英単語と英作文はとにかく暗記しまくること!
先月と今月入塾してくれた中高生のみなさん、本当によく自習に来てくれます!
いや、面談の時に『とにかく自習に来て!』って言ってたやん、と思われるかもしれませんが、それにしても毎日のように自習に来るのはかなり大変なはず。
特に安城から毎日のように教室に来てくれている西高1年生の男の子がすごいです。
もうほとんど毎日教室に来て、ラストの22時まで残って、最後に必ず質問して帰っていきます。
『いや、もっと山口が暇そうなときに質問してくれていいよ!』と伝えたところ、『先生忙しいのかなと思って・・・』とのこと。
いや~・・・これは指導者失格ですね。
仮に本当に忙しかったとしても、塾生にそんなこと気遣わせてはいけないですからね!
ちゃんと念を押しておきますが、『今年度の山口は割とゆとりを持たせていますので、いつでも質問に来てください!』
こんなブログをほぼ毎日書いている時点で暇人です(苦笑
【何をやったらいいのか分からない時は、とにかく英単語と英作文を暗記すること!】
先にお伝えしておきます。
数学は予習する必要一切なし!(※もちろん、自分でできそうなら頑張ってみてください)。
あの和田秀樹先生(※東大医学部卒)が言っておりましたが、『英語は100%暗記だから、予習も復習もやっていいけど、数学は予習はしない方がいい。なぜなら、正しい解法かどうかもわからないまま、無駄に時間をかけて学習を進めた結果、間違っていたらまた最初から学習し直さなければならない』とのことでした。
山口が数学のことをあれこれ語っても信憑性はゼロですが、篠原先生や和田秀樹先生がいうのであれば間違いないですね!
そんなわけで、高等数学で行き詰ったら、とにかく英単語や英作文の暗記に取り掛かってください。
【英単語は動詞中心に覚えること!】
名詞や形容詞はいいんです。
どんなに難しかろうがただ覚えるだけ。
例えば、自分が最近覚えた名詞に”larva”という単語があります。
これは『幼虫』という意味なのですが、ここに理解力を働かせる必要はありません。
ただひたすら、”larva、幼虫”を何度も声に出して、紙に書きまくっていれば5分もすれば覚えられるはずです。
ところが、例えば『動詞の”impose”の意味と語法を答えてください』と問いかけたら、まあまあの高校生が苦戦するかもしれません。
もしかしたら、『~を課す』という意味は答えられるかもしれませんが、『”impose”を使って何か英作文を書いてみて』と問いかけたら、恐らく7割ほどの高校生は書けないのではないでしょうか?
ちなみに他動詞”impose”の語法は、『impose (何かいやなモノ) on (人)』で覚えてください。
あ、ちなみにこれ、山口が編み出しました。
単語帳などには、『impose A on B 』=『AをBに課す』などと書いてありますが、この覚え方はしないこと!
AとBが似たようなものなら問題ありませんが、AとBの性質が異なる場合は、必ず山口式で覚えること!
そしてさらに、こういった『目的語を二つとったり、前置詞を伴う動詞は自分で文章を書いてみること』
例えばこの”impose”の場合、山口の指導を受けている塾生はもうご存知ですね、こんな例文になります。
Kishida minister had imposed several heavy taxes on us.
『増税メガ〇は様々な重税を私たちに課し続けた。』
もちろん倒置させて、
Kishida minister had imposed on us several heavy taxes.
でもOKですね!
とにかく、英単語の暗記で圧倒的に大変なのは『動詞を100%で理解して暗記すること』です。
塾生のみなさんは難しそうな動詞に出くわしたら、必ず山口に質問してくださいね!
【英作文も(最初は)丸暗記】
次の日本語を見てください。
『完全なるユートピアの生まれない所以(ゆえん)は大体下の通りである。人間性そのものを変えないとすれば、完全なるユートピアの生まれるはずはない。人間性そのものを変えるとすれば、完全なるユートピアだと思ったものもたちまち不完全に感じられてしまう。』
これはとある大学の英作文なのですが、ま~・・・日本語がとっても難しいですね。
この手の英作文については、英語力や文法云々の前に、そもそも『日本語の読解力』が重要になります。
ですので、中高生のみなさんはとにかく読書をすること!
君の中で咀嚼できない日本語を、英語で書くことなんてできませんので。
ともあれ、この日本語に対して山口が書いた英作文はこちら。
The reason why whereabout we consider perfect doesn’t spring is almost showed by following contents. Unless we all change human’s own nature, the place shouldn’t be created, while if we change that nature, we are likely to feel that the place we thought of as perfect would be unperfect.
一応ネイティブチェックもしてもらいましたが、1カ所文法の間違い、2カ所不自然な表現があるとのことでした!(※なお、もしも山口の文法ミスに気付いた塾生がいましたら、ぜひぜひお声がけくださいませ)。
とはいえ、自分で言うのもなんですが、これくらい書いてあれば及第点です(※自分で言うな!と思われそうですが・・・)
なお模範解答は、
Why can’t we have a perfect utopia? Well, here is my answer. In order to have a perfect utopia, we must first have the ABC of our human nature changed. But, on the other hand, the moment we should succeed in the attempt, our would-be perfect utopia would appear to our new eyes imperfection itself.
へ~。
『ユートピア』ってこんなスペルなんだ ( ..)φメモメモ
・・・って山口の書いた英文と全然違うやんけ!
でもいいんです。
これはこれで丸暗記してしまいますので。
高校生のみなさんは、『難解な英文を、自分の力だけで生み出そう』などという無謀なことをやってはいけません。
私が尊敬している佐々木高政先生がこのようにおっしゃっています。
『もうかれこれ14年、私はあちこちで様々な人の書く英文を添削する仕事に従事してきた。年々歳々人変われど誤り変わらずで、一体何の因果で、こんなくたびれる仕事にぶつかったものかとため息をつくことしばしばである。それというのも、英文の構成に関する基礎概念も持たぬ人、平たく言えば無我夢中デタラメに横文字を並べてなんとかヤッツケタつもりでいる人が非常に多いからである。』
言うまでもありませんが、みなさんは日本語という、世界でも類を見ない複雑で、しかも難解な言語に15年以上どっぷり漬かってきたわけです。
そこで突然、英語という言葉も文法も、何なら考え方すらも異なる英語の文章を書くように要求されています。
そしてみなさんに残された時間はせいぜい3年弱。
この3年弱でできることなどたかが知れています。
とにかく短い英文をできる限り沢山覚えること。
もちろん闇雲ではいけません。
『なぜこんな風になるんだ??』と疑問に感じたならば、自分で調べるなり、誰かに質問するなりして、理解を深めた上で丸暗記してください。
ですので、もし自習室に来て、(やることないな・・・)と思ったならば、とにかく英単語と英作文の暗記を頑張ること!
『そんなことをやってるから日本人はいつまで経っても英語が話せないんだ!』などという外野の声は関係ありません。
みなさんが受験する大学は、みなさんのコミュニケーション能力など一切求めていません。
みなさんが高校に入学した時から、どれだけ高い目標を持って、そこに向けて計画的に、具体的に努力を積み上げてきたのか?
要求しているのはそれだけです。
常々申し上げておりますが、それが確認できるのであれば、ドイツ語でもフランス語でも、モンゴル語でも何でもいいんです。
高校1年生の4月から、真摯に、そして愚直に英単語と英作文に向き合ってくださいね!