いよいよ新学年のスタートです。また、新高校3年生の入塾は締切とさせていただきます。

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雑談

新高校1年生、また中学1年生のみなさん、新しい生活を期待と緊張と共に迎えられていると思います。

特に今日は新高校1年生、さらに言えば西尾高校、西尾東高校といった中堅どころの進学校に合格された高校生のみなさんにスポットを当ててお話させていただけたらと思います。

西尾高校は上位陣の進学校では?と思われたみなさんもいらっしゃるかと思います。

確かに合格実績だけをみたならば、旧帝大や医学部、早慶の合格者も出していますし、上位の進学校と言えなくもありませんが、成績上位陣と下位の生徒たちの偏差値の開きがあまりにも大きいので、個人的には中堅どころだと認識しております。

事実、ここ数年間で、偏差値が40前後の西高生もたくさんみてきましたし、高校2年生、3年生になるのに、毎日の学習時間が2時間を切ってしまっている受験生も少なくありませんせんでした。

そういったわけで、新学期早々手厳しいお話になりますが、西尾高校や西尾東高校に合格したみなさん、みなさんのほとんどが大学受験を見据えて中学校時代を頑張ってきたはずなので、そのために何が必要なのかというお話をさせていただきたいです。

まず、高校3年間で重要なのは、高校3年生ではなく、圧倒的に『高校1年生』です。

高校3年生なんて誰でも勉強します。

みんなが一斉に勉強するのですから、君が同じように『平日4時間、休日10時間勉強』したところで、差なんてつきようがありません。

むしろ、それまで頑張ってきた他のライバルに差をつけられる一方です。

だからこそ、英語とや数学といった重たい教科の土台をしっかりと築き上げることができる、『高校1年生が最も重要』なのです。

余談ですが、タイトルで『高校3年生の入塾は締切』と書かせていただきましたが、これは厳しい言い方をすれば、『今から当塾にきてもらっても間に合わないから』なのです。

いや、もちろん昨年度も、『E判定から第一志望に合格した塾生』はたくさんいましたが、彼らや彼女達は、想像を絶するくらいの努力を積み上げることができた高校3年生だったのです。

正直あれほど頑張れる高校生がそんなにいるとは思えませんので、今年も例年通り早々に高校3年生の入塾は制限させていただきました。

これも重ねて余談ですが、大手学習塾にとっては、逆にこれから入塾してくれる高校3年生は上客になります。

『お母さん、あと受験本番まで10か月もありません。このままでは間に合わないので週3コースで頑張りましょう!お月謝は10万円くらいになります。またそれだけでは足りないので、春期講習も一緒に取りましょう!』なんて提案を平気でしますし、それが通ってしまいます(これは自分が過去10年間強、大手の塾と予備校に籍を置いていたから言えることです。根拠もなくありもしない話をしているわけではありません)。

それで結果が出るならまだいいです。

しかし、高校1年生、2年生をサボってきた、基礎も土台もできていない新高校3年生が、週3で塾に通おうが学習習慣もないままにいきなり毎日数時間机に向かおうが、結果を出すのはかなり厳しいです。

そんなわけで、当塾は新高校3年生の入塾は早期段階で締め切らせていただきます。

さて話を戻しまして。

一番大切なのは、みなが気が緩んでしまう高校1年生のこの時期、そして一番英語と数学に時間を費やせる今が一番重要なのです。

何度も似たような話をしてしまいますが、それまで一切何の練習もしなかった高校2年生が、『おれは来年甲子園に出たいんだ!』とか『春高バレーに出たいんだ!』なんてことを友人が言って来たら、(何を夢物語を…)と思うでしょう?

勉強だって同じです。

半年や1年そこら必死にやったところで、第一志望に合格できるほど受験は甘くありません。

このことはぜひぜひお父様お母様にも共有していただきたいです。

西尾高校や西尾東高校に合格することは、もちろん大きな目標であったかもしれませんが、大学受験やその先のことを考えるならば、一通過点に過ぎません。

ここで浮かれて大切な高校1年生や2年生を適当に過ごしてしまい、あまりこの言葉は使いたくありませんが、俗に言うFランと言われる大学に行くことになってしまったら、最初から推薦に手厚い私立に進んでおけばよかったということになります。

あまり評判がよくない三河の某私立高校でも、南山大学に18名、中京大学11名、名城大学8名、立命館大学4名、なんと慶応大学にも1名の合格者を出しております。

重ねて申し上げますが、西尾高校でも西尾東高校でも偏差値が40を切ってしまう高校生はいますし、それは能力の問題ではなく、進学校に合格した油断から、そこまで成績が下がってしまうのです(ちなみに岡崎高校や刈谷高校ですと、学年でビリの方でも偏差値は60を超えていたりします)。

だから今、まさにこの高校1年生のスタートのこの時期が、一番重要なのです。

『西尾高校や西尾東高校に合格はしたけど、全然ついていけなくなっちゃって…。』なんてお話はよく耳にするとは思いますが、それはもはや対岸の火事というわけではありません。

誰にでも起こり得る身近な危険なのです。

もちろん部活動は頑張ってください。

スマートフォンだってきちんと自制できて、良い付き合い方ができるのであれば問題はないでしょう。

でも学習習慣だけはしっかりとつけておいてください。

『もっと早く勉強しておけばよかった…。』なんて声は聞いたことがあっても、『あんなに早く勉強する必要はなかったな~…。』なんて話は聞いたことがないと思います。

学習準備は早いに越したことはありません。

勉強も他のことも全力で頑張って、最高の高校生活を送って、ぜひぜひ3年後(正確には1012日後)の入試本番で、最高の結果をつかみ取りましょう!

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