FIXは厳しい厳しいとはいうものの…
誤解のないようにお伝えしたいのですが、厳しいお声がけをする際はもちろん条件があります。
例えば、『志望校は特にないのでどこでもいいんです』という受験生なら、もちろん厳しいお声掛けなんてしません。
それなりに自分のペースで頑張って、その努力で行ける大学に進学すればいいと思っています。
(★もちろん、やる気のない態度や居眠りなどは、他の塾生に悪影響を及ぼすので、それは注意しますが)。
自分達が厳しく指導をするときは、『○○大学に行きたい!』と言っているのにも関わらず、行動が伴っていない時です。
厳しく指導をするというか、『何が必要なのかを伝えているだけ』です。
また、『問題が解けない』とか『全力で課題に取り組んだけどできなかった』、これらに対しても厳しいお声がけはしません。
例えば『マンツーマン指導を受けたけど理解ができなかった』、これはもう中高生のみなさんの責任ではありません。
1対1で分からなかったとなれば、それはもう指導する側に問題があります。
そうなると正直なところ、それは『詐欺にも等しい行為』ですので、おやめいただいた方がいいと思いますし、もちろん違約金の類も受け取りません(※ただし言うまでもなく、生徒も全力で授業を受けてくれていて、こちらにもそう判断できた場合に限りますが)。
また課題についても、全力で取り組んだ結果できなかったのであれば、厳しいお声がけはしない・・・どころか『本当によく頑張ったね、これだけ頑張ってできなかったんなら仕方ないよ。でも次は必ず結果が出るよ!』と言います。
例えば山口の課題の場合ですが、(塾生はご存知のように)正直ほとんどが『ただの暗記』です。
『英単語と英作文をひたすら暗記してきなさい』、これだけです。
これだけというものの、実はこの暗記こそが本当に大変です。
そんなことは山口も骨身に沁みて分かっています。
本当にきついんです。
でも例えば、『毎日2時間、ノートにたくさん書いて声に出して、それでも覚えられなかった単語は自分でリストを作って、放課の時間もチェックしていました』、ここまで全力で頑張った結果『覚えられませんでした』なら山口は激励します。
逆に言えば、それが山口が思うところの努力の基準です。
ちなみにですが、もう長いことこの仕事をやっているので、本当にそこまでやり切ったかどうかは見れば分かります。
その程度の努力もせずして、『覚えられませんでした』なんて堂々と言われたら、そりゃあ山口も厳しいお声がけをしないわけにはいきません。
それが安くはないお月謝をいただいてみなさんを預からせていただいている、私たちの使命だからです。
またノートに書くときもですが、やる気のない中学生男子がよくやる、『曖昧曖昧曖昧曖昧曖昧曖昧・・・』などのように、同じ文字や単語をひたすら書くのはやめてください。
それは『あいうえおかきくけこさしすせそ・・・』と頭を使わずにただただ文字の羅列を書きなぐっているだけなので、そんなことを1万時間やったところで、全く君の力にはなりません。
時間もお金も無駄です。
やらなくていい。
例えばですが”attract”という単語を50回書こうが10000回書こうが、まったく何にもなりません。
どうせ書くのであれば、『”attract A”(他) Aを惹きつける 例文)Velsawalk attracts many people in Nishio. ヴェルサウォークは西尾に住んでいるたくさんの人を惹きつけている』、くらいのことは書かなければ、英単語の品詞や意味、語法などは頭に入ってきません。
厳しい物言いになりますが、ただの単語の羅列は落書きと同じです。
その落書きを見せられても、山口は『よく頑張ったね』とは思うことができません。
というわけで改めて整理しますが、山口は闇雲に理由もなくワーワー言っているわけではありません。
自分が厳しいことを言う時はいつでも決まっていて、『○○大学に行きたい!・・・と言っているのに、それに見合った努力もせずダラダラしている塾生を見かけたとき』です。
『できないこと』を咎めることはありません。
『最低限のことすらやろうとしていないこと』に対して厳しいのです。
しかしそれとて自分で選べばいいんです。
(山口うるさいし、なんかあの塾行きたくないな・・・)と思うのであればやめるべきです。
でももしもこんな面倒くさい塾を君の意志で選んでくれたのであれば、その時は一緒に頑張りましょう!
もちろん私たちも全力で頑張ります。
【都築先生の場合】
ちなみに昨日のブログでも触れましたが、都築先生はもっと厳しいです。
『え?そんなダラダラお説教なんてしなくていいじゃない。周りも聞いてて不愉快だし。一言、「このままだと絶対に受からないよ?」「そんなに頑張りたくないんならやめればいいじゃん」で終わりじゃない?』と言っておりました。
ひどい!と思いますか?
でもね、本当にひどいのは『そのままだと失敗することが分かっているのに、何も言わない人』ですよ。
一応指導者の端くれとして、『高校生活がスタートしたのに、未だに単語帳を配布していない』とか言語道断なんです。
また自分は少し前に、難関大を目指している2年生の子に、『今のままだと本当に間に合わないから、部活はやめるべき』と伝えましたが、その子が所属している部活の顧問の先生は、『そんなに早くから受験勉強を頑張る必要はないよ!』と言ったのだそうです。
でもですね、その女の子が通っている高校、彼女が目指している大学の進学実績を持っていないんです。
(え?どの口でそんなこと言うの??)と正直思うんです。
もちろん山口は部活を否定しているわけではありません。
頑張るべきです。
でもそれは勉強もきちんと伴っている高校生に限った話。
どういうわけだか『部活が忙しくて勉強ができませんでした』は罷り通るのに、その逆はないんですよね。
逆でしょう?
文武両道とは文字通り、『学問も部活も両立させること』。
君が目指している大学があって、C判定やD判定だったり、偏差値ギャップが5以上離れていたら・・・。
もう相当厳しいんですよ。
なぜならそこに合格するのは、
①『そこよりも上の大学を目指していて、惜しくも第一志望に合格できなかった受験生のスライド合格』
②『現時点で余裕でA判定B判定をたたき出している受験生』
今C判定未満のみなさんはこの強力なライバル達に勝たなければならない。
そんな彼らや彼女たちに、『部活が忙しかったから勉強ができませんでした』なんて言ったら鼻で笑われるだろう?
もちろん、これは山口個人の考え方であって、『いや、そんなことはない!3年生の夏まで部活を頑張って、勉強ダラダラやっても第一志望に合格できるんだ!』という考え方もあるでしょう。
強制はしません。
自分が好きな道を信じればいいと思います。
しかしこれだけははっきりと言っておきますが、もしも君の受験が失敗したとして、(あの時もっと頑張っておけばよかった・・・)なんて嘆いたところで時間を巻き戻すことはできません。