★★A判定は何の担保にもならない★★
・・・とまあここまで散々当塾の成績優秀者を紹介させていただきましたが、こんだけ自慢しておいて身も蓋も無いのですが、『A判定やB判定は難関大合格を保証するものではない』ということです。
君の合格を保証してくれるのは、『努力の質と量だけ』、本当にそれだけです。
先日のブログでも少し触れましたが、あえて言いましょう、難易度も低く、超難関私立高校に通っている受験生が全くいない進研模試で、なんぼ高い偏差値を取っても意味がありません。
ここでしっかりと確認しておいてください。
A判定や進研模試の高偏差値に意味がない、ということは、今C判定未満なら相当きついということです。
ですがご安心ください。
昨年度当塾から一橋大学に合格した刈高生、大体C判定でしたし最後の共通テスト判定もCでした。
2年前に京大に合格した一宮高校の女子生徒に至っては、D判定が2,3回出たくらい。
あとは全てE判定でした。
ここで心得違いをしてほしくないのは、『なんだ、やっぱりD判定やE判定でもなんとかなるじゃん?』ということ。
何ともなりませんから。
うちの塾生や卒塾生は、しっかりとやるべきことをやった上でのD判定、E判定ですので、大した努力もせず、必要な情報も集めずに突撃した受験生とは一緒にしてほしくないです。
そんなの、ユニクロ来て宇宙に行こうとするのと同じですからね。
話が逸れましたが本題へ。
【冠模試でA判定が出ても不合格になることはある】
ここで難関大、特に国公立大学に挑戦する受験生に心得ておいてほしいことがあります。
滑り止めを受けまくれる私立大学と違い、国公立大学受験は一発勝負ということ。
『いや、そんなの知ってるよ』と思うかもしれませんが、国公立大学、しかも難関大に挑戦する受験生たちは全員、『自分は受かる!』と思っている連中ばかりということです。
基本、(ワンチャン受かるかも・・・)なんて無謀な受験生はいません。
100%落ちることが分かっていますので。
つまり難関国公立大学の受験はみんな力が拮抗していて、『誰が合格して、誰が落ちてもおかしくないレベルの受験生が集まって倍率が2~4倍くらいになっている』ということです。
ここに京大冠模試でA判定を出しながらも不合格になった受験生の手記があります。

私が日ごろ話している内容そのままですが、公立進学校の受験生は、『高校3年生になって部活を引退してから本腰を入れて受験勉強に取り掛かる』んですね。
それはもう自分の中では負けフラグです。
間に合いませんので。
だから先日のブログでお話したように、こういう学習計画を立てて高負荷をかけないといけないんです。

赤い線は『偏差値』
青い戦は『学習の量や強度』
高3の4月にはほとんどの内容を終わらせて、『あとは難関大対策のみ』という状態を作らなければなりません。
だからうちは、『高2年生は刈高生や岡高生であっても12月以降のご入塾はお断り』してるんです。
単に時間が足りないんですね。
そして何度も申し上げますが、みなさんのライバルは同じ高校に通っている周りの友人ではありません。
全国に散らばっている難関中高一貫私立に通う高校生、つまり、小学生の頃から君と同じ大学を目指して頑張ってきた猛者たちです。
そして何故だか多くの高校生や保護者様が、勝手にこうなると思っています。

勉強量も偏差値も右肩上がり。
もちろんこうなればいいです。
しかしです。
厳しいことを言わせていただきますが、『オールマークの公立高校入試対策にどっぷり漬かって、ろくに課題も出してくれないような公立高校に通いながら、都合よくこんなことが自分の身に起きるのか?』、ということです。
起きませんから。
そしてこちらのブログを書いてくださった方、最終的には冠模試でA判定を叩き出しますが、結果は残念ながら不合格だったのだそうです・・・。

【だからうちでは、開成や灘に負けないくらいの高負荷をかけるんです】
だからうちの塾生が負けるわけがない。
当塾と当塾の塾生は、『A判定だろうがE判定だろうが勝つための努力を積み上げている』んです。
そして昨日のブログでもお伝えしましたが、『難関大に合格することを最終目標にはしてほしくない』です。
それはもうぶっちぎりのトップで合格してください。
もちろん、ただ受験のことを考えるならば、満点で合格しても、合格最低点で合格しても同じ合格です。
でもみなさんの最終目標は大学合格じゃないはずです。
そこで4年ないし6年青春を全力で謳歌し、社会に出て活躍することがみなさんの人生の目標のはずです。
悪口みたいになっちゃいますが、西尾駅とか商業施設で屯している連中は、あと2,3年もすれば人生が決まってしまいます。
楽しいのは今だけで、学歴がいらない仕事と、そして同じような友人と結婚相手しか集まってきません。
良くも悪くも、若い世代であるみなさんの残りの人生を決めるのは今にかかっています。
・・・とまあそんなわけで、みなさんが第一志望に合格するのは当たり前。
でもね、ギリギリの目標を立てて、ギリギリ合格できればいいなんて思わないこと。
中学生や高校1年生のみなさんは、今から全力を尽くすんです。
でもそんなおかしな話じゃないでしょう?
プロ野球選手を目指す若者は、おそらく中学生から・・・もしかしたら小学生、幼児の頃からその夢に向かって全力で頑張っているはずなんです。
みなさんも心に決めた第一志望があるのであれば、その大学のために君の青春を捧げてください。
第一志望のために一生懸命勉強を頑張る、めちゃくちゃかっこいいじゃないですか。
そしていいことばかりではなく、時には自分が第一志望に不合格になった時のことも考えてみること。
『まあ自分はそこまで頑張ってなかったし、この結果も仕方ないよな』と思えるならそれでいいです。
しかしそうじゃないなら・・・、今の努力で本当に第一志望に合格できるのか考えてみてくださいね。
みなさんの夢をかなえてくれるのは、学校の先生や友人・先輩ではなく、もちろんご両親でもなく、私たちのような塾講師ではありません。
『君の真摯な努力だけが、君を勝たせてくれる』のです。
でも私たちは、ほんの少しだけそんな皆さんのお手伝いができます。
みなさんだけに頑張らせたりはしません。
私達も全力で、真摯な姿勢で一緒に頑張ります。