指導者とはずるいもの(※特に山口は自分自身、どの指導者よりもぶっちぎりでずるいという自覚があります)
高校や予備校の教師や講師は本当にズルいと思います。
受験生の皆さんと違い、自分の専門分野にだけ特化しておればいいからです。
数学の教師は数学だけ、英語の講師は英語だけを勉強しておけばいいんです。
とりわけ映像授業や集団授業の指導者たちは楽ですね。
例えば映像授業なら、一度動画を撮ってしまえば終わり。
仮に間違っていたとしても、何度も撮り直せばいいんです。
集団授業にしても同じです。
目の前の数十人の生徒達が、何を得意として、何をニガテとしているかには全く関係なく、教師自身が、自分のペースで一方的に話していればいいのですから。
そりゃ山口も、できれば映像授業や集団授業をやりたいですね。
一方、完全1対1の緊張感はものすごいです。
特にうちの塾生たちのように、刈高や岡高の上位10%(40位以内くらい)の受験生達、彼らや彼女たちに1対1で指導するのは途轍もない時間と労力を必要とします。
当り前の話ですが、彼らや彼女たちの偏差値は75を超えており(※全国偏差)、当然刈谷高校や岡崎高校で、すでにレベルの高い授業を受けていて、もちろん理解しきった状態で当塾に来てくれています。
その上で当塾の塾生たちの知的好奇心を刺激し、受験が終わるその日まで、当塾に通い続けていただくというのは並大抵のことではありません。
そんなわけで、そんなズルい指導者の中でもさらにズルい・・・、一言で言えば断トツで能力が低い山口は、1回の授業でこれだけの準備をしています。







ちなみにこちらは、本日指導予定の刈谷高校学年1位の塾生のために、山口が必死に準備したものです。
授業ではこのレベルの内容を取り扱っています。
The world would be astonished if it knew how great a proportion of its brightest ornaments―of those most distinguished even in popular estimation for wisdom and virtue―are complete sceptics in religion; many of them refraining from avowal, less from personal considerations, than from a conscientious, though now in my opinion a most mistaken apprehension lest by speaking out what would tend to weaken existing beliefs, and by consequence (as they suppose) existing restraints, they should do harm instead of good.
東大や京大でもこのレベルの英文は出てきません。
しつこいようですが、彼らや彼女たちのレベルになると、ありきたりの授業では満足していただけませんし、そもそも本来、塾や予備校に通う必要などありません。
うちに来なくても、うちの塾生たちは結果を出してくれます。
そんなものすごいうちの塾生たちのために、一山いくらの凡人である山口は、彼らや彼女たちの5倍10倍努力しなければならないと考えています。
だからこそ、なのですが、自分は適当な指導をして、適当な準備しかしない、目の前の教え子たちに対して、大学受験に本当に必要なことを伝えてくれない高校教師に憤懣やるかたない思いでいます。
そして中高生のみなさん、みなさんが山口のような凡人ならば、最低でも山口と同じくらいの努力はしなきゃ。
正直それでも足りないくらい。
冒頭でもお伝えしましたが、私たちのような指導者は、この先受験があるわけではありません。
のんびりと自分の専門分野だけ頑張っていればそれでいいのです。
しかしみなさんは違う。
みなさんの場合は英語や数学だけではなく、国語も社会(2教科)も理科(2教科)もやらなくちゃならない。
去年から謎の情報という教科も加わりましたね。
その共通テスト対策もやらなければならないのに、さらには国公立二次記述対策(※こちらの方がさらに大変)、難関私立から滑り止めの私立大学の対策までやらなければならない。
どう考えても、高校1年生の4月から頑張っても遅いくらいです。
そしてそのことを、本来であれば高校の教師が最初に伝えなければならない。
『いや、伝えてるよ!』と思われるかもしれませんが、正直足りない。
それは塾生達から聞いている授業の内容や課題の量からも明らかです。
だからシンプルに、刈谷高校や岡崎高校は強い進学実績を持っているのです。
【今勉強しておかなければ、5年後10年後えらいことになる】
実はここ最近、奥さんにちょっと叱られてしまいました。
山口と奥さんは、とある政党を応援しているのですが、その政党から、次回の選挙の応援を日曜日にお願いされたのです。
正直私山口、(うわ~・・・唯一の休みの日曜日なのにな~・・・)と思ってしまったんです。
しかしうちの奥様は見逃してくれません。
『え!ブログであんな偉そうなこと言ってたのに、政治のために行動起こせないの?1年に何回もあるような話じゃないでしょ!そんなの、選挙にも行かないのに、税金の文句言ってる人間と同じじゃん!!』(注:11歳年下です)
・・・ぐぅの根も出ない正論。
でもその通りですね。
そんなわけで私山口、少しでも日本をよくするために、できることは全力で頑張ります!
(※なお、私がどの党を支持しているかは具体的には言いませんが、イギリスで例えるならば保守党です。
自分はですね、『努力した人もそうじゃない人も全員平等!どんな人も同じ給料をもらえますよ!!』という似非平等が大嫌いなのです。
一生懸命夢や目標のために一生懸命頑張っているうちの塾生達と、西尾駅でたむろしてスケボー滑ったりしている連中の給料が同じでいいわけがない。
努力したものはそれに見合った給料と幸せがあって、サボった若者はそれ相応のものが返ってくるべき、という考えでございます。)
そしてしつこいようですが、一生懸命頑張っていい高校に進学し、難関大合格を勝ち取った受験生達は、もちろん幸せになる確率が非常に高い。
下世話な話ではありますが、いいところに就職できますし、当然お給料もいい。
さらには同じようなステータスのご友人や生涯の伴侶と出会う可能性も高まります。
それはうちの先生たちを見ても明らかです。
鈴木先生⇒本田技研工業
杏名先生⇒JAL
藍里先生⇒某プライム市場企業
やっぱり一生懸命頑張っていい大学に行って、一生懸命キャンパスライフを謳歌した若者は企業も欲しがるんです。
一方、スケボーキッズ達にはお声がかからないどころか、面接すら受けられません。
そうして誰でもできるような低賃金の仕事しか残っておらず、当然似たような人間が友達になり、結婚の相手も制限されます。
一言で言えば、『誰も相手にしてくれません』。
とってもひどいことを言っているようですが、その認識をしっかりと持っておかなければ、この大切な中学生、高校生の期間を漫然と過ごしてしまうかもしれません。
そしてみなさんは勉強を頑張り、自分が打ち込める仕事に就いて、さらに政治にも興味を持ってください。
今の日本をこんなに生きづらくしてしまったのはもちろん政治家なのですが、その次に罪深いのは、まったく政治に興味を持たなかった国民です。
今の30代以上の世代、つまり私たち大人といってもいい。
だからこそみなさんは、今の内から政治というものに興味を持って、選挙権をゲットしたら積極的に政治に参加していただきたいです。
Look at a youth who has never been out of his family circle: he never dreams of any other opinions or ways of thinking than those he has been bred up in; or, if he has heard of any such, attributes them to some moral defect, or inferiority of nature or education. If his family are Tory, he cannot conceive the possibility of being a Liberal; if Liberal, of being a Tory. What the notions and habits of a single family are to a boy who has had no intercourse beyond it, the notions and habits of his own country are to him who is ignorant of every other.
自分の家族の枠外に出たことのない若者のことを考えてみましょう。その若者は、自分が育つ中で知った思想や考え方以外のものは想像しないし、もしもそういうものを耳にしたとすれば、道徳心の欠如、あるいは下劣な性格や教育の低劣さのせいだと考えるでしょう。家族が保守党なら、自由党になることなど考えもせず、逆に自由党なら保守党になる可能性など考えもしないでしょう。このように、家族を超えた交流がない若者にとっては家族の意見や習慣が全てですが、全く同じように、他国を知らない人にとっては、自分の国の意見や習慣が全てになってしまうのです。(John Stuart Mill)