FIXは公立高校受験に対応しているのか?
たまに『こちらは中学生にも対応しているのでしょうか??』というご質問をいただきます。
そうなんです。
山口が普段から大学受験の話ばかりしていますので、高校生メインの塾であるかのような印象を与えているかもしれませんが、もちろん中学生のお子様の指導にも対応しております。
というより、個人的にはむしろ、中学生からぜひぜひ来ていただきたいと思っています。
ただ、先月ご報告しました『合格体験記』を見ても、高校生の方が数が多いのは事実です。
大学受験者15名、高校受験者7名(公立高校6名、慶應高校1名)でしたし、実際に今在籍している塾生の割合を見ても、高校生約71.5%、中学生約28.5%ですので圧倒的に高校生の方が多いですね。
とはいえ、当塾はわずか7名ではありましたが、高校受験については第一志望合格率100%です。
ですので、早慶や御三家のような難関私立も含め、もちろんしっかりと公立高校入試にも対応しております。
ただし、SさんやN塾さんのように、5教科すべてに対応しているかと言われると、答えはNOです。
しかしながら、それはどっちがいいか悪いかという話ではなく、どこに力を入れているかという話になります。
例えばSさんは『岡崎高校○○〇名合格!刈谷高校○○○名合格!西尾高校○○○名合格!』と謳っており、実際にその実績はものすごいものがありますが、大学の合格実績にはまったく触れていません。
もちろん、Sさんから難関大の合格者が出ているという事実はありますし、実際に当塾にもSさん出身の講師はいますので、大学受験に対応しているのでしょうが、力を入れているのは圧倒的に『公立高校入試』ということになります(※高校や塾、予備校などの合格実績は本当に大切です。合格実績を載せていても、実際には数年前のものという塾もありますのでご注意ください!)。
話を元に戻しまして、当塾は『5教科すべてには対応していない』とご紹介いたしましたが、本当のところはもちろんしています。
そうでなければ、『公立高校入試の合格実績100%』にはなりませんし、岡崎や刈谷、西尾高校などの合格者も出ないはずですので。
大学受験と公立高校入試が決定的に違うのは、『5教科すべて等しく22点』というところにあります。
さらに言えば、多少難化したとはいえ、公立高校入試の傾向はここ10年以上まったく変わっていません。
そしてさらに決定的なのが、『易問も難問もすべて同じ1点』ということです(思考問題は2点扱いになりますが)。
もう一つ付け足すならば、出題される問題のウェイトが『1,2年生の単元から70%強、3年生の単元からは30%弱』となっています。
そうなると、乱暴な物言いになりますが公立高校入試対策はこうなります。
・とにかく演習量を確保する
・出ると分かっている難問は最初から捨てる(例:数学の相似や空間図形の応用問題。多分解くのに15分ほどかかりますし、それでも1点なのですからコスパが最悪です)
・数学などの計算などがニガテであれば、社会や理科の第二分野の暗記に特化する
・英語などは中3の単元の英作文問題、動詞の語形変化問題に特に力を入れる
・とにかくひたすら1,2年生の単元を強化する
正直に言えば、本当にこれを徹底すれば岡崎でも刈谷でも受かります。
事実、当塾の塾生で、『数学15点で岡崎高校に合格』『数学14点で刈谷高校に合格』した例があります。
本当に乱暴な物言いになりますが、大学受験ほどの緻密かつ膨大な戦略は必要ありません。
世の中の塾の多くが中学生を対象としていて、大学受験まで対応している塾が少ないのはそのためです。
そして当塾がそういった対策をしていないのかというと、もちろんしています。
こちらは中学生理科の演習課題の一部。
あ、こちらの早稲田大学法学部の赤本、塾生に差し上げます。
そしてこちらは中学生社会の演習課題の一部。
こちらの『ロイヤル英文法』も塾生に差し上げます(※ただし高3生不可!今からこれをやる時間はありません)。
当塾の塾生と保護者様はみなさんご存知の通り、当塾の宿題や課題、演習課題はこちらが山のように用意されています。
毎回毎回中学生にはテスト前にテスト範囲が書かれたあのわら半紙を持ってきてもらって、山口といっしょにせっせと5教科すべてのこちらのプリントを用意しております。
延にして12万ページ分、中学生の基礎から難関私立大学(※今年の慶應高校や国公立大学の課題もこちらで対応しました)、東大京大や医学部医学科まで対応しております。
だから結論、『当塾でも公立高校入試には対応できます』と断言できます。
不遜な物言いに聞こえるかもしれませんが、当塾は公立高校入試においても他塾に負けるつもりはまったくありません。
ただ、力を入れているところが違います。
おそらく公立高校受験に力を入れているほとんどの学習塾が、5教科平均的に、確実に得点できるような学習計画を立てていくと思うのですが、当塾は違います。
ざっくりとした説明をさせていただくならば、『指導の8割強は英語と数学がメイン、残り2割がその他』といったところです。
こちらはどちらかというと保護者様に向けたメッセージになりますが、公立高校入試の理科や社会にお金をかける必要はありません。
それは当塾ならば無償で対応いたします。
当塾は『自習室利用し放題、質問もし放題』ですので、理科や社会といったものはどんどん教室に通っていただいて、当塾の石川先生や、黒野先生、M先生や最近加入してくれた講師にどんどん質問してくれればいいのです。
もちろん、(知らない先生に声をかけるのはちょっと…)というのであれば、大体暇そうにしている山口に声をかけてくれればいいです。
ご存知の通り、山口は高等数学は全く手も足も出ませんが、石川先生や黒野先生を捕まえることはできます(笑)。
総じて当塾がどこに一番力を入れているのかというと、『大学受験を見据えて、メインは飽くまでも英語と数学、その学習姿勢を中学生の内からつけていく』という、大学受験を目標とした、長期的なトータルプロデュースということになります。
大学入試においては、国公立であれば大学入学共通テストの配点900点満点中、なんと英語・国語・数学で600点を占めています。
その他の教科は合わせて300点しかありません。
私立大学受験においても、ほとんどの大学が英語のウェイトが大きくなっております。
こんなことを言うと(じゃあ他の教科は蔑ろにしてもいいの?)という疑問が出てくると思います。
もちろんそうではありません。
ただ、英語や数学と違い、理科の第二分野や社会などは、暗記する量もそれほど多いわけではありませんし(※早慶などの重箱問題を出してくる大学は別ですが)、思考力を要する問題もそんなに多くはありません。
はっきりと言ってしまえば、『理科の第二分野や社会はひとりでもできるはず』ということです。
というよりも、厳しいことを言わせていただくならば、大学受験がゴールであれば、それくらいはひとりでやってもらわなければ困ります。
もちろん5教科すべて演習課題は用意しますし、分からないところがあれば、すべて無償で質問対応で答えます。
答えますが、中学生にしっかりと身につけてほしいのは『英語や数学などの大学受験において要となる教科は徹底すること』『暗記などがメインになる教科は、自分の意志で主体的に取り組み克服すること』、この2点です。
そしてかねてから申し上げておりますが、当塾は『やる気のない生徒や自主的に学習に取り組めない生徒』にやる気を出してもらおうとは考えておりません。
それは他塾様にお任せします。
当塾の教室を訪れた中高生や保護者様は例外なく感じていただいていると思いますが、当塾の教室に『私語をする塾生』『居眠りをしている塾生』『スマホを触っている塾生』はひとりもいません。
これらを破った瞬間に一発退場なので、当たり前といえば当たり前なのですが・・・。
うちの塾生達は、夢や目標、通っている学校やもちろん性格など、全員が違うのですが、『一生懸命頑張る』という一点において共通しています。
歯に衣を着せずに言わせていただくならば、落ち着きのない生徒ややる気のない生徒に、当塾の塾生の学習の邪魔をしてほしくないのです。
というわけで、世の中には本当にいろんな塾や予備校があるわけですが、目指しているものがそれぞれ異なり、それに伴い指導のスタイルが異なるということになります。
ですので、体験授業は本当にいろんなところをまわってみて、(この塾が一番”合っている”!)と思えたところを選んでほしいです。
・・・というわけで本日も一日頑張りましょう!