愛知県で17位の生徒の学習法
山口が担当させていただいている塾生からものすごい報告をいただきました。
こちらは先日の全県模試の結果。
愛知県で17位・・・。
いや、恐れ入りました。
まあ担当させていただいている、などと言いましたが、彼の場合は自分の力だけでもこの成績取れています。
僕がやっていることと言ったら、高校に入学してからを見据えて高校の内容をどんどん教えていることくらいです。
さて、山口が彼を見ていて気付いたことがいくつかありますので、今日はそれをちょっとだけご紹介させていただきます。
それは・・・。
①自己管理が徹底できている
②テスト直しが完璧
③とにかく謙虚
③は性格の話なのでさておき、①②に関してはものすごく高いレベルでできています。
当塾では宿題や予習の課題まで、生徒一人1人に合わせたスケジュール管理を行っています。
しかし彼はそれに加えて、毎回電話帳ほどの大きなファイルを持参して登塾します。
何がファイリングされているのだろうと思って見てみたら・・・。
それまでのテスト全て(それも自分の得意不得意をきれいに整理した状態で)、模試の結果や個票、毎回塾から手渡している指導の報告書などが、きちんと時系列毎にファイルされていたのです。
これが①の自己管理に該当するのですが、それがそのまま②につながります。
先日理科の質問を受けたのですが、『これは3年生の1学期の時に受けたテストで、忘れてしまったところなのですが・・・』
そう、彼は自分がニガテとしているところをきちんと管理しているので、いつでもそれを確認できるのです。
そして先日解説した『一次関数と二次関数の複合問題』についても、一週間後くらいに『今のところ例の問題は大丈夫そう?』と聞いたところ、『今は大丈夫ですが、時間を置いて分からなくなったら、その時はまた質問させてください。』と返ってきました。
これはなかなか難しいです
できないところをできるようにすることよりも、できるようになった!と思ったところを時間を置いてやり直すというのは、ものすごいエネルギーを伴います。
苦労してやっとの思いでできるようになったものを、時間を置いて再確認した時にできなくなっていたら・・・、学習をしていてこれほど辛いことはないと思います。
しかしその時こそが一番力がつくときです。
そういった自分自身が苦労して身に着けたものほど、しっかりと定着します。
どうでしょうか?
まだ成長の段階にある中学生が、そこまで自己管理することはかなり難しいと思います(ですので当塾では、宿題や課題の最終チェックと管理は社会人講師が行っております)。
でもできることからでいいんです。
テストをきれいにファイルする、自分が特に分からなかったものだけを集めて別にしておく、その日何を学習したのかをノートに書き留めておく・・・色々できることはあると思います。
大切なのは、そのできることを少しずつ増やしていく努力をすること!
いきなり全部できる必要はありません(というより、それがいきなりできるのなら、世の中に塾や予備校は一切必要ありませんから・・・)
偉そうに言ってしまいましたが、中学生時代に学年ビリを2回取った経験のある山口は、自己管理やテスト直しどころか、学校の宿題すらできていませんでしたから。
しかし努力をしなければ、その報いは当然結果となって自分に返ってきます。
だからできることだけでいいので努力をしてください。
いつも『毎日10時間勉強!』なんて言っていますが、今の自分が『1日10分が限界・・・。』ならそれでもいいです。
ただし次の日は15分、それが頑張れたら20分・・・気付いたら何時間も勉強できるようになっていた!というゴールを目指してください。
そして断言しますが、それは絶対に可能です。
ただしどんな小さな目標でも構わないので、君自身がやる気を持つこと。
やる気だけは他人から押し付けられても、ましてやそのスイッチを他人が探すことなんてできはしません。
もちろん、やる気を出してもらうために、学校の先生や塾の先生、ご両親は色んな言葉をかけるでしょう。
だけれども最後の一押しだけは、君自身から生み出されるものでなければなりません。
目標は人それぞれ違うでしょうが、誰のものでもない君だけの目標のために、小さな欠片ほどでも構わないので、ぜひやる気を出してくださいね!
・・・て話がまた反れてしまった!
今日のテーマは『①自己管理と②テスト直し』。
さあ受験生は本当にあと少しです!
最後の一瞬まで頑張りましょうね!
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。