なぜ大学へ行った方がよいのか??

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雑談

山口の父は公務員でした。

 

今でこそ公務員という職業は『親が子供に就かせたい職業ナンバー1』なのだそうですが、うちの父の時代はまったくそんなことはありませんでした。

 

むしろ、『最もやりたくない仕事のひとつ』だったのだそうです。

 

 

理由はシンプルで、折しも時代は高度経済成長期、働け働けで働いた分はどんどん高収入につながっていたため、良くも悪くも給料が安定していた公務員という職業は、当時は嫌われていたのだそうです。

 

今では考えられませんね。

 

事実当時というのは今と違い、大学3年生の頃には東証一部の大企業が各大学を訪問し、学生を取りあっていたのだそうです。

だから大手のみで、内定を10社20社からいただくということも珍しくなかったのだそうです。

 

 

しかし80年代後半に、日本の経済バブルは崩壊してしまい、空前の氷河期に突入してしまいます。

『しばらくしたら元に戻る』と言われていたのに、ついにもどらないまま30年という時間が流れてしまいました。

 

この間に私たちの身の回りも大きく変わりました。

 

今この西尾市内を見ても、すごくたくさんの外国人がいることが分かると思います。

もちろん今中高生のみなさんは分からないでしょうが、昔はそんなことはなかったのです。

 

外国人を見かけたら本当に珍しかったんですね。

そしてもう一つ、その外国人というのはほとんどがアジアや南米の方々です。

 

北米や欧州の方はほとんど見かけないはずです。

 

これがみなさんにどういう影響を及ぼしているか、考えたことはあるでしょうか?

 

 

そもそもなぜたくさんの外国人が日本に来るようになったのかというと、当然メリットがあるからです。

アジア諸国や南米と比較すれば、日本はまだまだ経済的に潤っている国なので、自国で働いているよりも、日本で働いた方がはるかに実入りがいいわけです。

 

ここでみなさんは、『グローバル化が進んでいいことだな~』なんてのんきに構えていてはいけないのです。

 

多くの外国人が日本で仕事をするということは、みなさんの仕事がどんどんなくなってしまうということです。

しかも彼らのほとんどは文句も言わず、一生懸命に働いてくれます。

 

雇う側からすれば、『文句ばっかりいって働かず、高い給料を要求する日本人』と『文句も言わずに笑顔で一生懸命働いてくれる外国人』だとどちらを採用するでしょうか??

 

答えは考えるまでもないと思います。

しかしそれではまずいのです。

 

肝心の日本に籍を置いているはずの日本人が満足に働けず、しかも外国人が稼いだお金というのは日本にとどまらず、彼らの母国に流れてしまうことが多いので、日本という国の経済力はどんどん落ちていくのです。

誤解のないようにお伝えしておきますが、山口は外国人の方を悪く言いたいわけではないのです。

共存することはとてもいいこと、だけれども日本人が不利益を被ることは避けなければならないと思っているだけです。

 

ヨーロッパや北米の国々では、中学生くらいの頃から仕事であったり、政治についての教育がしっかりと進められているので、中高生でも社会の現状に関する意識が高いのだそうですが、残念ながら日本ではそうではありません。

 

政治のことも仕事のことも教えられず、アルバイトも許されないからお金を稼ぐことや仕組みについても知らされず、気づいたらいきなり社会に放り出されてしまいます。

 

本当のところみなさんは、もっともっと自分の10年後や20年後・・・50年後のことを考える必要があります。

 

50年後といえば年金問題ですね。

うちの父は公務員だったこともあって、かなりの年金額を支給していただいているのですが、これもどんどん状況は変わってきています。

 

単純に年金支給額はどんどん減っていくと言われていますし、支給される年齢も『65歳から』『70歳から』とどんどん上がっています。

なぜそんなことが起きているのでしょうか?

 

みなさんもご存知の通り、今は空前の少子高齢化の時代です。

子どもがどんどん減っていて、高齢者がどんどん増えているのです。

 

年金というものは、今受給を受けている高齢者の分は、今働いている私たちが支払っているのです。

もらう高齢者が増えて、出費する働く世代が減っているのですから、当然今の世代の私たちが払う分というのは、増えることはあっても減ることはないのです。

 

そしてみなさん中高生諸君が働くころには、それがピークを迎えます。

20年後には『人口の3分の1以上が65歳以上』と言われていますから、当然みなさんが出費する年金額というのは、今よりも大変大きなものになります。

 

それだけならまだいいです。

このまま子どもの人口が減り続ければ、みなさんが年金をいただくころには、雀の涙ほどしかもらえないということも想定しておかなければなりません。

 

 

 

・・・なんてネガティブな話ばかりをしましたが、そんな厳しい社会を生き抜いていくためにも、学歴は絶対にあった方がいいんです。

 

みなさんが就職するとき、または再就職するときなどに最低限の学歴があれば、(この人は中高生の頃に、しんどいことも一生懸命頑張ってきたんだな。)と判断してもらえます。

 

『世の中学歴じゃない!』とはいっても、それを判断するのはみなさんじゃありません。

採用する側、つまり赤の他人がたったの数十分で判断するのです。

 

見た瞬間に分かる『学歴』はあった方がいいに決まっています。

 

もちろん、学歴などがなくても立派に社会貢献している方はいますが、それはその人が学歴じゃない部分で一生懸命頑張って、それを社会から評価してもらったからであって、『学歴がなくてもいい』というわけではないのです。

 

なんでこんなにしんどい勉強を頑張らなきゃいけないんだろう・・・と思うかもしれませんが、それはすべてみなさんの身を守るために必要なんです。

 

だったらそんな住みづらい日本じゃなくて、海外に移住しちゃえ!なんて思うみなさんもいるかもしれませんが、北米のグリーンカードなんてまずもらえません。

トランプさんの政策を見ていれば分かるでしょう??

 

『外国人を入国させるな!』『外国人を追い出せ!』の人ですからね。

でもそれって、自国民を守るためには必要なことなのかもしれません。

 

政治には明るくない山口ですので、あまり偉そうなことは言えませんが、日本は今、そんなアメリカとは逆の方向に進んでいっています。

それが功を奏すがどうかは神のみぞ知るところですが、少なくともみなさんは自分の身を自分で守るための武器を一つでも多くもっておかなければならないということは、心の隅にとどめておいてほしいと切に願います。

 

 

あまり・・・というかほとんど勉強には関係のない話でしたが、今日も一日頑張りましょう!

 

 

 

 

 

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