相変わらず中学生とこんなことをやっています
いや、これは凄すぎる・・・。
今日の授業で取り上げた内容は、
『無生物主語』
『否定構文』
『他動詞の名詞化』
『強調構文』
内容的には高校3年生が学ぶような内容です。
しかも彼の場合、かなり高い精度で理解できています。
特に『他動詞の名詞化』などは、旧七帝大などの難関大受験者でも厳しい・・・(というか理解する必要が無い)、そんなハイレベルな内容です。
ex) The invention by APPLE of i-phones was a breakthrough.
ほとんどの高校生はこのように訳すと思います。
△『アップル社によるiPhoneの発明は、飛躍的な進歩であった。』
これは間違いではありませんが、超がつくような難関大が要求している和訳は次のようなものです。
〇『アップル社”が”iPhone”を”発明”したこと”は、飛躍的な進歩であった。』
(なんだ、どっちでもいいじゃんそんなの。)
もちろん、長文読解ならどちらでもいいです。
日本語で書かないのであれば。
しかし難関大が要求しているのは、『うちの基準に合わせて、そこまで掘り下げた勉強をしてきたのかどうか』です。
△の和訳と〇の和訳、後者の方が採点者の印象がいいことに間違いはありません。
とにもかくにも当塾では、このように大学受験レベル、場合によってはそれを超えるような内容に取り組んでいる中学生がいます。
【もちろんこんな高度な内容は公立高校入試に必要ありません】
さらに言えば、先ほどのような『無生物主語』『他動詞の名詞化』と言った内容は、超がつく難関大を除けば、突き詰める必要はありません。
『アップル社によるiPhoneの発明は、飛躍的な進歩であった。』
この解答で充分得点はもらえます。
しかし『学ぶ必要が無いものを排除する受験生』と、『探求心を持って、さらに深いところまで学ぼうとする受験生』、難関大が求めているのはどちらの学生なのか、言うまでもありません。
彼はもちろん某難関高校、そして超がつく難関大を目指しているわけですが・・・正直山口個人は、高校受験の結果は大して気にしていません。
『え!そんな無責任なことを塾の講師が言っちゃダメでしょ!』と思われるかもしれませんが、彼の場合、仮に高校受験に失敗したとしても、その先の大学受験、さらにその先のステージでは成功できるという確信があるのです。
そういったわけで、彼は遠方から通ってくれていますので、いつまで指導を担当させていただけるのかは分かりませんが、自分が持っている知識はすべて伝えて、もちろん『青は藍より出でて藍より青し』となるであろうと自信を持って言えます。
そして山口は、彼と同じように大きな可能性を持っていたはずの中高生に何人も会ってきました。
しかしその可能性は、残念ながら期限付きです。
お子さんの秘められた能力が爆発的に伸びるのは中高生の若い頃、そして受験そのものに期限が設けられているからです。
もちろん、40歳、50歳を超えて才能が開花する、そんな人も世の中にはいるでしょうが、それは稀有な例外中の例外と言っていいです。
だから中高生のみなさん・・・、いや、お父様お母様、少しでも早い段階で対策を取っていただきたい、切にそう願っています。