とある刈高生の課題への取り組み方(※全中高生に参考にしていただきたいです)

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教室長ブログ

山口の英語の授業(高校生)ですが、模試は必ず前倒しで受けてもらっています。


例えば高校1年生と2年生は、今月か来月に西三模試を受けることになりますが、去年のものを全員に受けてもらい、自己採点とテスト直しをやってもらいます。



そんなわけで、とある刈高2年生に去年の模試を渡したのですが、その時の一幕。



『この問3分かる??』




『あ・・・分かります。4ですよね?』


山口『え!なんで即答できるん!?』


『先生が渡してくれた課題に載ってました。』


・・・。


あ、そうだ!


山口が”みなさん”に渡していた課題、222番にあったわこの問題!!




ちなみに”take turns ~ing”で、『交代で~する』という慣用表現です。


なぜそうなるのかはここには書かれていませんが、一応『交代で何かをやるにはひとりではできないから複数形にしなければならない』、のだと思います(すみません、本当のところはよく分かりません)。



これは”make freinds”についても同じで、『友達を作るには、自分と他の誰かが必要』だから複数形になります。


まあこれと同じ理屈なのですが、そんなことよりもこちらの刈高生、11月に入塾してくれたばかりなのですが、山口が出した課題は隅から隅までやってきてくれます。


山口は彼についてはまったく課題のチェックはやっておりませんが、毎回隅の方に『42/50』みたいな感じで自分の正答率もメモしてるんですよね(自分はあざといので、塾生のそういうところを細かくチェックしています)。



私は彼が刈高生で、成績がいいからほめちぎっているわけではありません。


そうではなくて、こういう誰もが怠りがちな基本的で地道な課題を、しっかりとこなしてくれているから絶賛しているのです。



数学の難解な問題を解くのは誰にでもできることではありません。



だけど山口がみなさんに出す毎週の課題って、

①『英単語をひたすら覚える(大体100前後)』

②『文法課題を解いて、分からなかったところは質問する』

③『英作文を5文覚える』



基本これだけですからね(※もちろん、目指す大学により変動します)。



ちなみに今回紹介した彼の偏差値は、常時70を超えていますが、やはりこういった『誰でもできるようなことを疎かにせず、地道にこなせるところ』にその大きな要因があります。





逆に英語の偏差値が伸び悩む高校生は、こういった地道な努力を怠っているからです。



大学受験といえども英語は言語。


その基本は『徹底した反復』にあります。


とにかく書いて、声に出す。


何度も何度も復習を重ねる。



それ以外に英語という言語を上達させる術はありません(※もちろん英語に限らず、すべての言語の基本です)。




塾生のみなさん、山口の課題チェックがうるさいからという理由で課題に取り組まないでください。



自分のために、目の前の大学受験ももちろんそうですが、5年後10年後の君の未来のために、今できることを全力で頑張ってください。



君たちが社会に出たら、誰も課題なんて出してくれません。



与えられた課題すらできずに、どうして社会に出て、自らやるべきことを見つけて、それをクリアしていけるのでしょうか?


山口が出す程度の課題は当たり前に全部こなしてください。


最後にしっかりと念を押しておきますが、今回の刈高生を見習ってほしいのは、学習能力ではありません(※もちろん、偏差値が70を超えているので学力は高いのですが)。



『目の前の課題に、愚直なまでに真摯に取り組めること』



君たちが目指している大学も、その先の社会も、そういう一生懸命な学生を求めています。


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