世知辛いお話

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教室長ブログ

先日、『学歴による生涯年収』のお話をさせていただきましたが、もしかしたら中高生のみなさんは(なんて嫌なことを言うんだ・・・)と思ったかもしれませんね。


でもですね、事実なんだからしょうがないんです。


みなさんはあと5年、10年もすればその現実に直面することになります。



今みなさんの学校で、モテている男女というのは、

・見た目がいい

・陽キャ

・スポーツ万能


概ねこんなところだと思います。



アラフィフ山口が中高生の頃もそうでした。

いつの世も変わらないんです。





ところがどっこい、25歳あたりからそんなものは何の役にも立たなくなります。


なんぼものすごいイケメンでも、稼ぎが少なければ相手にされなくなります。


なんぼ陽キャであっても、同じく稼ぎが少なければ結婚相手としては見てもらえなくなります。



中高生の頃にどんなにスポーツ万能でも、よほどのことがない限り収入にはつながりません。




これについてはどちらかというと女性の方がシビアで、相対的に男性の方がのんびりと考えているような気がします。




若い頃はいいんです。


でも20代半ばを過ぎて、目が出ないのに夢を追いかけているバンドマンやお笑い芸人は、普通は匙を投げられてしまいます。




夢を追いかけることは素敵なこと。



ただし現実はそんなに甘くなくて、若いうちは暖かい目で見てもらえても、25歳を超えたあたりから世間の目は厳しくなります。




『新卒』という言葉があるように、日本の社会は22歳(※理系院卒なら24歳)で職に就くことが美徳とされています。


いや、山口は全然そう思いませんよ?



若いうちに紆余曲折して、色んな経験をしてそれをライフワークやライスワークにつなげられるなら、それは素晴らしいことだと思ってますんで。



でも世間はそう思ってくれない。



残念ながら今の日本では、20代半ばを過ぎた夢追い人は『大人になり切れていないだらしない人間』としか評価してもらえないんです。




もちろん生涯の伴侶となる相手も、長い人生を一緒に歩んでいける相手を求めています。




仮にもしも、『一生貧乏でもいい!夢を追いかけるあなたを応援したい!』と相手が思ってくれても、相手のご両親が許してくれません。



まず相手のご家庭に結婚のご挨拶に行っても門前払い。


『君はこの収入で、うちの娘を幸せにできるのか?』と言われてしまうのが関の山です。



でも、今中高生のみなさんには、そんな話ピンと来ないですよね?


それはみなさんのお父様やお母様が手厚くサポートしてくれているからです。



みんなスマホを持って、みんな同じような衣服を着て、みんな同じように勉強したり部活をしたり、みんな同じくらいのお小遣いをもらっているからです。



ほとんど全員立場は同じ。


今なら多少の学歴の差があったとしても、何も関係ありません。


しかしひとたび社会に出て、数年も経てば一変します。




見た目がいいとか、陽キャだとか、ましてや運動神経の良し悪しなんて、まったく評価の対象にはなりません。



本当に世知辛いお話になってしまいますが、まずは1にも2にも『経済力』。



そのために中高生のみなさんが今準備できることは、『勉強を頑張ること』です。



なお、改めて学歴別の生涯年収をお伝えさせていただきますと、

・中卒⇒2億円

・高卒⇒2億1千万円

・大卒⇒2億7千万円


・・・なのだそうですが、実際にはもっと大きな差があると個人的には思っています。




仮に中卒の人が50年ほど働くとして、平均年収は400万円ということになります。


しかしこちらについても先日お話しましたとおり、


『みなさんの世代は10年後、平均年収は300万円ですら夢のまた夢』、と言われています。


物価もガンガン上がっていきますので、『給料は安くなって、商品の値段は上がる』という、とんでもなく過酷な未来が待っています。



だから今危機感を持たなきゃ。


『まだ中学生(高校生)だからよく分からない』では済まされません。



みなさんは自分の未来は、自分で守らなければなりません。


お金があって困ることなど何もないですし、学歴についても同じです。



今一生懸命勉強しておけば、大学を卒業してから続く残りの長い人生を全力で楽しむことができます。



ちなみに山口ですが、おかげさまで毎日楽しくて仕方ないです。



それは偏に、遅まきながら若い頃に勉強を頑張ったからだと確信しております。



これは100%断言できますが、勉強を頑張って損することは一切ありません。


もうプラスしかないですよ!

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