合格体験記
春の選抜高校野球が中止となりました。
これはもう本当に大事件で、確かに教育の一環であり一部活動であるとは言われていますが、高校野球の甲子園大会が中止になるなどというのは前代未聞です。
私たちも『自習は全面自粛』『学生講師の指導は4月以降に振替』などの対応を取っており、当初は(そこまでする必要があるのだろうか…。)とも考えていましたが、やはり対応としては間違っていなかったと思います。
今回はそこまで大きな事態に発展してしまいました。
高校野球などはもちろん屋外でプレイしますので、正直ここで感染することはまずあり得ないと思われます。
しかしながら、球児や応援する保護者様や生徒達が宿泊する施設の遮蔽感や人の集まり方を鑑みると、中止にせざるを得なかったのでしょう。
毎年甲子園に応援に行く山口としては残念な気持ちでいっぱいですが、今回出場する予定だった球児達の胸中がいかばかりか計り知れません。
ぜひとも捲土重来を期して、夏の大会の出場を目指してほしいと願います。
さて、暗いニュースばかりですが、せめて幣ブログは明るいお話を提供していきたいです。
今回ご紹介させていただくのは、ここ最近連日紹介しておりました、東高の4人組の女の子の最後の1人です。
いや~もう本当…ものすごい大逆転劇でした。
ちなみに入塾時(ちょうど1年前くらいですね)の偏差値が37.8だったのです。
入塾面談時にも『今のままでは相当厳しい』ということはお伝えしました。
そこからまあ何となくというか、いわゆる普通の女子高生らしいというかそれほどエンジンがかかったわけでもなく、彼女なりのペースで学習していたのですが、とあるタイミングで都築先生の雷が彼女を直撃します。
その結果目を見張るようほど学習の質と量が向上し、偏差値は一気に57まで上がります。
現代文もしっかりと54まで伸びています。
これが3年生の9月の模試で、このまま順風満帆と言いたいところなのですが、なんとここからさらに成績が大幅に下がってしまいます。
見ての通り、これはセンタープレテストです。
きつい夏を乗り越えて、しっかりと結果が出たと思った矢先に成績が下がってしまう・・・。
しかも本人はきちんと正しい努力をしていたのにも関わらずです。
これはもう一番辛いことですよね。
頑張ってなければ成績が上がろうが下がろうが悔しくもなんともありません。
しかし、やりたいことも我慢して、歯を食いしばって頑張っているのに結果が出ないどころか下がってしまったのです。
結局のところ、彼女の成績はそのまま下がり続けました。
ただし、結果的に彼女は受験した大学全て合格します。
私たちは、模試の結果はもちろんですが、『第一志望に合格するためのカリキュラム』を立てて指導に反映させていますので、変な話模試の結果が悪かろうが、センター試験でこけようが、塾生が行きたい大学に合格することが最優先されます。
もちろん、だからと言って学校の授業をおろそかにしていいとか、模試の結果がどうでもいいというわけではありません。
当たり前の話ですが、模試の結果は良いに越したことはないのです。
そんなわけで、本当にきつかったと思いますが、最後まで都築先生の指導を信じ、最後の最後まで頑張り続けた結果がここに出たのだと思います。
それでは前置きが長くなりましたが、ご紹介させていただきます。
【1.合格した大学を全て教えてください。】
藤田医科大学、中部大学、日本福祉大学、星城大学、金城学院大学(薬学部)
【2.授業を受けた教科と担当講師を記入してください。また、どれくらいの期間指導を受けたかを教えてください。】
英語 都築先生 1年間
【3.担当講師と教室にメッセージをお願いします。】
1年間ありがとうございました。入塾した時本当に英語がまったくできなくて、しかも全然勉強もしてなかったです。けど一度都築先生に叱られた時にやばいと思ってターゲットをひたすらやって、今思えば本当にそのことがあってよかったと思います。叱ってもらえなかったら勉強を必死にやるのがもっと遅かっただろうなと思います。本当にありがとうございました。センターでは英語はあまり良い点数ではなかったけど、私立では多分英語ができたので合格したのかなと思います。1年間本当にありがとうございました。
【4.受験で一番つらかったことを教えてください。】
けっこう全部つらかったです。全体的に英語が必要だったので、まずターゲットを何度もやりました。藤田と中部の生物がすごく難しかったので、生物と教科書にのっていないことや、理系の方の生物まで勉強するのが大変でした。
【5.受験で一番頑張ったことを教えてください。】
英語 生物
【6.印象に残っている出来事があれば教えてください。】
都築先生に叱られたことです。一番焦ったからです。
【7.最後に後輩たちにアドバイスとメッセージをお願いします。】
はやめに勉強した方がいいと思います。ターゲットを頑張ってください。最後まであきらめないで何度もやってください!!
【最後に山口から】
いや~本当に4人組が同時に入塾してきたときは(正確には1人の女の子は元々在籍していたのですが)、正直〈これはやばい!〉と思いました。
いわゆる『これぞ女子高生』という感じの女の子たちで、勉強よりも友情やイベントが大切ってのが全開に出ていましたので…。
『体育祭も文化祭もがっつりやっちゃダメだよ!』と言ったその次の週にはがっつり応援団Tシャツで授業受けてるし、夏の高校野球の愛知県予選でも、ほとんど3年生はいなかったのに君たち4人組はバッチリスタンドで応援してたし…。
でも結果それでよかったんですよね。
彼女達は彼女達なりにやりたいことは全力で楽しんで、それ以上に勉強は頑張って、見事全員が最高の結果をつかんだのですから。
偏差値37からたったの1年で藤田に合格というのは、普通に考えたらあり得ない話です。
ちなみに去年1年間の幣ブログで、何度も『成績優秀者発表』をさせていただいたいのですが、今年の卒塾生は一度も登場しておりません。
それくらい全員が危険な状況で、模試の結果もなかなか上向かなかったのです。
でも結果として今年の3年生はは本当にすごかった。
もちろん全員が第一志望合格というわけではありませんでしたし、今もまだ受験と闘っている塾生もいますが、胸を張って言えるのは全員が全員本当に頑張りぬいたということ。
そして結果として、今のところ第一志望合格率も8割近いということ。
時には悔しかったり、もう限界まで頑張り過ぎて泣いてしまった塾生も一人や二人ではありません。
でもすごいと思うんです。
涙が出るほど頑張るんですよ?
ちなみに今回紹介した塾生もそう。
本気で頑張っていなければ涙なんて出てきません。
毎年そうですが、本当うちの塾生を誇りに思います。
そしてこれも毎年そうなんですが…この季節は本当にさみしいものです。
みんな生き生きとした表情で合格の報告に来て、お別れの挨拶をして去っていくんですが、いや~本当にさみしい!
この仕事の唯一辛い点はそれだけですね。
さ~そして新しい中学3年生高校3年生諸君、次はみなさんの番です。
当たり前なのですが、もう1年切ってしまっています。
大学入学共通テストなんてあと310日、つまり10か月ですよ?
たったの10か月なんです。
これまた当たり前の話ですが、私立専願の受験生でも1教科あたりに残された時間は3ヵ月強ずつ、国公立に至っては1教科あたりたったの2か月です。
夏にエンジンかけようなんて思わないでください。
夏休みに入ってからはもう半年切っています。
その時点ではもう100%当塾は入会をお断りしています(人数に余裕があっても)。
理由は間に合わないから。
もうそれは前塾でいやというほど見てきました。
そしてそんな切羽詰まった受験生に無茶苦茶な提案もしたくないんです。
学問に王道なしとは言いますが、実は王道しかなくて、それは地道な努力を愚直に積み上げる他はないのです。
天才なんていりませんし、そもそも何万人に1人です。
みなさんには等しくおなじようにチャンスも時間も与えられているのですから、正しい努力を正しく積み上げれば、結果は必ずついてきます。
というわけで、もし気になりましたらお気軽に体験授業を受けてみてください。
(なんか合わないな…)と思ったら行かなきゃいいだけなんです。
そのための体験授業なのですから。
自分に合った塾が見つかるまで、たくさんの塾を体験してみてくださいね!
明日は久しぶりに現高校2年生の成績優秀者を発表しようと思っています。
いや~もう貯まりに貯まって嬉しい悲鳴です。
それにしても当塾の現高校1年生と2年生…、すごいです(山口が言うのもなんですが)。
もうそれだけにこのコロナウィルスが憎たらしくて仕方がない!
早く収束してまた活気のある教室に戻ることを祈るばかりです。
本日も最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
都築先生 英語 1年
【3.担当講師と教室にメッセージをお願いします。】