持って生まれた天才などいない

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雑談

連日成績優秀者を発表させていただいておりますが、もちろんそれとは反対に、一生懸命頑張っているのになかなか自分の思うような結果が出せない中高生もいます。

 

多くの場合はただ単に学習時間が足りないだけなのですが、時に本当に正しい学習法で努力をしているのに、なかなか成果が出ない生徒もいます。

 

塾生か否かは問わず、そんな悩める中高生諸君こそ、今その努力を諦めずに継続してほしいです。

 

地頭とか学問の素養なんて言葉を耳にしますが、実のところそんなものは存在しません。

 

長いこと多くの受験生のみなさんと接する機会をいただき、また同時に多くの講師と知り合ってきた中で、本当にこの人は天才なのかもしれないと実感したのは1人しかいません。

 

このブログでもちょいちょい登場する、塾にも通わずに『岡崎高校⇒東大ストレートで合格』したS原先生くらいですかね。

 

ある日腕組みしたままセンター試験の数学と物理、化学を解いているS原先生に、『どうして書かないんですか?』と尋ねたところ、『お恥ずかしい話、僕の場合脳が処理するスピードに手が追い付かないんで、書いた方が効率が悪いんです。』と返ってきたんですね。

 

(やばい・・・この人本当にやばい人や・・・。)と思ったものでした。

 

でもですね、そんな人今までS原先生ただ1人ですし、そのS原先生だって塾にこそ行かなかったものの、小学校3年生の頃から毎日3時間勉強しつづけてるんですね。

現在形で言ったのは、今もそれを継続しているということ。

 

今は教育業界に身を置いていませんが、国家資格を取るべく毎日何かしら勉強しているのだそうです。

 

そしてS原先生の場合これが決定的に私たちと違うところで、『数学が楽しくて楽しくてたまらない』のだそうです。

もう数学が好きすぎて、英語で書かれた数学の原書を読むために英語も勉強したというのですから、恐れ入るとはこのことですね。

 

そう、生まれながらの天才みたいなことを言いましたが、結局のところ動機は違えど、そんなS原先生でも結果としてめちゃくちゃ勉強してるんです。

 

小学校3年生から、東大に合格するまで毎日3時間勉強したとして、3(時間)×365(日)×9(年間)=9,855時間となるわけですから、東進衛星予備校さんが発表している『難関大学に合格するための合計時間は4,000時間以上』という数字を余裕で超えているんですね。

 

そんなわけでみなさん、とにかく勉強に時間を費やしてください!

 

 

【・・・とはいっても、やってもやっても成績が上がらないのはつらいんだけど・・・】

分かります。

もちろん、正しい努力を積み重ねているのになかなか結果が出ないのは、本当につらいことですよね。

 

 

ただし、勉強の結果なんてそんなにすぐには出ません。

うちの塾でも『入塾して一か月でめちゃくちゃ成績が上がりました!』なんてことが起きるのですが、実際のところ、それは当塾の力ではありません。

たまたま偶然、入塾する前から努力を継続していて、たまたま入塾して一か月目くらいのタイミングが成績が上がるタイミングだったのだというだけで、たったの一か月くらいで結果が出ることはまずありません。

 

学習の質や量にもよりますが、英語や数学などそもそも習得に時間がかかるとされている英語や数学は最低3ヵ月、長ければ年単位の時間を覚悟しておかなければなりません。

 

では、なぜ英語がそんなにも時間と労力がかかるのかについてお話いたします。

 

受験英語、とりわけ大学受験の英語ですが、もう口を酸っぱくしてこのブログでもお伝えしておりますが、絶対に単語を暗記しなければなりません。

 

みなさんは次の文章が読めるでしょうか??

توقع «المركز الفرنسي لضمان الصادرات» (كوفاس) في تقرير، أن تحقق دول شمال أفريقيا نمواً عام 2011، يتراوح ما بين 3.7 في المئة في الجزائر وستة في المئة في مصر، إلى جانب خمسة في المئة في كل من المغرب وليبيا وأربعة في المئة في تونس، على أن يتراوح التضخم ما بين 3.5 وخمسة في المئة في

المتوسط

 

おそらく読めないと思います。

 

でもこれ、文法が分からないから、ではないですよね??

もちろんそれもあるでしょうが、そもそも文字と単語が分からないからというのが大きな理由です。

 

みなさんがこの文章を読もうとするならば、まずは手探りでも単語を調べるはずです。

 

ところがなぜだか英語がニガテなみなさんに限って、英単語の暗記を避けたがる傾向にあります。

もちろん文法は大切ですよ??

 

でもそれ以前に、言語なのですから単語の意味を知らなければ文章が読めるはずがないのです。

 

なるほど分かった。

じゃあ単語の勉強を一生懸命頑張ろう!・・・ともちろんほとんどの中高生は決意するのですが・・・。

 

上がらない。

言われた通り、英単語の暗記を一生懸命頑張ったのに、500単語覚えても1000単語覚えても、一向に長文が読める気配もないし、もちろん偏差値だって変わらない。

 

なんだよ!山口ウソツキじゃん!・・・なんて思われるかもしれませんが、実際のところ全然それでは量が足りていないのです。

やっとの思いで英単語を500覚えたとしましょう。

でもその状態で受けた模試の長文で、覚えていない方の英単語がずらっと出たら、結果としてそれは何もやっていないのと同じことになるのです。

 

だって実際目の前の単語が分からないのですから。

それに、やっとの思いで覚えた500単語1,000単語なんて、長文で遭遇しても思い出すのに数秒かかるくらいのクオリティです。

難関大だと入試で使用される単語は3,000~4,000単語と言われているので、英単語を見た瞬間にその意味が出てくるくらいの精度じゃないと使い物になりません。

本当に手持ちの単語帳がこれくらいになってから、英語の点数に反映されるものと腹をくくってください。

 

・・・とはいえですよ?

みなさんは決して頑張っていないわけではない。

 

もちろん頑張っているんです。

頑張っているのに結果が出ないという一番辛い状況にいるわけです。

 

でも厳しいことを言えば、そこで諦めた者から脱落していきます。

 

どんなにしんどかろうが、みなさんが行きたい大学があって、英語の成績を上げなければならないと自覚しているのであれば、数か月間成績が上がらなかろうが、歯を食いしばってまずは英単語を覚えなければなりません。

 

『500単語、1,000単語覚えたくらいじゃ結果は変わらない。でも2,000単語覚えたら必ず結果が出るんだ!』と信じて頑張った者だけが英語の成績が上がっていくのです。

 

連日お伝えしておりますが、センター試験くらいなら多少の文法を取りこぼしても7割強は絶対に取れます。

 

そしてここがスタートラインで、中堅以上の私立や国公立志望の受験生達は、プラスで文法や精読などの知識を身につけていく必要があります。

英単語だけでは早慶上智レベルや医学部などの最難関校はもちろんのこと、中堅私立ですら厳しいでしょう。

 

英語という教科は誰でも100%成績が上がるのですが、努力が足りなければ何の結果も出ないのです。

それも右肩上がりなら良いのですが、例外なく『やってもやっても結果が出ない』時期があるのでしんどいんですね。

 

でも何度も言いますが、『必ず上がります』。

そしてそれは早期段階で改善していかなければなりません。

 

『長文の語注に先に目を通せ!』とか『分からない単語を予測しろ!』とか『読解できなかったら後ろから訳せ!』などという、英語の本質とは全く関係のない付け焼刃の技術を身につけてしまったら、それは一利ではなく百害なんですね。

 

正直受験テクニックと呼べるようなものですらありません。

 

単語なんて覚えて当たり前。

言語なんですから。

その上でさらにしっかりと文法を学んでいくことが学問の王道で、一番の近道であることを肝に銘じていただけたらと願います。

 

 

 

 

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