公立高校の学力は簡単に下がってしまうというお話
たった今また別の〇尾高校生から聞いたのですが、何でもこの〇尾高校に7年在籍している先生が、
『7年〇尾高校にいて、こんなに英語が下がったのは見たことがない』
とおっしゃったのです。
何とも対岸の火事のようなのんびりした発言ですが、不肖山口15年西尾にいて、ここ数年間で
『あ、こりゃ〇尾高校の英語は一気に下がるわ』
と思っていましたし、実際に幣ブログでそうつづっておりましたので、この結果に何も驚くことはありません。
ただ、(下がるとは思ってたけど、こんなに下がるとは思ってなかった・・・)という衝撃はありましたが。
【かつては碧〇高校からも東大合格者が出ていた】
ただ申し訳ございません、それが一過性のものなのか長期的なものなのかは分かりません。
ネットで調べても出てきませんでしたので・・・。
ただここにこのようなデータがあります。
(『東大合格高校盛衰史』~60年間のランキングを分析する~より抜粋)
もう上位は言うまでもありませんね。
ものすごいです。
全国でもこれほど公立高校が強い都道府県は愛知県だけでしょう。
ここ三河からも、岡崎高校や刈谷高校、時習館に続いて西尾高校がランクインしております。
そしてなんとビックリ41位に・・・。
碧〇高校が入ってる!
しかも6人!!!
これはすごいことです。
1人とかなら(たまたまなのかな?)で片付きますが、6人となると話は別です。
多分かなりの進学校だったのでは・・・?と推察されるのですが、いかんせん数十年前のことですし、少なくともネット上では確認できませんでしたので、根拠はないです(※詳しい方がいらっしゃったら教えてください!)
それはさておき・・・。
今碧〇高校が東大合格者を出すような高校なのかというと、決してそんなことはありません。
仮に碧〇高校がかつては結構な進学校だったとするなら、ここ数十年でかなり力を落としてしまったと考えるのが妥当だと思います。
【15年前は東高もものすごい進学校だった】
もう何度も何度も申し上げておりますが、私が15年ほど前に西尾市にきたとき、本当にたまげたんです。
『え!人口17万人くらいの市なのに、こんなすごい進学校が2校もあるの!?』
もちろん西尾高校と西尾東高校のことです。
西尾東高校もかつては多数の名大・名工大・名市大の合格者を出しており、南山大学については100名を超える合格者を出していたのです。
これはものすごいですよね。
そしてかつてはあのサナ〇予備校さんも、
『岡崎高校○○名合格!』
『刈谷高校○○名合格!』
『西尾高校○○名合格!』
そして・・・。
『西尾東高校○○名合格!』とでかでかと張り出していたんです。
15年前の東高はというと、そりゃあもう先生方も今以上に厳しくて、東高生のみなさんも非常に意欲が高い生徒さんが多かったように記憶しております。
しかしながら今でもはっきりと覚えておりますが、2013年から2015年くらいの間で、一気に進学実績が下がりました。
自分は実績でしか高校の力を判断していないのですが、やはり南山の合格者が5分の1まで減衰したというのはとんでもない出来事です。
厳しい目を向けるならば、10年後はもう目も当てられないのではないかと思っています。
(※ひどいことを言うな~・・・思われる方もいるかもしれませんが、事実起こってしまってからでは遅いんです。
私たち大人は子どものために、リスクに備えなければなりません)。
そして今回ついに、英語だけではありますが〇尾高校の偏差値が大幅に下がりました。
ここで冒頭に戻るのですが、『7年いてこんなことは初めてだ』などという傍観者丸出しの感想が現場から出ているあたり、著しく当事者意識が欠けているとしか思えません。
もちろん、英語の偏差値が大幅に下がった一番の原因は『生徒本人』です。
それは間違いない。
君たちが勉強をサボった結果がそのまま出てしまっただけ。
でも果たして指導者側にその責がまったくないのかというと、そんなことはないんです。
事実私はここ数年、〇尾高校の英語の指導方針を塾生から聞いているだけで、(あ、これは確実に英語の成績は下がるわ)と容易に予想できましたので。
〇尾高校の英語の先生方、本当にまずいですって。
みなさんが〇尾高校に来たのは、おそらく長くても数年程度でしょうが、その数年で実際に大きく下がった責任は感じなければならない。
少なくともうちの塾でそんなことが起こったら、間違いなくその責は問われます。
そして同時に保護者様達もこのリスクに備えなければなりません。
なぜなら西尾市内の高校に通う高校生たちは、他の進学校に通っている高校生たちがどのような授業を受け、どのような課題が出されているのかを知ることはできないのですから。