スマホで人生が台無しになる話(※ぜひ、親御さんにも読んでいただきたいです)
『親御さんにも読んでいただきたいです』・・・とか偉そうに前置きしておいて、横柄な物言いになってしまったらもうしわけございません。
中高生諸君!
てーへんだてーへんだ!
今の中高生ってこんなにスマホ中毒だったんですね・・・。

『平均利用時間5時間』『1日15時間も・・・』っておまんらどんだけスマホ触っとるんや!
あ、この先の文章を読むのが面倒くさいな~と思った中高生のみなさんは、そのお手元のスマホで『川島隆太教授が警鐘』『スマホ脳』とかで検索するとこの動画がヒットします。
いやいやおかしいやろ?
『平日3~4時間、休日は6(非受験生)~12時間(受験生)の学習』なんていうと、『そんな時間無いです・・・』と言わんばかりの顔をするのに、余裕で5時間スマホ触っとるやんけ。
君たちね、『毎日5時間スマホいじってたら、365日で1825時間もどぶに捨てる』ことになるんやで?

あ~あるある。
よく聞きますね。
いや、塾へ行くのにスマホ、いります?
どうしても連絡が必要なら、ぜひうちの電話や山口のスマホを使ってください。
いりませんよ、スマホなんて。
だってたった15年前くらいはそんなものなかったんですから。

!?

こちらの中学生、なんと自分のスマホでゲームするために、親のクレジットカードでひと月で40万円も使っちゃったのだそうです。
いや、もう犯罪ですよ。
そしてお母さん、あなたも何をサラッととんでもないこと言ってるんですか?
厳しいことを言わせていただきますが、お母さんがそんなだから、この子も何も悪びれずに、40万円というお金の価値も分からずにこんな大それたことができるのでしょう。
塾に行く前に、『スマホ断ち合宿』とかに参加した方がいいです。
【子どもの力ではスマホを断ち切ることは不可能】
私は以前から、『親の強制力がないと子供はスマホをやめられない』『子どもに言う前に、まず親がスマホをやめなければならない』、という話をしてきました。
子どもが自分の力で、主体的にスマホをやめられるわけがないです。
ただ恐ろしいのは、スマホにどっぷり漬かってしまった子どもからスマホを取りあげてしまうと、本当に犯罪が起きかねないのです。
覚せい剤依存の中毒者が、覚せい剤欲しさに犯罪を犯してしまうのと同じです。
スマホというのは子どもの脳に直接影響を及ぼしているので、もはや意志とか精神力ではやめられないんですね。
ですのでそうなる前に、『スマホが目の前にあっても、まずはやるべきことをきちんとやってから適度に嗜めるように』、幼少期の頃から自制心を養ってほしいのです。
ところが恐ろしいことに、今ではベビーカーに乗った幼児がスマホの画面をフリックしていたりするんですね。
で、脳がスマホに汚染されるとこうなるそうです。


人間の脳の大きさは握りこぶし二つ分ほどなのだそうです。
そんな小さな領域が、スマホによってどうでもいい情報を、しかも膨大な量で送り込まれるわけですから、勉強なんてできるわけがないですね。
なお、スマホの使用時間が1時間を超えただけで、ほとんどの中高生の偏差値が50以下になるのだそうです。

左の棒グラフが『スマホの使用時間が平日1時間以上の子供たち』なのだそうです。
ほとんど真っ白ですね(恐ろしい・・・)。

そりゃよその塾はスマホの規制なんてしないわけですね。
スマホを規制する塾なんて、普通の中高生は行きたくないでしょうし。
ただ当塾はそうではありません。
教室内はもちろんのこと、余計なお世話ですが私生活でのスマホの使用についても、あれこれギャーギャー言わせていただきます。
でもですね、受験だの勉強だの関係なく、日々の生活をスマホに汚染されて・・・そしてそんな毎日が20年も30年も続いたら、君の人生って本当に無駄なものになりませんか?
しつこいようですが、電車の中や病院の待合室、飲食店やカフェなどでスマホの画面に釘付けになっている人たちが、どんな表情をしているのか見てください。
そしてもちろん、スマホ中毒になっている人には、同じようにスマホ中毒になっている友人、恋人、結婚相手が集まってきます。
まさか自分はスマホ中毒になっているのに、周りにはそうじゃない相手を求めるなんて、ムシのいいことは考えていませんよね?
そして君がいつか親になった時、君がスマホばかり触っていたら、100%君の子どももスマホ中毒者になります。
西尾駅の前の公園などで、子どもを放置してスマホばかり触っている母親がいますが、そんな親に育てられた子どもがスマホを触らないわけがない。
まあそんな未来の話はさておき、今スマホに日々の生活が汚染されているのであれば、君の残りの人生は大変なものになるかもしれません。
差し当たり、勉強に対して脳を使うことができないので、まず受験はうまくいかないかと思われます。
しかし恐ろしい時代になったものです・・・。




すみません、自分なら親子の縁切ります。


【忍耐力や我慢を身に付けることの大切さ】
これはもうできれば子供のころに身に付けておきたいところです。
わがまま放題で育った中高生が、忍耐強さを身に付けられるとはとても思えませんので・・・。
そしてたまに『そんな小さなころから我慢なんてさせなくても・・・』という意見も耳にしますが、ここでいう忍耐強さや我慢とは、理不尽な言動や暴力に耐えることではありません。
そうではなくて、『自分が叶えたい大きな目標のために、目先のどうでもいい欲を我慢すること』です。
スポーツなどで何かを成し遂げる時に、大変な忍耐や努力が求められるのと同じで、それは勉強や受験においても同じことです。
そしてそれは苦行でも何でもありません。
小さなころからスマホを与えられて、何の我慢もせずに中学生になってしまった我が子が、初めてのテストでとんでもない点数を取ってくる。
それは子どものせいではありません。
それを放置した私たち親の責任です。
そのくせどういうわけか、そういう親御さんほど語気を荒げて、『なんでこんなひどい点数取ってきたの!』『こんなんじゃどこの高校にも行けないよ!』『今すぐスマホやゲームをやめなさい!』などという無理難題を押し付けるのです。
そんな子供たちが今更スマホなんてやめられるわけがないです。
『え!今まで何も言わなかったじゃん!』
『自分だってしょっちゅうスマホ触ってるじゃん!』と思われるのが関の山です。
ですからせめて・・・今からでも何とかこのスマホという牢獄からお子様を助け出したいと思うのであれば、まずは私たち大人が先頭を切って、『子どもの目の前ではスマホを触らない!』を徹底すべきだと思います。