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保護者様へ

少し前に熱っぽく語っていた『スマホの恐ろしさについて』、というテーマなのですが、この先は中高生諸君は読まなくてもいいです。



多分あまり効果がないと思われますので。



読んでいただきたいのは保護者様です。


ただ少し厳しい話なのですが、この動画の内容が100%事実ならば、今高校生のお子様にとっては相当厳しい内容になるかと思われます。



【スマホを見ているだけで勉強をどれだけ頑張ってもその内容が吸収されなくなってしまう】



ぜひYouTubeで検索してみてください。

検索ワードは

『どんなに勉強しても意味がない』

です。



冒頭衝撃的な画像が出てくるのですが、なんと小さい頃からスマホを触り続けたお子さんは、


『前頭葉がまったく発達しなかった』


のだそうです。




スマホが勉強の害になることは、お子様も含めてほとんどの人が認識しているとは思いますが、おそらくは


『スマホを触ることで学習時間が減ってしまう』


程度の認識だったのではないでしょうか?(もちろんそれも大きな問題ですが)



違います。


問題は、『脳そのものが破壊されてしまう』

ということだったのです。



脳が破壊されているわけですから、どれだけ勉強を頑張ったところで内容が吸収されることはありません。






そしてここからがおそろしい・・・。



連日私は、『西尾高校の記述模試の偏差値が50以下になった(※数学を除く)』とブログで書きなぐっておりますが、今の17歳18歳ということになります。


17年前、18年前・・・。


2007年前後ですね。



なんと初めてiPhoneが世に現れたのが

『2007年6月29日』


なんです。




西高生の保護者様がどうなのか、私は私生活を覗いたわけではないので測りかねますが、もしも今の西高3年生のみなさんが、小さい頃からスマホを触っていたのだとすれば、因果関係がないとは言い切れないと思います。




厳しいことを言わせていただきますが、今西尾駅周辺、ヴェルサウォークなどの商業施設、以前よりも西高生が増えたんですよね。


そしてお父様、お母様。


西尾駅周辺を通る時だけでいいです。



ここにいる中高生たちを観察してみてください。


おそらくは9割方スマホに釘付けになっているはずです。




そしておそらくは彼らや彼女たちの脳は活動を停止しているのです。



脳が考えなくても、スマホが勝手に膨大な量の動画や画像、音声を直接脳に垂れ流してくれるからです。



ちなみにこの動画内のコメントで、


『そんなこと言ったら、昔もテレビやゲームがあった!』


なんて意見がありましたが、テレビやゲームとは同列にくくれません。



テレビやゲームは持ち運びできないですからね。



スマホの恐ろしさとはまさにその利便性、


『お風呂でも寝る時も、電車に乗っている時でもご飯を食べているときでも・・・24時間手元に置いて置ける』

というところにあるのです。


一応救いとなる情報もありまして、


『スマホを触っていた中高生も、毎日のスマホを1時間以内に制限したら成績が上がった』



のだそうです。




しかしこの対照実験、見ての通り『期間は2年』となっております。



つまり、今高校3年生だと、おそらくは『スマホをやめた成果』が出始める頃には受験が終わってしまっています。


正直これほど記述対策に力を入れている当塾でも、半年や1年で成果を出すことは難しい・・・というよりもほとんど無理だと思っています。


つまり、今高校2年生のみなさんが、ギリギリ俵に足がかかっている状態、『今から頑張って間に合うかどうか?』という状況であることをご理解いただきたいです。



そして現在高校1年生、中学生・・・そして小学生のお子様がいらっしゃる保護者様、今すぐこの問題に取り組むべきです。



iPhoneを開発したアップル社のプレゼンテーター、故スティーブ・ジョブス氏ご本人が、


『スマホを子どもに持たせたらバカになる』


といって14歳まで息子にスマホを持たせなかったのです。


さらに言えば、未だにアップル社の社員たち全員が、自分の子どもにはスマホを持たせていないのだそうです。





【ちなみに山口家ですが、娘にはスマホを触らせたことがありません】


とは言っても、うちの奥様の教育方針なのですが・・・。


恥ずかしながら自分は、『まあ今どきみんなスマホくらい持ってるんだし、見せてあげてもいいんじゃないの?』くらいの感覚でした。



言ってみれば、このブログで得意げに語った全ても、実は奥様に教えてもらったものです。




そんなわけでスマホというものをほとんど知らない娘ですが、いたって元気に育っています。




(後ろから隠し撮りした写真。)


当然スマホを触れないわけですから、娘の写真は後ろ姿がほとんどです(苦笑




おもしろいことに、大人の私たちには取るに足らないようなものを全力で楽しむんですよね。


それこそそこら辺の草、水、石ころ、砂、公園の遊具、本当に全力で楽しんでいます。


そんなスマホを知らない娘ですら、例えば私が仕事の電話などでスマホを取り出すと目つきが変わるんです。


そう・・・西尾駅周辺で一心不乱にスマホの画面にくぎ付けになっている、あの中高生の目のように変わってしまいます。



何だか分かりませんが、スマホという存在は、それ自身の機能以上に禍々しいものを持っているように思えてなりません。



ですがこれほど便利なツールです。


親である私たちにとっても非常に大きな存在で、もちろん仕事などでフル活用されているお父様お母様もいらっしゃるかと思います。



もちろん私もそうです。


ですからせめて、大切なお子様と一緒に時間を過ごす時だけは、スマホを一切触らないでほしいんです。



ちなみに山口ですが、『ちょっとスマホで時間を確認』だけでも奥様のお叱りを頂戴します。





でもですね、スマホが無いと本当に充実します!



スマホを触っている時って、私たち大人もその世界にのめり込んでしまうんですよね。


まるで他の情報は一切遮断されたかのよう。




0歳から15歳の期間なんて、一番脳が成長していく時期なんです。


ここであんな恐ろしいもの・・・四六時中音と映像で情報を送り込んでくるツールが24時間手元にあったら、そりゃあ脳は破壊されてもおかしくありません。



しかしこんなこと、一生懸命中高生のみなさんに説明したところで馬耳東風です。


かつての私たちがそうであったように、大人の苦言や叱咤激励が彼らや彼女たちに届くことはないと言っていいでしょう。


だからまずは、私たちが先陣を切って、


『スマホは恐ろしい!使い方は弁えなきゃいけないんだ!』

を伝えていかなければならないと思うんです。




何度か幣ブログでも書かせていただきましたが、当塾から刈谷高校に合格したお母様の教育方針のお話、これこそがまさに最適解なのだと思います。



『特に何もやってはいないのですが・・・何をやるにしても「まずはやるべきことをきちんとやってから!」これだけは徹底し続けました。』



そんな彼の合格体験談は、今年の4月に紹介させていただきました。




ぜひご一読ください。



彼はスマホを触らないように強制されていたわけではありません。



スマホやスイッチが与えられていても、『今はスマホを触る時じゃない、勉強を頑張るときなんだ』と自分の意志で決断して行動に起こせていたんです。



スマホにどっぷり漬かってしまった中高生からスマホを取り上げても、おそらくは反発しか生みません。


そうなる前に、ぜひ小さい頃からスマホとの共存をお願いしたく存じます。



そして恐ろしいことに・・・その対策が遅くなればなるほど、その修正は難しくなります。







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