公立高校入試対策、あなただけの計画が立てられていますか??
こんにちは!
少し間があいてしまいましたが決してサボっていたわけではありません。数学がニガテな受験生のために、受験までのカリキュラムの作成とその子のためだけの指導解説を作成していました。
私たちはこんな感じで、実際の指導に対してその倍以上の時間をカリキュラム作成や志望校対策に充てています。
ちなみに『早慶上智』『旧帝大・国立二次』の受験生の子に対しては、1コマの授業に対して4~5時間予習に時間がかかることもザラです。
私たちの指導は『分からないところを解説する』ではなく、『その生徒の得意なところもニガテなところも全て把握し、その子が実際に一人でできるまで』というところを着地点としています。
こちらの図形問題、既存の解説では全体的に比を使って答えを出していましたが、担当の生徒は少し比にニガテ意識があるので、極力比の要素をそぎ落として指導していきます。
愛知県の公立高校入試問題ですが、必ず難しめの図形問題が出てきます。それを難解な解き方をしていては時間がいくらあっても足りません(数学が得意な生徒はその限りではありませんが・・・)。
できるだけシンプルに、かつスピーディーに、その生徒が一番辿り着きやすい解答を、生徒一人一人に合わせて完全マンツーマンで指導していきます。
ちなみにこの問題は平成26年度B日程です。そんなに難しくはないのですが、この年はA日程の方が相当な難易度で、数学が得意な子も割と苦しんでいました。
余談ですが、私は安易に『カリキュラム』という言葉を使うことをよしとはしません。
『〇〇さんは二次関数がニガテなので、この冬冬期講習で克服しましょう。』これはカリキュラムとは言いません。短期的スパンからも長期的スパンからも、その子の性格なども含めて目標達成のために立てられた計画だけが、本当の意味でのカリキュラムだと考えています。
さて!
前置きが長くなりましたがここからが本番です!
ここまで準備を重ねて、完全1対1でつきっきりで指導をしても、毎年私は『本番ではこの難問は捨ててもいいよ。』と全ての生徒に伝えます。
例えば先に挙げた『平成26年度B日程』の大問1の(1)は
【(1)-6-(-20)を計算しなさい。】
です。大問1~2はこういった基本的な問題で構成されています。
上の関数や図形の問題もこの(1)の問題も『同じ1点』なのです。だとするならば、どう考えても大問1~2くらいまでを完璧に取った方がいいですよね。
その子のための対策をしっかりとしたカリキュラムを立てて本番に臨んだなら、どんなに数学がニガテな生徒でも絶対に『6割強は取れる』はずなのです。
そして断言しますが、『担任制の完全1対1』でないとそのカリキュラムは立てることは不可能です。
それにしてもなぜ最初から捨てるであろう問題にここまで全力で取り組むのか?
私は『自分はできるんだ!』と思って本番で捨てるのと、『まあ必要ないし』と思って最初から投げ出してしまうのは大きな違いがあると信じています。
刀を鞘に納めていて、いつでも戦える状態にしておく。その上で受験本番に臨む必要があります。
今ここで効率だけを求めて、困難から逃げる姿勢を作ることはその後の学習、ひいてはその子の人生に大きな影響を及ぼします。
だから私たちは最後の最後まで、その子のために全力で準備し、その子のためだけの計画を立てて全力で指導します。そして最後の最後に、『よく頑張ったね。本番では自分が取れるところを完璧に取ってきてね。』と伝えて送り出します。
中学3年生のみなさん、あなただけの計画をしっかりと立てられていますか?
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