昨年度の山口の失敗
さて、いつもいつも景気がよさそうなブログや、歯に衣着せぬブログを書いている山口ですが、昨年度、悔やんでも悔やみきれない失敗をしてしまいました。
今でも毎日思い出しますし、多分それはこの仕事を辞めるその日まで、ずっと続いていくと思います。
去年は数名第一志望に合格できなかった3年生がいたのですが、その中の1名は、挑戦さえさせてあげられなかったのです。
最初にお断りさせていただくと、決して共通テストで失敗したとかそういうことはありませんでした。
そして、受験した大学は、難関大も含めてすべて合格、普通に考えれば大勝利だったのですが…、唯一第一志望だけは、受験することすらできなかったのです。
結果論にはなってしまいますが、おそらく受験していてれば合格していたと思います。
共通テストの結果もボーダーを超えていましたし、何よりも3年間、その第一志望の大学の二次試験を想定した勉強をやり切りましたので。
ただただ、共通テストが終わったときに燃え尽きてしまったのです。
山口は自分の性格上、そういった受験生には『浪人してもいいじゃない!最後の一か月、挑戦しなよ!』と声をかけるのですが、どうしてもその彼だけは、背中を押して上げることができなかったのです。
じゃあなぜ背中を押してあげられなかったのか?
こればかりは最終的な決断はご本人にしかできませんし、もしも万が一にも失敗してしまったら…、彼は立ち直れないのではないか?という不安がよぎってしまいました。
その彼は当塾を信じて3年間通ってくれましたし、成績も常にトップクラスで偏差値も70を超えていて、いつもいつもA判定しか出ていなかったのですが、最後の最後、本番でほんの少しだけA判定には届かなかったのでした。
自分は彼が無事第一志望に合格したら、お母様にお願いして当塾の講師もやってもらって、勝手に末永い付き合いになっていくものだと思っていたので、すごく悔しく、寂しい思いもしましたし、今でもひょっこり挨拶に来てくれないかな~と思うことがあります。
彼と山口の名誉のために念を押させていただくと、しつこいようですが受験した大学は全勝でした。
第二志望の大学もA判定で合格だったわけですが、もちろんその大学も難関大です。
ただただ、第一志望だけは受験すらさせてあげられなかった、そしておそらく、彼の実力を考えれば、受験していればおそらく合格していたのです。
これが去年の山口の失敗ですし、二度とこんな思いはさせてはいけないと思っています。
そして、もうきっとこのブログは読んではいないとは思いますが、もし読んでいたらいつか教室に来てほしいなと願っています。
そのときコロナが落ち着いていたら、一緒に行きたいと思っていたラーメン屋に行きたいな~などと思っています。
でもね、一つだけ言えるのは、君はめちゃくちゃ頑張っていたし、最後に合格した大学も、みんなが憧れるような大学であるということ。
第一志望ではなかったかもしれませんが、あれだけ頑張った君なら、場所はどこであってもきっと最高の結果を出せるはずです。
だから月並みですが、全力で大学生活を楽しんでくださいね!
以上、ほとんど独り言でした。