中学生で間違った学習をしてしまうと、高校生になってから取り返しがつかなくなってしまいます。★都築と山口の枠についてですが、1年ほどの間締め切らせていただきます。空きが出次第順次ご案内させていただきます。

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保護者様へ

まず、『都築と山口の枠を1年ほど締め切らせていただきます』という内容についてですが、現時点でお問合せをいただいているご家庭についてはその限りではありませんのでご安心ください。


また、こちらから入塾を迫るようなこともありませんし、それどころかこちらからお電話をかけることもありません。

他塾を選ばれる場合もお断りのお電話などなどは不要にございますので重ねてご安心いただけたらと存じます。



ですので必然的に、今後は現生徒の途中退塾などが無い限りは、(飽くまでも都築と山口に限った場合の話ですが)、新高校2年生につきましては一切お受付いたしかねますので、その点だけご了承くださいませ。

なお、1年ほどお待たせしてしまいますが、2025年以降でよろしければ、体験授業そのものはお受付いたします。



そしてここからが本題になります。





【なぜ、『中学校の頃は英語の成績が良かったのに、高校に入ってから一気にニガテになってしまった・・・』高校生が増えているのか?】

これについては散々幣ブログでも申し上げてまいりましたが、改めてお話させていただきます。


最初に申し上げておきますが、今回のブログはほとんど保護者様にあてたメッセージとなります。





【中学校1年生で学ぶ助動詞”will”の意味について】

例外なくすべての公立中学校で、中学生のみなさんは『”will”は今思いついた未来の予定』的な指導を受けます。



しかし先にお伝えしておきますが、これは正確ではありません。



正しくは


『”will”は「必ず~する」が基本義』とはっきり書いてあります。

ちなみにこの参考書はネイティブスピーカーが執筆したものです。


もう一例挙げさせていただきます。


今も昔も公立中学校では、『”Playing baseball is fun.も”To play baseball is fun.は同じだぞ~。』と指導します。

しかしこれについてもまったくそんなことはなく、



『seeing the sights は不定詞でも表せるが、一般論の場合は動名詞とするのが普通。』



公立高校入試ならよいでしょうし、もしかしたらネイティブスピーカーですら、『そんなのどっちでもいいよ』というかもしれません。


しかし英文法の採点に厳格な難関国公立二次試験では、このミスはまず見逃してくれません。

(あぁ、この程度のことも勉強してこなかったのか・・・。)と思われる可能性すらあります(※国公立二次の記述は人間が採点する以上、これはやむを得ません)。


なお、公立中学校の英語の授業でこの指導がなされているということは、それに準ずる公立高校入試を専門とする大手学習塾も同じ指導をしていると考えるべきです。






【なぜそのようなことが起こるのか?】

これについては学校の先生には何の落ち度も責任もありません。

日本全国の公立中学校の英語教師が同じ指導をしているでしょうし、仮に山口が同じ立場でも同じ指導をします。


理由は至極簡単で、『公立中学校に通う生徒は、勉強を一生懸命頑張る中学生もいれば、まったくやらない生徒もいる』からです。

押しなべて平均し、何百人もいる中学生たちが『平均して理解できるような授業にしなければならない』からです。

実はこれにより大きな弊害を被るのは、『本来やる気もあって、学習能力も高かった中学生たち』です。


彼らや彼女たちは、本来であれば余裕を持って理解できていたはずのことを、誤った指導を受けることで間違った知識を叩きこまれるのです。


そうして間違った知識で公立高校入試で高得点を取ってしまうわけですが、その状態で大学受験をゴールとする高等英語の指導を受けても理解できるわけがありません。


おそろしいのは、『間違った知識で今まで何とかなってしまった中学生ほど、その修正が難しい』ということです。


私たちがかつてそうであったように、中学生のみなさんは『中学校の先生が間違ったことを言うはずがない!』という固定観念にとらわれています。

彼らや彼女たちのその認識を改めることは容易ではありません。


また私たち指導する側としても、『ゼロからのスタート』ではなく、『3年間積み上げたものを一度くずしてからのスタート』となりますので、膨大な時間と労力を失うことになります(※もちろん、すべてが誤った知識だとは言いませんが)






【もちろん子どもたちの責任ではありませんし、中学校の先生たちのせいでもありません】

しかし私たち大人は、そのアキレス腱には備える必要があります。

私たちは開校以来、入塾時期について制限を設けてきましたが、『高校3年生の9月』⇒『高校3年生の4月』⇒『高校2年生の12月』と早めてまいりましたが、もちろん理由があります。



単純に間に合わないからです。



もちろん、『偏差値50くらいの受験生が、偏差値55くらいの私立大学を目指す』、これは間に合うと思います。



ところがN高校やH高校のぬるま湯にどっぷり漬かってしまい、『高校2年生の冬まで勉強をサボってしまったけど、偏差値60を超える国公立を目指したい』、これは大変に厳しいです。

いや、仮に間に合うとしても、当塾ではお受けいたしかねます。


『そんなことありません!うちなら全然間に合いますよ!』と言ってくれる学習塾を選ぶべきです。



話が逸れましたので戻します。


英語に限った話ではありませんが、中学生や現高校1年生ならまだ間に合います。



しかし、なまじ間違った知識を植え付けられて、オールマークの愛知県公立高校入試問題で高得点を取ってしまった高校生ほどその修正は難しいです。


私がどれだけ熱弁を振るったところで、『いや、中学校や〇〇ル(〇田塾)の先生はそんなこと言わなかったんだけど・・・』と思うでしょうし、それ自体は責められるものではありません。




もちろん、私が発言している内容のすべてが正しいとも思いません。



存分に批判的な目で見ていただきたいです。


そうしていろいろな選択肢をテーブルの上に広げて、大切なご子息ご息女のために、最良の学習塾や予備校を選んでいただきたいです。



大学受験などとは違い、塾に関しては選ぶのはお子様、そしてお父様お母様です。


私たち塾側の人間ではありません。


(うちには合わないし、月謝にも見合っていないな・・・)という感想を持たれたら、その時はご遠慮なく袖にしていただいて構いません。



★そういった事情も含めて、2024年度4月以降の都築・山口の指導枠についてはいったん締め切らせていただきます。

また、お問合せいいただいております保護者様、当塾の都合に合わせていただきまして、本当にありがとうございます。



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