内申点20前後から西尾高校(くらいの高校)に合格した話
何かの本のタイトルみたいですね(笑)
こんばんは!
これは私自身の体験談の話になります。
西尾高校(くらいの)、という表現をしているのには理由があります。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、私は地方出身のため地元が西尾ではありません。
とはいえ、受験の事情は全国そんなに違いがあるわけではありません。
むしろ公立高校を1校しか受験できない分、他のエリアの方が逆に厳しいくらいだと思います。
前置きはこのくらいにして、早速本題に入っていきましょう。
過去のブログを読んでいただければ分かるのですが、私は本当に勉強が大嫌いでした。
もちろん成績もかなり悪かったです。
それがとあるきっかけで勉強に目覚めるのですが、ようやくエンジンがかかり出したのが中2の冬から中3の春にかけて、まさにこの時期なわけです。
ところがタイトルの通り、私の当時の内申点は20くらいでした。
正直学習の習慣もまったくないし何をやったらよいのか分からない状態でした。
私の父は『我関せず』のスタンスであったため、私が一切勉強をしていなくても、またどんなに成績が悪くても何も言いませんでした。
ただ、そのとあるきっかけで、私が『地元で一番の進学校に行きたい』と言った時だけは、『じゃあ死ぬ気で頑張れ。今のおまえじゃ並大抵の努力では絶対に合格しない。自分の基準で、自分の行動に責任を持って頑張りなさい。』とだけ言いました。とはいえ・・・
何を頑張ればよいのか分かりません。
とりあえず、英語と数学は難しそうだったので、まずは社会を頑張ろうと決めました。
しかしそれすら何をやったらよいのか分からないので父親に聞いてみたところ、なぜかアメリカの五大湖の覚え方を教えてくれました。
スペリオル湖 ミシガン湖 ヒューロン湖 エリー湖 オンタリオ湖(西から東の並びです)
この頭文字を取って、『スミヒエオ』と覚えなさい、たったこれだけです。
ただ私には、今でも記憶に残っているくらいものすごい達成感を覚えました。
(おぉぉ!こんな自分でもすぐに覚えられた!)
これが私の学習における最初の成功体験です。
そこから私は片っ端から自分でオリジナルのごろ合わせを作っていきました。
例えば北方領土は『ハシクエ』。
歯舞諸島(今は群島というらしいですね) 色丹 国後 択捉(南から北に向かって)
唯一の諸島は歯舞。歯はたくさん並んでいるから歯舞が諸島、といった感じで覚えました。
江戸の三大改革。
享保の改革 寛政の改革 天保の改革 (歴史の順番通り)
『享寛天(キョウカンテン)』
実行したのは
徳川吉宗 松平定信 水野忠邦
『徳松水(トクマツミズ)』
成績優秀者からすれば(なんだそんな簡単なことか)と思われるかもしれませんが、何せ全教科の合計点が100点にも満たなかった私からすれば大事件だったのです。
まずは社会の点数が90点台になりました。
次に頑張ったのは英語です。
これは西尾市内の中学校に限らず、私の地元の中学校でもそうなのですが、中学英語は暗記で乗り切れます。
先生が『ここ出すよー。』と言った文章を全て丸暗記すればそれで終わりです。
英作文、並び替え、穴埋め問題、和訳、内容一致問題。
これしか出ませんし、愛知県の公立高校入試問題も似たようなものです。
例えばこれも今でも覚えているのですが、授業中に先生がこう言いました。
『駅までの行き方を教えてください、これは入試でも良くでるから次の期末テストで出すぞー。
もちろん覚えるだけです。
Could you tell me how to get to the station?
ひたすら暗唱し、何度も書くわけですがそれだけでは正直厳しかったです。
なので自分でちょっと工夫して、社会のごろ合わせのように
C y t m h t g t t s ?
こんな感じで頭文字だけを抜き出してノートに書き、反射で文章が作れるようになるまで練習しました。
『助動詞の過去形で丁寧な申し出』、そんなの知らなくても大丈夫です。
とにかく覚えれば終わりです。
こうして覚えたものは長期記憶となるようで、当時覚えたものは今でもすらすら出てきます。
『でも暗記で何とかなるのは社会と英語くらいでしょ?』
そんなことはありません。
数学ですら、高校入試レベルなら(特に愛知県は)暗記で8割以上取れるようになっています。
それについてもまたの機会に紹介させていただきます。
というわけで中学生諸君!
大抵のことは暗記で何とかなりますよ!
ならないのは現代文だけ。
他は全部暗記で合格点が取れます。
ただし楽とは言いませんけどね(笑)
自分の目標を達成するためには何かを犠牲にしなければなりません。
私の場合は、みんなが頑張っていた中学1年生2年生をサボって楽したので、最後の1年間は彼らの2倍3倍勉強しました。
そしてそんな私ですが、最終的には内申点が20から33くらいまで伸び(それでも第一志望には厳しいと言われていましたが)、何とか合格することができました。
私にできたことはみなさんなら絶対にできます。
このたった1年、全力で頑張りましょう!