今日のブログは心から読んでほしいと思っています。

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教室長ブログ

こんにちは!

今日のブログですが、山口が考えたものではありません。

ですが生徒諸君、そして保護者様にもぜひぜひ読んでほしいと思います。

 

そう・・・現在授業が終わった月曜日の真夜中。

毎週土曜日の夜は大掃除をすると決めていたのですが、先週末は冬期講習準備などで掃除ができず・・・。

仕方なく本日月曜の夜に掃除することになったのです。

 

 

で、いつも通り机をずらして・・・

 

 

イスも全部どかして掃除機掛け・・・

 

下駄箱も雑巾がけして消毒して・・・

 

 

もちろんトイレも隅々までそうしてさあ完成!

 

 

って違う!

 

今日はお掃除でブログではないのです!

 

その週末大掃除の真っ最中に、とある教材の案内が出てきました。

 

いつもなら無条件でゴミ箱行きなのですが、今日は何となく読んでしまいました(勉強嫌いな中学生が、テスト前に勉強しようと思い立ち、『その前にまず勉強机の掃除だな!』と思って掃除し始めたら、昔の漫画本が出てきてしまい、ついつい読んでしまった・・・そんな感じです)。

 

でもとてもいいお話なので、ぜひぜひ読んでほしいです。

山口も頑張ってブラインドタッチしますんで、生徒諸君にも頑張って読んでみてください。

(すーっ・・・)それでは気合を入れて・・・。

 

 

『英語なんかよりアメリカ文化なんかより』 (鈴木謙一郎氏 国際基督教大学卒)

1990年8月、アメリカ、アイダホ州ウェンデルという町に留学しました。期待と夢を膨らませ、辿り着いたホストファミリー宅、飛行機が遅れたこともあって、到着したのはほぼ夜中だったのですが、とても温かく迎えてくれたのを覚えています。その晩は様々な思いが頭をよぎり、まったく眠れず、気がついたら朝。何気に外に出てみると・・・牛!豚!干し草!目に映るものと鼻に刺さる様々な臭い・・・その日から始まる未知の生活に色んな覚悟をした瞬間でした。

毎朝、日の出前に起きて、牛と豚の世話。それが終わると干し草まみれの頭を洗って、朝食を流し込み、スクールバスで学校。そして学校が終わると直ぐに家に帰って、また牛と豚の世話。留学出発前に『学校の授業よりもホストや友達との生活で覚える英語の方が大事だよ。』と聞いていたのですが、牛や豚は英語を話しません(笑)。農作業は上達したのですが、英語の上達は本当に遅かったと思います。

そんなこんなで過ごした3か月。あとちょっとでクリスマスという頃に・・・考えました。僕の留学生活は本当にこれでいいのかな?と。農作業ばかりで英語はまったく上達しない。夢見ていたアメリカ生活は農作業と学校と宿題だけ。日本人ってお正月を起点にいろいろ考えたりするじゃないですか。なので、その時に決心しました。僕はもっと英語を学びたい、アメリカの高校生らしい生活をしてみたい。年明けから別のホストファミリーを紹介してもらおう、と。

僕のホストファミリーは少し変わった家族でした。平日は農家、でも週末は・・・なんとミュージシャン!家族でバンドを組んでいて、週末、いろいろなパーティーに呼ばれて演奏をするんです。僕も音楽が大好きで、趣味でギターや鍵盤を弾いていたので、そのバンドに交じり一緒に演奏をしていました。正直そのバンドがなかったら、もっと早く音を上げていたかもしれません。平日のストレスを週末の音楽にぶつけて、なんとか心の均衡を保っていたのだと思います。

そして訪れたクリスマス。僕にとっては、その家族との最後の思い出になるであろうクリスマス。感謝の気持ちを込めながら、最後のお別れのプレゼントとしてクリスマスプレゼントを贈ろうと1人で思っていました。ツリーの下に集められた、家族みんなからのたくさんのプレゼント。それを順に一つ1つ開けていきます。歓声が上がり喜ぶ家族、喜びと共に切なさもこみあげる僕・・・。そして、いよいよ最後のプレゼントの包みが開けられました。それはなんと・・・高価なフェンダーのギター(ちなみに・・・フェンダー社はギブソン社と並ぶギターの一流メーカーで、安くても10万円ほど、高ければ数十万円台のものザラにある高級ギターです)。それは僕へのプレゼントでした。実は僕のホストファミリー、生活的には決して楽ではなかったはずなのに、こんな高いものを・・・何で?!

 

ホストファザーがこう言ったのでした。『Ken 本当はもっといろいろなことを経験させてあげたかったんだけど、生活の状況的にあまり多くのことを経験させてあげられなかった。本当にすまないと思っている。だから、その分、僕たちはKenに愛情を持って接してあげたかったんだ。そして、この一緒に過ごした時間を日本に帰っても思い出してもらえるように・・・Kenがいつもそばに置いておいてくれるものって何だろうって考えたら、答えはひとつしかなかったよ。金額の問題じゃない。”We love Ken!”』

僕はなんて自分勝手だったんだろうと思いました。自分が描いていた暮らしが経験できなかったからって、この人たちからこれだけ愛されていたことを当たり前のように思ってしまっていて、家族みんなの気持ちに、ちゃんと向き合って考えてなかった・・・。自分のことしか考えられていなかったことに、情けなくて、情けなくて・・・しばらく涙が止まりませんでした。そして僕は、この家族と共に留学生活を全うしようと決めました。

僕の留学生活は、英語なんかより、アメリカ文化なんかより、新しい家族との絆を得られた経験だったのだと思います。後にそれが何かの役に立つとか、そういうことはよく分かりません。でも、あのクリスマスの夜に、自分が情けないと心から悔い、新たな決意をできたことはは何よりの宝物だと、そしてあの経験があるからこその今の僕なんだと、心からそう思っています。

 

 

 

 

・・・これ、コピペじゃないですよ!

手打ちです・・・。

だからってわけじゃないですけど、ぜひ読んでほしいです。

 

 

これを読んでどう思うかは人それぞれ、生徒諸君に委ねます。

さて、色々書きたいこともあるのですが、結構な時間になってしまいましたので帰宅します!

 

受験生諸君、あと少しですよ!

今日も一日頑張りましょう!

 

 

 

 

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