名市大B判定!(西尾高校3年生女の子です)

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教室長ブログ

すみません!


本当はこちらの塾生、英語の偏差値は65くらいありますし、本来ならば名市大もA判定が出ているはずです。




これについてはすべて山口の力不足・・・。



ただ、ここまで徹底して名市大の記述対策をやってきましたので、あとは残り1ヵ月、徹底して共通テスト対策をやって、それが終われば名市大の英作文対策をやるだけです。



何よりも、『国語の偏差値が66.8(※記述模試)』というのが最大の武器ですね。


国語や英語の記述力向上には、膨大な時間と労力が必要になりますし、何よりもこれが決定的なのですが、『小さい頃からどれだけ本を読んできたか?』にすべてがかかっています。



受験勉強ももちろんそうですが、この『読書量』だけは高校2年生、高校3年生から取り組んでも、充分な量を確保できません。



そもそも受験勉強で切羽詰まっている高校2年生や高校3年生に、『プラスアルファでたくさん本を読んでね』と伝えたところで読んでくれるわけがありません(なぜだかそういう受験生に限って、スマホからは離れられないようですが・・・)



いや、仮にみなさんが高校2年生、高校3年生で残された時間がほとんどなかったのだとしても、『スマホみるくらいなら本を読んだ方がまだましです』。





その話はさておき、他の塾生の例に漏れず、彼女も大変な読書家でしたので、さしたる国語対策はせずとも、国語でこれだけの偏差値が出ております。



何はともあれ、山口の予定では英語の偏差値はプラス10、志望校判定もA判定が出るはずだったのですが、まあそれも想定内です。


これからの課題とやるべきことは決まっておりますので、残りの2か月強、それをひたすらやりこんでいくだけです。



【毎日毎日西尾高校や西尾東高校に対して厳しいブログを書いている山口なのですが・・・】

しつこいようですが私山口、『誰よりも西尾市が大好き』なのです。


九州から出てきて、何の所縁もない西尾市に家を建てて骨を埋めるなんて、普通に考えたらありえないですからね。


その一大決心の背中を押してくれたのが、15年前の西尾高校と西尾東高校だったといっても過言ではありません。


『こんな小さな町に、なんでこんなすごい進学校が2校もあるんだ!』


この衝撃と感動は今でも忘れられません。


それだけに・・・。


それだけにこの2校の今の凋落ぶりに、私山口誰よりもがっかりしているのです。




もちろん、成績が下がる一番の理由は、勉強を頑張らない本人の責任です。


そんなの教師のせいでもなければ、親や塾のせいでもない。


もちろん友達のせいでもありません。


しかし本人の次に大きな責任を負っているのは、学校の環境です。


あんなにたくさんの課題を出していた西尾高校と西尾東高校が、今では申し訳程度の課題しか出していないのはいったいなぜなのでしょうか?


当り前の話ですが、まだ社会経験も積んでおらず、なおかつ遊びたい盛りの高校生です。



課題が出なければまず、自主的に勉強を頑張るなんてことにはならないでしょう。


授業のスピードも遅く、指導の内容も簡単なものであれば、(あ、大学受験ってこれくらいのものなんだ)と思っても仕方がありません。




本当に一部の西尾高校生だけが、主体的に学習に取り組めているだけです。




私が西高生や東高生を指導していて苦労するのは、決して指導の内容そのものではありません。



彼らや彼女たちは、中学校の頃は常に学年上位の生徒達だったのですから、理解力は飛び抜けております。


その点では全く心配しておりません。



本当に骨を折るのは、『大学受験にどれほどの質と量の学習が必要になるのか?』を本当の意味で理解してもらうことです。



高校1年生・・・平日2~3時間、休日その倍

高校2年生・・・平日3~4時間、休日その倍

高校3年生・・・平日4時間固定、休日文系12時間、理系14時間以上



これが難関大に合格する上で必要となる最低限の学習時間です。



なお、これは刈谷高校や岡崎高校などが定めている基準です。


私がどんぶり勘定で適当に出した数字ではありません。



そして言い換えれば、全員とは言わなくとも、刈高生や岡高生にとってはこれが基準となっているということです。



言うまでもなく、その基準を浸透させているのは両校の先生方です。


そのために彼らは自身の生徒達に膨大な量の課題を課し、信じられないほどのスピードで授業を進めていきます。



もちろん、計画も立てずに出鱈目に授業をやっているわけではなく、『大学受験においてはそれが普通』だからです。



西高生と東高生のみなさん、君たちが通っている学校や周りのお友達を基準にしちゃいけない。


基準はもちろん、『刈高や岡高に進学したお友達』です。



君によほどの克己心が無い限り、今の環境で、それこそ主体的に、自主的に受験勉強に取り組むことは相当難しい。



そりゃあ3年生にもなれば誰でも勉強するさ。


こんな山口でも寝る間を惜しんで勉強したからね。


でもそれじゃあ間に合わない。



『受験勉強に必要な時間は4,200時間以上(※東進衛星予備校ホームページより引用)』



高校3年生って300日くらいしかないんだよ?



たったの300日で4,000時間を何とか担保しようとなると、『毎日毎日14時間以上の学習が必要』になる。


はっきり言ってそんなことは無理。


ましてや、高校1年生・2年生をサボってしまった高校生に、それだけの量をこなせるわけがない。



だから高校1年生の4月から頑張らなければならない・・・のですが、高校生のみなさんが自主的にそこに気付くのはほぼ不可能ですので、ぜひぜひお父様とお母様から働きかけていただけると嬉しいです。



それでは本日はこの辺で・・・

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