素晴らしい読書のお話

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雑談

実は昨日、とある小学生の女の子が入塾してくれたのですが・・・。


ご確認をいただいていないので、話せる範囲でお話させていただきますが、とにかく成績が良いのです。


特に国語がずば抜けて素晴らしいのですが、一応ご本人はとても読書が好きなのだということ。


お母様にその理由をおたずねしたところ、

『0歳の頃から図書館に通い、お子様の周りに常に本を用意していました』とのこと。



これはすごいですね。


実は50年近く前の京都大学の英文和訳問題でこのような文章があります。


” With a small range, the chances are that a child will like everything, or dislike everything. If children are to learn to discriminate in their reading, as in everything else, then they must have around them as great a variety of books as possible from which to chose.”

『読書の範囲が狭いと、おそらく子供はすべてを好きになるか、全てを嫌いになることだろう。他の一切のことと同じく、読書においても子どもに識別力を身につけさせたいのであれば、できるだけ多種多様な本を子どもの周りに用意し、その中から選べるようにさせなければならない。』


当り前といえば当たり前の話ですが、子どもの周りにあるものがスマホだったならば、子どもは間違いなくスマホに夢中になるでしょう。


こちらのお母様は本をたくさん用意してくれたから、お子様も自然と本を読むことが習慣化できているのです。


愚問とは思いつつ、『本を読むことは苦じゃないの?』とご本人に聞いたところ、『全然苦じゃないです。』と返ってきました(当たり前と言えば当たり前の話なのですが・・・)。




【読書の効能は後天的にも得られますが・・・・】


実際に私自身がそうでしたので。

私の場合、英語と数学が一番のニガテ教科だったのですが(しつこいようですが0点を計4回取ってしまいました)、もちろん国語や理科、社会なども同様にニガテでした。


うちの父親は山口の進路などには一切口を挟まなかったのですが、『とにかく本を読め』だけは口やかましかったのです。


しかしながら、そのやり方が昭和そのもの(苦笑


その手法はいたってシンプルで、『毎日何かしら本を読んで、その感想文を原稿用紙2枚分書かないと夕飯が食べられない』というものでした。


あとこれは言ってませんでしたが、さらに『皿を二つ用意し、箸で大豆を100個、右から左に移す』、これも毎日の課題でありまして、この二つをやり切らないと、本当に夕ご飯を食べることができませんでした(※昭和の親父のやり方なんで、絶対に真似をしないでください!)


やり方はどうあれ、その効果は1年ほどでしっかりと表れ、正直英語と国語に関して言えば誰にも負けないくらいの得意教科になりました(※その後高校に入ってまた下がってしまうのですが、それはまた別のお話ということで…)。



読書というのはあまり可視化されないのでその効能が分かりづらく、また膨大な時間が必要となります。



もちろん、理想的なのは今回入塾してくれた塾生のケースです。


しかしやり方はどうあれ、読書は後天的にも大きな力を発揮してくれます。




『1ヵ月に7冊、それを3年間』、これがひとつの目安になります。




【しかしこれを実行に移せる中高生はほとんどいないという現実】

これはもうしょうがないですね。

でも塾生諸君も含め、はっきりと言っておきます

当り前の話ですが、『文字を読む習慣無くして、読む力、ましてや書く力は絶対につかない』。


そしてオールマークにすっかりと慣れてしまった中学生諸君を苦しめるのが、『国公立二次の記述問題』です。


これについてはしつこいようですが、まずはお父様お母様が精文館書店に足を運んで、赤本や青本に目を通してください。


国語や英語はもちろんのこと、数学も理科も、社会ですら記述です。


『白紙が配られるだけ』


そう思っていただいて構いません。


みっちり3年間、マークシートを塗りつぶす練習をやった中学生では、とてもじゃありませんが対応できません。


ましてや、今の中高生のみなさんの手元にはスマホがあるのです。


これで読み書く力がつくはずがないのです。


そしてもちろん当事者である塾生諸君、本を読むか読まないか?スマホを手放すか手放さないか?それはみなさん自身が決めればいいです。


ただしその結果に対して当塾は全く責任を負いませんし、正直経過責任すら負いたくはありません。



そんなわけで改めて、『スマホはがっつりやるし、本も読むつもりはないし、自習にも行かないです』ってんならうちはやめてもらっても全然構わない。



というよりも、やめてもらった方がいい。


うちには本気で頑張る中高生だけが来てほしい。

そんな程度のやる気なら、その程度のやる気でもいいよ!って言ってくれる塾に通った方が全然いいと思うよ。


山口個人は、『当塾の月謝は、指導内容とサービスを考えれば充分に妥当』と思ってはいるけど、ヤル気がない中高生にとっては高いと思う。


そもそも勉強は志望校に合格するため、つまり自分のためにやるものだからね!




★続々と大学受験の合格の報告を頂戴しております。

今年度も全員合格、本当におめでとうございます。

まだまだ国公立の合格発表と私立後期を控えている段階なので無責任なことは言えませんが、おそらく第一志望合格率は60%くらいに落ち着くのではないかと思われます。


本当によく頑張ってくれました。


ただやはり、今後はますます西高生・東高生の大学受験は厳しくなっていく、そんな予感をさせられる1年でした。


幸いにも今年度は、山口の予想以上の結果が出たとは思いますが、はっきり言って薄氷を踏む思いだった、というのが本音です。


偶然西尾に住むことになり、早15年ほどが経過したわけですが、そんな自分だからはっきりと言えます。


西高と東高はここ10年で大きく力を落しましたし、おそらく今後の改善は難しいです。




これも予想の範囲を超えませんが、合格実績も下がります。


少なくとも、東高の合格実績は下がります。


これが山口の杞憂に終わるなら何の問題もありません。


問題は現実になってしまったとき、そしてその時はもう手遅れなんです。


ついてしまった悪習慣を取り除くことは相当に難しいですし、過ぎてしまった時間が戻ることもありませんので。





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