たまには数学の話でも・・・(昨年の公立高校入試問題より)
こんにちは!
いつもいつも英語の話ばっかりしておりますが、山口実は数学大好きです!
ただ・・・文字で入力してくと本当に大変ですし、図形や関数をWordやExcelで書こうとしても、とてつもない時間がかかってしまうのでやらないのです(中学・高校の先生は本当に偉いと思います。おつかれさまです)。
さて、早速ですがタイトルの通り、『昨年の愛知県公立高校入試問題』です!
常々申し上げておりますが、愛知県公立高校入試問題は、全国的に見て簡単な部類に入ります。
事実、毎年数学の平均点は、そんなに悪くはありません。
ですから、どんなに数学がニガテな生徒でも、基礎問題で10点以上取れるように作られているので、非常に良心的だと言えます。
しかしながらそれは相対的に見た場合の話。
全体的には難易度は低いのですが、毎年必ずえげつない難問が、2~3題出題されます。
今日は昨年のB日程の問題より、塾生が手こずっていた問題を一題チョイスします。
それがこれだ!
塾生ではない中学3年生もぜひぜひ挑戦してみてくださいね!
(2)の②なんですが、一見簡単そうに見えてなかなか手ごわいです。
うん。
塾生のほとんどが解説を見てもよく分からなかったとのことで、目を通してみましたが・・・。
なんじゃこりゃ!
もはや補助線どころじゃなく、違う図形やないかーい!
ナスカの地上絵か!
・・・というわけで、入試本番でここまで複雑に考えてしまうと、時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。
特にこの年は、受験生諸君がよくご存知の通り、『P,Q,Rを結んで直角三角形となることは何回あるか』問題と、愛知恒例の『空間図形』問題もあるので、この相似問題にかけてよい時間はズバリ5分、5分で解かなければなりません。
で、別に市販の模範解答にケチをつけたいわけではなくて(そもそも山口がケチをつけるなんておこがましいのですが・・・)、もっと簡単に考えた方が良いと言いたいのです。
例えばこの問題、補助線は1本だけひいてしまえば答えは出ます。
そう、補助線は極力少ない方が、思考もシンプルで済むのです。
・補助線を一本だけひいて砂時計を作る
・比を出す
・大きな三角形の面積に対して、比を利用して面積を出す
これくらい手順は単純にした方が絶対にいいです!
え?
分かりにくい??
そりゃそうです。
文字だけですもん。
これをマンツーマンで、完全に理解できるまで授業をやるのです。
そんなわけで、担任制指導のFIX春のキャンペーン、ぜひぜひお気軽に教室まで来てくださいね!
さて、毎年毎年悩むのですが、数学のこういった難問の類を捨て問とするように指導するべきか否か、本当に悩みます。
これくらいの問題ならまだよいのですが、例えば関東圏の御三家やラサール高校、愛知だと東海高校などは、全てが難問だったりします。
その中にさらに中学生では何時間かかっても解けないような問題を織り交ぜてくるので、これらの難関校を受験する中学生は、捨て問を見極める処理能力も求められているような気がします。
以前東大卒の社会人講師が、早稲田本庄高校の問題を見て、『この問題は中学生では絶対に解けないように作成されていますね。この問題に本番で時間を割くようでは、受験は失敗するでしょうね。』と言っていたのが印象的でした(その講師はその問題を、腕組したまま3分くらいで解いてしまいましたが・・・)。
もちろん、最終最後には合格するために、難問を捨てなければならないときがくると思います。
ただやっぱり、学習している段階では、果敢に挑戦してほしいなと個人的には思います。
一生懸命頑張ってみて、それでも分からなければ周りの友人や先生に質問して、という姿勢が万事につながっていくと思うのです。
ですから当塾塾生はもっともっと、授業外の時間で山口に質問してください。
塾生ではない中高生諸君も、周りの友人や学校の先生を捕まえて、分かるまで頑張ってみてください。
え?
友達や先生に質問するのが恥ずかしい??
そんなみなさんのために、担任制指導のFIX 春のキャンペー・・・。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!