よく『1日10時間勉強だ!』なんて言っていますが・・・
こんにちは!
いよいよセンター試験まであと4日ですね。
ここまできたら新しいことなんて一切やる必要はありません。
これまで学習してきた内容を、何度も何度も反復するだけです。
あとは体調管理にだけ気をつけて日々お過ごしください。
そうして高校2年生のみなさん。
センター試験まであと約1年ということは、もうみなさんも受験生です。
少しでも早く気持ちを受験生モードに切り替えてくださいね!
さて、山口ですが口を開けば『1日10時間勉強だ!』なんて言ってますが、これ別に根性論で言っているわけではありません。
客観的にみて、それくらい必要な場合がほとんどなので、そう言っているだけです。
例えばです。
中高一貫私立に通っている受験生を想像してみてください。
良いか悪いかの議論は今回はさておき、彼らは小学校4年生、遅くとも5年生には専門の塾に通うなり、プロの家庭教師をつけて勉強しています。
ちなみに日〇研さんなんんかだと、小学校6年生だと入塾を断られてしまいます。
これは『高いお月謝をいただいても、期待に応えられる可能性が低いのでお断りさせていただきます』という誠意のある対応ですね。
それはさておき、彼らというのは公立の小学校では学べない専門的な知識をみっちり叩き込まれます。
何よりも10歳の頃から、厳しい受験というものを体験します。
そして無事合格。
しかしそれはゴールではなく、スタートでしかないことに気づかされます。
中高一貫私立は高校受験がないから楽チンなどというあらぬ誤解を受けることもありますが、とんでもありません。
私立の中学校では、中学校3年間の内容を2年の冬には終わらせてしまいます。
そして英語は高校生の内容に入っていきますし、数学などは中学3年生から青チャートを使用するところもあります(当塾に通う塾生の場合)。
もうこの時点で大学受験を意識させられますし、ついていけないと判断された生徒には面談が組まれ、転校を勧めることすらあります。
もちろん無責任に、『うちの授業を受けていれば大丈夫!塾には通わせないでください。』なんてことは言いません。
私立の先生方は、『○○君はこの教科はついていけていないので、塾に通うなりして対応してください。』くらいのことは平気で言います。
何度もしつこいですが、それが良い悪いという話ではありません。
ただただ、そういう環境で奮闘している中高生もいるという客観的事実を述べているだけです。
そして高校に入る頃には学力と希望に応じてクラス編成がなされ、どんなに遅くても高校2年生の終わりには、大学受験に必要なカリキュラムは一通り終わってしまっています。
ちなみに当塾に通っているある塾生ですが、高校1年生の中間期末テストの問題が、旧帝大の二次試験と同じ内容という学校もあるのです。
・・・なんてことを言うと、さては山口、私立偏重主義者なのか!?なんて思われそうですが、私本人は小学校から高校まで、全て地元の公立ですし、そもそも塾すら通ったことがありません(田舎過ぎて塾がなかった、というのが正しい表現ですが・・・)。
ここでは私立の是非はさておき、そんな連中が旧帝大や早慶上智、医学部医学科を目指しているのだという事実です。
彼らと戦っていこうというのであれば・・・、ましてや中学生活や高校生活をサボってしまったという自覚があるのであれば、これはもう『1日10時間の勉強』くらいはこなしてくださいよ、と言いたいわけです。
もちろん、例えばマンツーマン指導を受けることにより、集団授業よりも効率よく学習ができる、などという対策は取れるかもしれませんが、やはり学習の基本は、どれだけしっかりと演習量をこなすことができたかにかかっています。
例えばの話、当ブログでたまにご登場いただいているS原先生。
S原先生は塾にも通わず、地元の公立中学校から岡崎高校に入学し、現役で東大に合格していますが、彼なんかは塾には通わなかった代わりに、小学5年生の頃から一日も欠かすことなく『毎日3時間の勉強』を続けたと言っていました。
ということは、小学5年生から高校卒業するまで8年間、8(年間)×365日×3(時間)=合計8,760時間勉強していたということになります。
旧帝大や早慶上智に合格する生徒に必要な学習時間が『最低4,000時間』と言われていますので(東進調べ)、S原先生は実にその倍以上の学習をしていたということになります。
ここまでやるなら、私立じゃなくても良いでしょうし、塾や予備校に通う必要もありません。
逆に言えば、志望校に対して厳しい判定が出ている場合のほとんどが、『ただの勉強不足』なのです。
さあそんなわけで!
みなさんにもし『どうしても行きたい学校』があるのであれば、四の五の言わずに勉強してください。
何をやったらいいのか分からないのであれば、ただひたすら『英単語を覚えるだけ』だけでもいいんです。
でもそれすらやっていない中高生諸君、たくさんいるんじゃないんでしょうか??
もし何をやるべきか知りたい!というのであれば、体験授業じゃなくても構いません。
ただのご相談でも構いませんので、お気軽にご連絡くださいね!