっている受験生もいます。



そういった厳しい現実も知らず、高校3年生から本格的に受験勉強を始める受験生もいます。



前者はもう5時間10時間前からスタート切っていて、高校3年生の段階ではもう歩いてゴールできる位置まで来ています。


一方、高校3年生から受験勉強を始めるというのは、『残り30分で42.195㎞完走してください』と言われているようなもの。


当然そんなことは物理的に不可能なので、自分が思ってもいなかったようなゴールで満足せざるを得なくなります。



みなさんすぐにスタートしてください。



スタートが遅れるということは、それだけ第一志望に合格する可能性を下げてしまうことになります。



君がどんなに速く走れたとしても、30分で42.195㎞を完走することは不可能です。










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