昨日のブログの続き
さて、最近西尾高校や西尾東高校に厳しい視線を送っている山口ですが、もちろん学校側にも限界があることは承知しております。
例えばですが、仮に山口が超がつくような難関大対策を集団授業でやってくれと言われても、多分・・・というか間違いなくできません。
なぜならば、公立高校に通っている高校生の学力は一律平均なわけではなく、
①飛び抜けて学力が高い10%
②平均的な学力の70%
③偏差値が50を下回る学力的には厳しい20%
に分かれてしまうからです。
ここで①を対象にした授業をやっても、②と③の高校生はまったく授業についていけません。
そういったわけで、ごく平均的な進学校の授業は、②や③に合わせた内容になります。
これが岡崎高校や刈谷高校となると、学年全体の学力が非常に高いため、とんでもないスピードで授業が進んでいき、内容も難関大に合わせたようなハイレベルなものになります(※余談ですが、岡崎高校や刈谷高校は、1年生の時点で数ⅠA、ⅡBが終了します。現在両校の2年生はすでに数ⅢCに取り掛かっているとのこと)。
そうはいっても、もちろん岡崎高校や刈谷高校にも、わずかではありますが学校の授業についていけない生徒はいます。
話を戻しますと・・・。
これが今現在、西尾高校や西尾東高校が『マーク模試はそこそこ取れても、記述だと大幅に偏差値がっ下がってしまう要因』のひとつです。
そもそも学校の授業で記述対策をやってすらいないのですから、西高生や東高生の記述模試の偏差値が上がるわけがないのです(※もちろん両校の先生からすれば、『いや、記述対策やってるよ!』という声も上がるかもしれませんが、結果的に学年偏差値が50を下回っているのですから、それはやってないのと同じです)。
一番の理由は、『課題や声掛けが甘い』という点だと個人的には思っていますが。
何はともあれ、おそらく今年も西高生の10%は超がつく難関大に合格していくでしょうが、下位の50~70%には非常に厳しい結果が待っていると思われます。
記述の偏差値が50を下回るということは、基礎的な学力がついておらず、今から4~5か月程度では修正は難しいと言えます。
一方で、当塾に通っている高校3年生、今回の進研模試の記述の偏差値は平均で60を超えます。
もちろんその大半は西高生、東高生です。
うちは彼らや彼女たちが高校1年生の頃から、ひたすらコツコツと難関大の記述対策にフォーカスして授業を進めてきて、岡高や刈高が出す課題と同じ質と量の課題を出し続けてきたのです。
(当塾では一部中学生も、難関大レベルの課題に取り組んでもらっています)
それも完全1対1のマンツーマンで、ひとり一人に合わせた授業をやってきました。
うちの塾生が負けるわけがありません。
そしてしつこいようですが、西高生や東高生のみなさんはもちろん、保護者様にもご認識いただきたいのです。
高校2年生よりも高校1年生、高校生よりも中学生、さらにいえば中学生よりも小学生・・・の方が学力が上がる可能性が高いのです。
高校3年生からはまず上がりません。
それは能力の問題ではなく、ただただ時間の問題です。
難関大に合格するために必要な時間は約『4,000~6,000時間』、年数にして約3~5年は最低でも必要になると言われています。
どんな天才でも、3~5年かかるものをたったの数か月で自分のものにすることは不可能なのです。
どんなカリスマ講師でも、受験生の1日を50時間にすることはできませんし、1年を3年にすることはできません。
ですので、もしも少しでも難関大を受験する可能性があるのであれば、少しでも早く対策に取り掛かってください。
ここでいう難関大とは、何も旧七帝大や医学部、早慶上智などの大学を指しているわけではありません。
今の模試の判定がC判定未満なら、もうそれは十分に難関大であると言えます。