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教室長ブログ

時間が無かったとはいえ、昨日のブログがあまりにもお粗末でしたので、もう少し加筆修正させていただきます。


まず、昨日の夜、とある中学生が『先生、448点しか取れませんでした・・・』と報告してくれたのですが・・・。


いや、これはもう本当に申し訳ないですね。


山口が普段のブログで、『うちの中学生は平均448点!』なんて言っちゃってますから、中学生のみなさんには不必要なプレッシャーをかけてしまったのだと思います。



まず当然ですが、『448点は普通にものすごい得点』です。




しかしそれでも、『448点しか取れなかった』と思わせてしまったのであれば、それはすべて山口の力不足に他なりません。



うちの塾生は全員すごいですから。




でも大切なの話はここからです。



内申点という不可解極まりないシステムがあるため、もちろんみなさんにとって中間テストや期末テストの結果は重要です。



しかし本当に重要なのは、テストが終わった後の話。



個人的な意見になりますが、中間テストや期末テストの結果そのものはどうでもいいと思っています。


そのテストが入試で出題されるわけではありませんので。



ただただ公立高校入試のことだけを考えるならば、過去問10年分、3周もやっておけば、どんな高校でも合格点を取れるはずです。



しかしながら、学校の先生が一生懸命作ってくださったテストです。



得点はさておき、内容はとても大切です。



そのテストは、『みなさんに今何が足りないのか?』を教えてくれる貴重な情報源です。




だから120%になるまでテスト直しをやってくださいね!







【山口自身も日々勉強です】


昨日のブログでは『刈谷高校学年1位の受験生のために、難易度が高い英文に取り組んでいる』といった内容の文章を書きました。


しかしながらもちろん、この自学自習は彼だけのためにあるわけではありません。



新しい知識を必死に学ぶことは、もちろん他のみなさんの指導にも活きていきます。



今山口が頑張っていることは、今通ってくれている他の塾生、そして5年後10年後に当塾に来てくれるであろう、これから出会う塾生にも活きていきます。



そういったわけで、私自身もみなさんと同じように、いや、私などはみなさんと違い、普段英語の勉強しかしていないわけですから、これに関してはみなさん以上に努力しなければならないと常々思っています。




そんなわけで、昨日書いた殴り書きがあまりにも見づらかったので、カタカタタイピングしてみました。



(こちらは最初の逐語訳)


(こちらが清書、ただし見にくいですね)



(こちらをタイピングしたのが以下の文章になります)

(山口試訳)(自由にとっての)敵同士を闘わせておけばそれでよいとし、圧制防止に対して多かれ少なかれそれなりの保証があれば、一人の主人による支配でよいと思っている間は、被支配者層がこれ以上何かを望むことはなかった。

 しかし、人間社会の環境が進歩していくにつれて、統治者の権力が自分たちの利益に対立し、(その権力が)自分たちとは無関係に成立しているのは本質的に仕方のないことだ、と人々が考えなくなる時代が到来した。

 国家の種々の統治担当者を、自分たちの請負人が代理人とし、自分たちの意志で権限を取り消すことができた方が、はるかに好都合であると思うようになったのである。


(なお、この英文はこちらになります。)


And so long as mankind were content to combat one enemy by another, and to be ruled by a master, on condition of being guaranteed more or less efficaciously against his tyranny, they did not carry their aspirations beyond this point.

 A time, however, came, in the progress of human affairs, when men ceased to think it a necessity of nature that their governors should be an independent power, opposed in interest to themselves.

 It appeared to them much better.




毎回毎回しつこいようですが、難関国公立の二次試験はほとんど記述です。


それは英語や国語は言うに及ばず、数学や物理・化学、社会に至るまで高い記述力が要求されます。



当然ですが、マーク対策に終始していては、この記述力が身につくことは永久にありません。



もしも将来難関国公立を受験する可能性があるのであれば、高校1年生からと言わず、中学生から、できれば小学生の頃からその対策をしておくべきです。


小学生から、とは言っても何も『中学受験をやりましょう!』と言いたいわけではありません。


・できるだけたくさんの本を読む

・可能であれば自分でも文章を書いてみる

・前頭葉を破壊するスマホとはうまく付き合っていく


こういった誰にでもできることを頑張るだけでも全然違います。



ところが残念ながら、今の愛知県の公立高校入試はオールマークとなってしまいましたので、当然中学校の授業もそれに準じた内容になっています。


とある中学校のテストですが、5教科全部マークシートになっていました。


テストがすべてマーク、このことに一番危機感を感じなければいけないのは保護者様です。



中学生には分かりません。


(ラッキー!この問題分かんないけど、勘で当たるかもしれないじゃん!)、ほとんどの中学生はそれくらいにしか思っていません。





テストがマークシートを塗りつぶすだけ、ということは『漢字のミス』『英単語のスペルミス』などをチェックできる貴重な機会を失う、ということになります。



試験がオールマークと分かっていて、どれだけの中学生が主体的に、漢字や英単語を書く練習に取り組めるのでしょうか?




本当に厄介なのは、『それでもオールマーク対策さえやっておけば、公立高校入試ではそれなりの点数が取れてしまう』、ということです。




そうして晴れて高校に合格、授業や課題が厳しくない高校だと惰性で1年2年が過ぎていきます。



(まあ公立高校入試も何とかなったし、大学受験も何とかなるんでしょ?)くらいの感覚で。




そうして自分が受けたいと思っていた大学の過去問を解いたり、全統記述なんかを受けて愕然とするんです。



『こんな難しい問題、解けるわけないし、こんな文章書けるわけないじゃん!』



でもその対策、ちゃんとやっている受験生はちゃんとやってきたんです。



君がその真実に気づくのが遅すぎたというだけで。



だから当塾では、『高校2年生の12月まで受験勉強をサボった受験生は入塾をお断り』しているんです。


厳しい言い方かもしれませんが、単純に時間的な問題で間に合わないからです。



間に合わないと分かっていて、『大丈夫ですよ!今からでも十分逆転合格できますので!』と言って入塾してもらうのは、詐欺にも等しい行為です。



もちろん中には、『コツコツ2年間、自学自習でしっかりと基礎を築いて、最後の1年だけ記述対策をお願いします』という高校生もいるでしょうし、そういう受験生は大歓迎です。



ちょっと話が逸れてしまいました。



もちろん、中学校の先生方には何の責任もありません。



『公立高校入試のオールマーク化』を決めたのは愛知県の教育委員会なわけですし、当然中学校の先生方も、授業やテストをそれに合わせるのは当然のことです。



仮に山口が同じ立場でも、PTAや校長先生の圧力に屈して、テストはすべてマークのものを作っちゃいます。



しかしその犠牲になるのは中学生、それも本来なら高い学力を持っていたはずの中学生です。



テストがマークになって恩恵を受けるのは、成績下位の生徒だけです。



脳が一番成長するのは実は幼少期の頃。


その後の小学生、中学生というゴールデンタイムをいかに過ごすかで、高校での3年間が、ひいては進学する大学まで決まると言っても過言ではありません。



オールマークのテストで満点を取ろうが、記述力が無ければほとんどの難関国公立は門前払いでしょう(※それは難関国公立の問題や、共通テストと二次試験の比率を見れば明らかです)。



というわけで、結局いつも通り右往左往した内容になってしまいましてすみませんでした!




【現在体験授業は週に1組、土曜日だけでお願いしております】


これが当塾の泣き所ですね。



大手学習塾みたいに、担当者や講師が無尽蔵にいれば、いつでも体験授業を組めるのですが・・・。



うちは塾生も講師も少数精鋭、しかも現生徒ファーストですので、新規の体験授業はどうしてもこちら都合でお願いさせていただいております。



今月はもう埋まっておりますので、新規体験授業につきましては来月以降、もしくは来年以降でお願いいたします。



なお、高校2年生につきましてはすでに締め切ってしまっておりますが、学習相談だけでよろしければ対応させていただきますので、お気軽にご連絡ください。




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