篠原先生語録
数々の名言(と山口が勝手に思っている)を残している篠原先生ですが、こんなことも言ってました(ちなみに既出ですので悪しからず)。
『岡崎高校の授業をきちんと受けて、課題もすべてこなせたら、全員東大に合格できます。』
なるほどなるほど。
『ただし、もちろん全員が授業の内容を理解し、課題をこなせるのかは別の問題ですが。』
つまり、全員こなせるというわけではない、ということですね。
ちなみにもちろん篠原先生は、岡崎高校の課題をこなせていたんですよね?
『とんでもない!無理ですよ(笑い)』
そう、そういえば今年の岡崎高校の冬休み課題(2年生の数学)ですが、超難問の記述課題が100問出たのだそうで・・・。
こんなのですね。
ちなみにこの問題、5問で120分ということは、100問で2,400分・・・つまり40時間!?
しかも基礎演習問題じゃないですからね。
超がつく難問に40時間取り組まないといけないということです。
どんぶり勘定で冬休みが2週間として、毎日数学だけで3時間は取り組まないといけない・・・?
・・・と考えたらいけなくもないのか。
さすが岡崎高校の先生、一見無謀なようで、きちんと取り組めばできるだけの課題を与えているんですね。
ともあれ岡崎高校は、あの篠原先生が『こなせない』と舌を巻くほどの課題を生徒に出しているということです。
ほとんど課題を出さない西尾市内の高校と比較して、どちらが正しいのかは言うまでもありません。
【超がつく難関大を目指すのであれば、それ以上の負荷をかけなければなりません】
以下の文章は、山口の授業を受けている塾生は読む必要がありません(※同じような話をしていますので)。
難しさにも色々なタイプがあると思いますが、山口個人は、日本で一番難しい英語の問題を出しているのは京都大学だと思っています。
もちろん、早稲田の理工学部、法学部や、慶應大学や医学部など、負けず劣らずの難問を出題する大学はあります。
とはいえ、あの英文和訳と英作文の難易度は、他の追随を許さない、とんでもない難しさだと感じています。
そんな超がつく難関大を目指している高校生に対して、山口はその大学の問題をはるかに超える、さらに桁違いの英文に挑戦してもらいます。
【30】 It seems to me to require quite a low self-regard to think that, should belief in god suddenly vanish from the world, we would all become callous and selfish hedonists, with no kindness, no charity, no generosity, nothing that would deserve the name of goodness.
仮に京都大学が日本一難しい英語の問題を作っているとしても、この辺の英文はそのさらにはるか上を行く雲上の難易度です。
ただ、この英文に対応できるようになれば、当たり前の話ですが京大の問題でも恐れることはありません。
そして恐ろしいことに・・・。
よく見ると『例題』の横に★★★☆☆、とありますが、このテキストにおいてはこの難易度ですら『中くらいの難易度』。
★4、★5の英文はさらにけた外れの難しさです。
・・・などと偉そうなことを言っていますが、もちろんこの英文や問題を山口が作ったわけではありません。
素晴らしい知識人が残してくれた英文を、きちんと問題にしてくれた、これまた素晴らしい知識人がこのテキストを作ってくれたのです。
私などは所詮、他人の褌で相撲を取っているだけに過ぎません。
とはいえ、本当にそれが他人の褌ならば、わざわざ安くはないお月謝を払って、山口の授業を受ける必要はありません。
私達はお月謝に見合う授業と課題を提供できるように、その授業の何倍もの時間と労力をかけて準備しております。
例えば山口の指導がお月謝に見合わないと判断されたならば、いつでも袖にしていただいて大丈夫です。
話を戻しまして。
難関大を目指しているみなさん。
みなさんは3年生の1月半ばの共通テスト、そして2月24日の国立二次試験に照準を合わせてはいけません。
そんなあてにならない皮算用で、本番に間に合うかどうかなんて分からないじゃないですか。
だから刈谷高校や岡崎高校などのトップ進学校がそうしているように、1年生の段階からマックスの負荷をかけるんです。
そして本番の1年前にはある程度の準備が終わっていて、ラストの1年は総仕上げに充てなければなりません。
『高校3年生になってから本格的に受験勉強を始める』、では遅すぎるんです。
間に合うわけがない。
当塾が『高校2年生の12月以降は新規入塾をお断りしている』のは、単純に間に合わないからです。
いや、もちろん他塾に通っていて、『最後の仕上げに転塾する受験生』もいるにはいるのでしょうが、それにしてもたったの1年で学習計画を立て、そこにむけて進捗させていくのは相当難しいはずなんです。
そしてこれは何も超がつくような難関大にだけあてはまる話ではありません。
今の時点でC判定、D判定しか出ていないのであれば、それは君にとってはものすごい難関大です。
E判定はほぼ見込みがないと思った方がいい。
もちろん、旧七帝大一工のように、共通テストが大幅に圧縮されるような大学なら、E判定でも十分合格の可能性はありますが(※ただし共通テストの比ではないほど難しい、二次対策ができていたら、という前提の話です)、そうじゃないならまず受からない。
それでも第一志望に合格したいと本気で思うのであれば、今の自分のやり方がおかしいのではないか?と自身に批判的な目を向ける必要があります。
仮に毎日3~4時間勉強していたとして、それでも結果が出ないのであれば、それはやり方が間違っているんです。
もしくは集中できていない。
そして高校2年生のみなさん、本当に今の努力で第一志望に合格できるのか、今一度考えなおしてみてほしい。
共通テスト本番まであと350日程度。
たったこれだけの期間で、共通テストの6教科8科目、国公立二次対策、滑り止めの私立対策などなど・・・。
時間が足りるのか?今のやり方で偏差値が上がるのか?
本気で危機感を持って欲しいと願います。