成績アップ報告! (中学3年生)

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教室長ブログ

・・・と言いたいところだったのですが、肝心の塾生本人の確認を取っておりませんでした。

彼が次に教室に来たときに確認して、OKであればご紹介させていただきます。

 

ざっくりとですが、学年250人ほどの学校で学年30番くらい。

本当によく頑張りました!

 

といった具合に、山口は現塾生、卒塾生や保護者様のエピソードをご紹介させていただくことがありますが、もちろんご本人の確認をいただいた上でのことです。

確認もなしにブログで紹介などはしておりませんのでご安心くださいね!

 

 

さて当塾ですが、中学生の英語の指導でもガンガンSVOCを教えていきます。

愛知県の公立高校入試問題では、第2問で割と長めの長文が出題されますが、これを学校で教わっているような『後ろから訳す』やり方で取り組んでいては絶対に対応できません。

 

 

まず時間がいくらあっても足りない。

 

 

実力テスト、全県模試、その他の模試などで長文の正答率がアベレージで『90%』を切ってしまっているようなら、まず読み方が正しくないのだと思ってください。

 

 

これは実際に入試の長文の中で出て来た一文です。

中学3年生諸君、訳せるでしょうか??

 

 

He wanted to sell the books or the CDs brought from home by students , and with the money he wanted to buy something for the people who need help.

 

 

・・・長いですね!

1つの文章がこれだけ長く、しかも動詞が2つも3つも出てきたら混乱してしまうのではないでしょうか?

しかしこれは長文の中のたった1つの文章です。

諸君は右から左に流れるように訳していかなければなりません。

 

 

でもやることはとっても簡単。

本当に左から右へ訳していくだけですよ!

 

まず頭の部分です。赤い部分をきちんと先に訳しましょう。

 

 

He wanted to sell the books or the CDs brought from home by students , and with the money he wanted to buy something for the people who need help.

 

 

彼は売りたかった (何を?) 本やCDを

塾生には徹底的に叩き込んでおりますが、動詞の後はかならず(何を?)と思うこと。

英語では動詞(正確には他動詞ですが)の後に必ず目的語が来ますので、メインの動詞を発見すると同時に(何を?)と思う癖をつけましょう。

 

さあこれで頭の部分は終わり。

次がちと厄介です。青の部分を読んでみてください。

 

 

He wanted to sell the books or the CDs brought from home by students , and with the money he wanted to buy something for the people who need help.

 

 

この青の部分を適当に訳す中高生が何と多いことか・・・。

文法的に難しい言葉を使うなら、『過去分詞による形容詞的な修飾』とか、『修飾する語が2語以上なので後置修飾』と言えるのでしょうが、ここではそんな難しい言葉は使わなくても大丈夫。

山口はこれを『中途半端動詞』と呼んでおります。

 

この brought ですが、bringの過去分詞なわけです。

過去分詞と聞いたらみなさんはパッと『受け身』を頭に思い浮かべてほしいです。

ただし受け身のルールは『be動詞 + 過去分詞』、でしたよね。

このbroughtにはbe動詞がついていない中途半端な形になっています。

この状態を発見したらすぐに、(直前の名詞が『~される』んだな)と受け身のような訳になるのだと判断しましょう。

 

brought は動詞bring の過去分詞なので『持って来られた』と訳せばOK、それが直前の名詞を修飾するのだから・・・。

 

books or the CDs brought from home by students

 

本やCD (どんな?) 生徒達によって家から持って来られた

 

 

そう、これを適当に 『本屋CDが持ってくる』とか訳しちゃう中学生がいたりしますが違いますよ?

英語も日本語も同じですが、主役になれる動詞はただ1つ。

 

ここでは最初に 『He wanted to sell…』というふうに主役になる動詞は出てきてしまっていますから、次に出てくる動詞がどんなに主役っぽく見えてもおまけでしかありません。

 

最初の文章とつなげて訳すと、

 

He wanted to sell the books or the CDs brought from home by students

 

彼は売りたかった (何を?) 本やCDを (どんな本やCDなのかというと) 生徒たちによって家から持って来られた

 

 

では続き!

 

・・・・・、and with the money he wanted to buy something for the people who need help.

 

andは接続詞なので文と文をつなぎます。

『そして』と訳しましょう。

 

続いて出てきた『with』ですが、みなさんうまく訳せたでしょうか?

『そのお金と一緒に・・・』と訳すとなんか変ですよね?

この with は『道具のwith』と言って、『~を使って』と訳せばOKです。

見分け方が気になるところですが、すでに大変な文字数になっておりますのでここでは省略します。

 

ここでの訳は、

and with the money ⇒ 『そのお金を使って』

 

と訳せばOK。続きを見てみましょう。

 

 

 

he wanted to buy something for the people who need help.

 

 

さきほどと同じように、これも前から訳していきます。

 

彼は買いたかった (何を?) 何かを 人々のために (どんな人々なのかというと)助けを必要としている人々

 

 

ちなみに注意点として、関係代名詞のwhoが出てきておりますが、ここでの説明は割愛させていただきます。

公立の中学校ではまだ教えていない単元ですが、当塾では中3生は全員指導しており、早い子ですと中学1年生、2年生の子もマスターしております(英検で出てきますので・・・)

 

さあかなり長い文章でしたが、前から後ろまで、戻ることなく訳してみましょう!

 

 

 

He wanted to sell the books or the CDs brought from home by students , and with the money he wanted to buy something for the people who need help.

 

彼は売りたかった 本やCDを(どんな?)生徒達によって家から持って来られた 、 そしてそのお金を使って、

彼は買いたかった 何かを人々のために (どんな人々なのかというと)助けを必要としている(人々)

 

ん?

大変だしなんか分かりにくい??

 

そりゃそうですよ!

文字ですから。

文字の説明で完全に理解できるなら、世の中は優秀な参考書さえあればよいということになってしまいます。

もし今長文読解をニガテとしていて、『前から読む』『SVOCとM句を正確に判別する』読み方に興味がありましたら、いつでもお気軽にご相談くださいね!

 

必ずスピーディーに、そしてスマートに訳せるようになりますよ!

 

 

さあそして最後にですが、文章を学校で教わるように『後ろから』訳してみてください。

 

He wanted to sell the books or the CDs brought from home by students , and with the money he wanted to buy something for the people who need help.

 

絶対に訳せない・・・とは言いませんが、無駄に時間ばかりがかかってしまいます。

何度も言いますが、これは長文の中のたった1つの文章です。

この文章にダラダラ時間はかけられないのです。

しつこいようですが、『前から読む』『文章を後ろから読まない』これを徹底してくださいね!

 

ちなみにこの文章を日本語っぽく訳すならば、

『彼は生徒たちが家から持ってきた本やCDを売り、そしてそのお金で助けを必要とする人々のために何かを買いたかった。』

と言った感じでしょうか?

試験本番で、こんなきれいな日本語に訳すのは無意味だしナンセンス!

速く正確に訳せるように練習しましょうね!

 

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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