“arithmetic”という英単語をご存知でしょうか?
この単語は別に難しくもなんともありません。
意味は『算数、算術』です。
“mathematics”『数学』にも似てますね。
ただそれだけなのですが、この単語は市販のほとんどの単語帳には載っていません。
ところがとある大学では、私が知る限り過去20年の間に『5回』登場しています。
(もちろん、この大学は注釈などで、親切に単語の意味を載せてくれたりはしません)。
難関大が問題に用いる文献は大体決まっているので、そこで使われる単語や慣用表現も大体同じです。
従って、問題が変わっても、同じ単語が何度も何度も出てくるのです。
当然大学側からしたら、『うちの過去問は20年分、最低でも10年分は解いた上で受験しなさい』、そう言っているのです。
仮に”arithmetic”が下線部和訳に含まれていて、『算数』という訳が反映されていなければ、当然大学側は、(あぁ・・・この受験生はうちの過去問をそんなにやりこんだわけではないんだな。)と判断するでしょう。
だから高校生のみなさんは、高校で受ける授業は100%理解するのは当然のこととして、+αで『みなさんが一番行きたい大学の過去問を10~20年分やりこまなければならない』、と心得てください。
ちなみに当塾の場合、とりわけ山口の場合ということになりますが、みなさんの志望校を確認できた時点で、『その大学の赤本や青本を片っ端からゲット』します。
その上で、過去問を調べに調べ尽くした上で、さも『当然最初から知っていました』と言わんばかりに、指導させていただきます。
ま~・・・自分の場合は中高生のみなさんとは違って、受験も無ければ英語しか勉強していないので、それくらいは当たり前ですよね。
みなさんは本当にすごい・・・。
昨日〇原先生と話がてら、数学の問題に目を通しましたが、『まったくもって、何が書かれているのか分からない』状態でしたので・・・(汗)
でもそれだけに、やっぱりみなさんに残された時間は本当に少ない。
私自身は『学歴など何も関係ない』と思っていますが、その反面、日本が相変わらず『学歴偏重社会』であるのも事実。
同じ能力を持った人間が2人並んでいたら、残念ながら高学歴な人物の方が選ばれてしまいます。
難関大を目指すみなさんは、
・高校の授業は当たり前にこなす
・共通テストの5教科7科目(+情報)をこなす
・滑り止めの私立対策
・本命の国公立二次対策(⇐これが一番きつい)
これだけのことをたったの2年9か月でやり切らないといけない。
ゆる~い高校に通っていたら、これを達成することはまず不可能です(※それは各高校の合格実績が物語っています)。
そりゃあ時間が10年20年あれば、ダラダラやっても何とかなるかもしれませんが、難関大の対策に必要となる学習量は、2年9か月では少なすぎる。
現在高校1年生ならば、当然残された時間は『ちょうど2年』ということになるのですが・・・。
実のところ2年というのは、今の時点でC判定未満であるならば、もう俵に足がかかっているとご理解ください。
高校2年生のみなさん、いよいよ『あと1年』です!