相変わらずただの雑談なのですが…
今日もたくさんの塾生が自習室に来てくれました。
おそらくは(西高を除いて)、ほとんどの高校や中学校が中間テストを控えているからだとは思われますが、みなさんテスト前よりも、テスト後の方が大切やからね!
テスト前の一週間だとか、高校3年生になってからだとか、そんな誰でも頑張るような時に頑張っても差なんてつかないですから。
みんなが頑張っていない時期、テストが無い期間や高校1年生の頃に頑張ることができた受験生だけが第一志望合格を勝ち取ることができます。
とはいえ、人に言われてではなく、自分の意志で行動を起こさなければなりません。
そんな中特筆するのは、刈谷高校学年2位の3年生と、最近よくブログで紹介させていただいている中学生が、同じブースで一心不乱に勉強していること。
・・・。
あの、君たち休憩していいからね?
毎度のことではありますが、刈高生の方は一度も席を立っていません(現在21:35)。
え!
食事やトイレは!?
一方、中学3年生の男の子も、トイレと食事で1回ずつ席を立っただけ。
しかも先ほど、『先生、トイレはどこにありますか?』・・・って今までトイレ使ったことなかったんかーい!
もちろん、努力の量だとか質だとかは個人差がありますし、ここまで追い込んで頑張る必要はありません。
しかし、成績がいい中高生には、やっぱりそれだけの理由があったりするんです。
彼らや彼女たちは涼しい顔をしているので、はた目にはそこまで頑張っていないように見えるかもしれないですね。
だけど違うんです。
涼しい顔をして、他人の5倍10倍頑張っているんです。
もしみなさんがすごい成績のお友達に勝てないのだとすれば、それは能力の問題じゃない。
シンプルに努力の量や質で負けてしまっているんです。
だから本気で彼らや彼女たちと肩を並べたい、そして同じ高校や大学を目指したいというのであれば、まずは同じだけの努力を積み上げること。
それが自分の意志でできないのであれば、本意ではありませんが、それを強制してくれる環境に身を置く他ありません。
・・・たった今ですが、その中学生の男の子からものすごい質問をいただきました。
『athleteという名詞にはどんな冠詞をつけるべきですか?最初にいきなり”the”をつけちゃまずいですか?』
これは凄まじい・・・。
かなり英語ができる高校生でも冠詞は軽視しがちなんですが、冠詞はめちゃくちゃ重要かつ難しいですからね。
それについてここで言及すると結構なスペースを使ってしまいますので割愛させていただきます。
【市外からのお問合せが増えてきました】
当然開校したばかりの頃は全員西尾市内の中高生だけだったのですが、今は3分の1が西尾市外にお住いの中高生。
非常にありがたいのと同時に、恐縮するばかりです。
遠方から来てくださっているから、というわけではありませんが、その分しっかりと指導で還元しなければならない、もちろんすべての中高生のみなさまに同じだけのものを提供しなければならない、そう思う毎日です。
【刈谷高校の課題がかなりきつい】
特に2年生、大分ハードそうですね。
特に数学がきついようで、みなさん悲鳴を上げています。
しかし何度も同じことを申し上げますが、これこそが進学校のスタンダード。
岡崎高校や刈谷高校の先生方は、とてもじゃないけど高校生ではこなせないような質と量の課題を出します。
あの、『岡崎高校の課題さえやっておけば、誰でも東大に合格できる』と豪語していた篠原先生も、『ただし、その課題を全員がこなせるかどうかは別問題ですけど』と言っていたほどです。
(※余談ですが、その篠原先生ですら岡崎高校の課題はこなせなかったのだそうです)
しつこいようですが、高校に入学する時点では、岡高生も刈高生も、その他の高校に合格した高校生も大して差なんてついてません。
公立中学校に通いながら、公立高校入試で合格点を取るための勉強しかしていないのですから(※うちの塾生のように、大幅な前倒し指導を受けた中学生や、中学受験を経験した中学生は除きます)。
しかし、高校1年生の4月から、信じられないようなスピードで差がついていくのです。
ちなみに刈谷高校2年生の数学の実力テスト、平均点が80点だったそうです。
・・・。
200点満点で(つまり、平均点は40点ということです)。
ということは、非常に学力が高い刈高生でも平均点が40%ほどの課題とテストが出されているということです。
こうやって岡高生や刈高生は、『これが大学受験の基準なんだ』と自分の肌で知っていきます。
一方、緩い課題しか出されず、授業ものんびり進んでいく高校に通っている高校生たちは、それが自分たちの基準になっていきます。
もう高校に入学して1ヵ月ほどが過ぎたわけですが、実のところすでに3か月、4か月分の差がついている、そう思ってもらっても構いません。
その結果が出るのは7月の模試。
岡崎高校や刈谷高校では、学年350位くらいの生徒でも偏差値が65くらいあったりします(※過去のブログ参照)。
その一方で、その刈谷高校とそれほど偏差値が変わらないはずの西尾高校では、『偏差値が70を超えている生徒』と『偏差値が55を下回る生徒』、大きな格差がつきます。
刈谷高校の偏差値が67、西尾高校の偏差値は64。
入学時点では、偏差値にしてたったの3しか差がなかったのに、たったの3か月でとんでもない差がつくのです。
それは合格実績を見れば明らかで、今年の西尾高校はなんと4名の京都大学合格者を出したわけですが、その一方で、おそらくは第一志望ではなかったであろう大学名もたくさん名を連ねています。
しつこいようですが、それは能力の差などではありません。
ただただ、やるべきことをやったのか、やらなかったのか、それだけの差です。
誤解のないように念を押しておきたいのですが、自分個人は高校はどこでも良いと思っています。
山口の母校なんて偏差値は43なのに、未だに学年の5%は九州大学(※こちらでいうところの名古屋大学です)に合格しており、学年の50%以上が国公立大学に合格しています。
高校は関係ありません。
ただし、『高校3年間で何をどれくらい頑張ったのか?』、これは大いに関係あると確信しています。
自分の基準を下げないでください。
みなさんが岡高生や刈高生と同じような大学を目指すのであれば、当然彼らや彼女たちと同じだけの努力を積み上げてください。
そう心から願っています。