しつこいようですが、西尾高校や西尾東高校に合格することは、一通過点に過ぎません。
【教室パンパンやないかい!】
おとといは本当にビックリしました!
塾生や保護者様はご存知の通り、当塾は町の個人塾としてはかなり広々と作られています。
どれくらいかというと、超大手であった前職の教室よりも、2坪分ほど広めです。
もうね・・・、本当に嬉しい!
でも本当に嬉しい反面、おそらく二学期の期末テストが終わってしまったら、落ち着くのだろうな~と思うと一抹のさみしさも感じます。
もう本当にいつものことですが、『テスト前だけ全力になるくらいならやらない方がマシ』です。
いやいや、やらないよりはやった方がいいでしょ?と思われるかもしれませんが、『テスト前だけ頑張って、単発でいい結果が出て油断して模試や実力テストで成績を落とす』くらいならやらない方がいいです。
もちろん、公立高校入試では内申点がありますので、取らないよりは取った方がいいかなとも思いますけど、そんな忖度が一切ない大学受験では『百害あって一利なし』。
仮にみなさんが受験本番で失敗して、『いや、僕は学校の中間テストや期末テストの成績は良かったんです!』なんて主張してもまったくの無駄。
大学からすれば、『そうですか。でもあなたの高校の勉強じゃなく、うちに合格するための勉強をしてきてくださいね。来年お待ちしております。』程度の感覚、いや、その程度もないかもしれません。
大学は教育機関であると同時に、営利目的の企業です。
そうじゃなければ、あんな高額な授業料を要求するわけがありません。
そんなわけで塾生のみなさん、みなさんのゴールが大学受験なのであれば、期末テストが終わった後も教室に来てくださいね!
特に高校生諸君、期末テストの結果などよりも、11月の模試の結果の方が、はるかに大切です。
そして、テスト直しというのはこれくらい詰めること!
これはテストではありませんけどね。
当塾に通う西尾高校3年生の学習の跡です。
テスト直しはこれくらい追い込んでください。
分からない単語やイディオムを残さないというのは当たり前の話で、ここにある全文を、左から右にいつでも同じ精度で流し読みできるまでやりこんで、できなければいつでも質問に来てください。
ちなみにこちらは、西高3年生はご存知の『cutting edge』ですね。
すごくよい問題集だとは思いますが、正直英語の偏差値が60を超えていないと全く厳しいどころか、偏差値が60を下回っていたならば、ほとんど得られる情報はありません。
後述しますが、西尾高校や西尾東高校に入学しても、そこで満足して勉強をサボるくらいなら、偏差値がはるかに下回る高校で頑張って、難関私立の推薦をもらった方がはるかにいいです。
【10年前の西尾高校や西尾東高校】
これも、これまでに何度もお伝えしてきた内容ですので、既視感を感じられたらこの先は読まなくても大丈夫です。
約10年前、前職の兼ね合いで西尾市にやってきたとき、山口は心底たまげました。
『西尾高校』…名大に20~30名の合格者を出す。時々東大や京大の合格者も出し、早慶やMARCH、関関同立などの難関大にも多数の合格実績を持つ。
『西尾東高校』…西尾高校ほどではないものの、名大に5~10名の合格者を出し、名市大や名工大、金沢大学などの難関大合格実績を持つ。南山大学は100名を超える合格実績を持つ。
ちなみに10年前の数字です。
今の実績についてはネットなどでご確認いただきたいのですが、とにもかくにも人口15万人ほどの西尾市に、こんなにすごい公立高校が2校もあるのかと驚きました。
ただ、現在は残念ながら、歯に衣着せずに言わせていただくならば、かなり実績は落ちてしまったと言わざるを得ません。
西尾高校については、文系理系特進は10年前とそれほど変わりませんが、その他はかなり落ち込んでいます。
総合偏差値が50を下回ってしまっている生徒も多数見受けられますので、成績上位陣と下位陣の格差が非常に大きくなったと言えます。
これはただただ経験則で申し上げますが、10年前は西尾高校の生徒で偏差値が50を下回る生徒は見かけませんでした。
たまたま山口が出会わなかっただけで、実際にはそういう生徒もいたのでしょうが、とにかく西尾高校内部で大きな格差が生じているのは間違いありません。
一見すると、一定数の名大合格者を出し続けているためそうは見えないのかもしれませんが、今の西尾高校は偏差値が50を下回る生徒も増えてしまいました。
その状態で先ほど紹介した”cutting edge”を使用した授業を受けても、まったく何も得られません。
それどころか、授業を受ければ受けるほど難解な情報だけが脳内を錯綜し、本当にやらなければならない基礎学習の復習がおろそかになってしまう可能性もあります。
西尾東高校についてはさらに顕著で、残念ながら、現在では名大の合格実績は数年に一度あるかないかです。
ちなみに、2021年度の合格実績を参考にしますが、愛知県ないの国公立(愛知教育大学・名古屋工業大学・名古屋市立大学・愛知県立大学)の合計合格者数は『11名』。
つまり、学年で10以内に入って初めて挑戦権が得られるということになります。
南山大学はさらに分かりやすいバロメーターとなってしまっていますが、10年前には100名以上の合格者を出していたのに、2021年は20名、2020年にいたっては8名となっております。
(なんか山口がまた嫌なこと言ってるよ~…)
なんて思われるかもしれませんが、毎度のことながら山口が良い人なのか悪い人なのか?聖人君子なのか犯罪者なのかは一切関係ありません。
ただただ、ネットで拾ってきた情報を参考に、10年前の数字と比較したことをツラツラと申し上げているだけです。
私たちは西尾高校や西尾東高校の2年生や3年生で、(もっと基礎から頑張っていれば、こんなに成績を落とすことはなかったのに…。)という生徒に沢山出会ってきました。
誤解のないようにお伝えしておきますが、それは高校の先生方の責任ではありません。
強いて言うならば、『うちの授業を受けていれば、塾なんて通う必要はない!』とは言ってほしくないな~とは思いますが、それを除けば先生方はご自身の職務を全力で全うされているはずです。
責任があるのは言うまでもなく、学習を怠ってしまった生徒の責任、そしてこれも言わせていただくならば、大学受験を甘く見て、放置してしまった保護者様の責任です。
しつこいようですが、西尾高校や西尾東高校に合格することは、ただの通過点であってゴールでも何でもありません。
特に、基礎を固める高校1年生、2年生の夏くらいまでの間で、全国偏差値が55を下回るようであれば、その後の挽回はかなり難しく、国公立を諦め、難関私立を諦め…、残されたのはみなさんが行きたくないと思っている大学だけということになりかねません。
とにかく、高校1,2年生のみなさんにとっては、来月に返ってくる模試の結果は非常に重要になります。
1年生ならば偏差値60以上、2年生ならば偏差値55以上を目安とし、C判定未満が出たり、偏差値ギャップが5以上あるならば、すぐに改善策を立てなければ、1年後2年後に志望校をどんどん下げざるを得ない状況が待っているということを頭の隅に置いていただけたらと願います。
【小学生・中学生のお子様を持つ保護者様へオススメの一冊】
これも常々申し上げておりますが、受験を考えるときに、初等教育や中等教育は非常に重要です。
中高生に学習習慣がついていないのは、ご本人のせいでも、学校の先生のせいでもありません。
これも歯に衣を着せずに言わせいただくならば、100%保護者様の責任になります。
ご両親がスマホばかり触っていたり、お家が四六時中テレビがついているような環境ならば、当然お子様も勉強なんてしなくなります。
(まあ小学生だし、今は伸び伸び育ってくれればいいでしょ?)と考えている保護者様も多いかもしれませんが、中学校に入って成績が見える化された時に状況は一変します。
『なんだこの成績は!』『なんでスマホやゲームに夢中で勉強しないんだ!』『このままじゃ○○高校や△△高校に行けない!』
でもお子さんからしたら、そんなことは知ったことではありません。
それどころか、(お父さんもお母さんも、今まで何も言わなかったのに、急にどうしたんだろう?)と面食らうだけです。
もちろん、学習習慣もなければ、正しい勉強の仕方も分かりませんし、スマホなんて我慢できるわけがありません。
ですから、ぜひぜひ小さなころから、遊びも勉強も大切であるということを、お父様お母様からお子様にお伝えしてほしいです。
そんな中で、お勧めの一冊がこちらです。
これはすごい・・・。
普通に中学文法や高等文法まで網羅しています。
『文修飾の副詞』『譲歩を表す副詞節』なんて、普通に高校の単元ですからね。
逆に言えば、やはり文法ってとても大切で、ネイティブスピーカーも普通に文法に則って会話をしているということになります(当たり前と言えば当たり前の話ですが…)。
漫画の雰囲気もかわいらしくてとても楽しいので、ぜひぜひお子さまと一緒になって、英語学習を楽しんでもらえたら嬉しいですね!
さて、もっともっと書きたいことはあったのですが、本日はこの辺で!
おまんはえぇのう…。
悩みゼロ!
毎日毎日おいしもの食べて、冷暖房完備の部屋で爆睡して…。
あ、一応ぽぽりーた、女の子です。
最後までおよみいただきまして、ありがとうございました!